スコッチウイスキーおすすめ9選、まだあなたの知らない銘柄があるかも。
量販店で売っているようなリーズナブルなウイスキーを飲み慣れると、いずれは何か他の銘柄も飲みたいと思う時期が訪れます。
ただ、量販店に置いてない銘柄はやはり高価ですよね。
よって給料日や臨時収入が入った時、それなりの価格のウイスキーを購入することになります。
普段はリーズナブルなウイスキーで、特別な日や週末は高級な銘柄を飲む、というメリハリをつけていけば充実したお酒ライフを送れるはずです。
現在では、ネット通販の普及により、店舗においてない銘柄でも容易に購入できるようになりました。
今回は5000円前後で購入できる、ちょっと高価なウイスキーをあなたに紹介していきましょう。
ザ・グレンリベット12年
シングルモルトの代表作として世界中で知られている銘柄です。
売上ランキングでも常に上位にランクインしています。
深みのあるコクと優雅な香りが特徴のスコッチウイスキーです。
麦芽に加える仕込み水には、「ジョージーの湧泉」と言われる井戸水を使用しています。
1824年、ジョージ・スミスがスペイサイド地方のリベット川の谷あいに蒸留所を開いたのが始まりです。
この蒸留所は、英国政府公認第一号の蒸留所としても知られています。
容量は700ml、アルコール度数は40%となっています。
実売価格は、3、100円前後です。
現在、アマゾンではグラス2個付き、ギフト箱入りのものが4、000円前後で販売されています。
お好みに合わせて購入するといいでしょう。
グレンフェディック12年
シングルモルトで世界一の販売量を誇るのが、グレンフェディック12年です。
なめらかな口当たりとさわやかなキレ、洋梨のようなフルーティな香りが特徴のスコッチウイスキーです。
仕込み水には、ロビー・デューという清純な泉の水を使用しています。
銘柄名のグレンフェディックとは「鹿の谷」を意味します。
これは、蒸留所がフェディック川の谷あいにある事に由来します。
ラベルにも鹿のデザインが刻印されています。
1887年、ウィリアム・グラントが創業して以来、グラント一族により伝統的な製法で生産が続けられています。
容量は700ml、アルコール度数は40%となっています。
実売価格は、3、000円前後です。
グレンファークラス12年
蒸留した後、シェリー樽で熟成させるので濃厚な味と香りが特徴のウイスキーです。
グラスからちょっと距離があっても、甘くフルーティな香りが漂ってきます。
仕込み水には、スペイサイド地方ペンネリス山の泉の水を使用しています。
創業は1836年で、現在でも家族経営を続けている蒸留所です。
銘柄名のグレンファークラスは、ゲール語で「緑生い茂る谷間」を意味します。
フルーティなシェリーの香りを愉しみながら、じっくりと時間をかけて飲みたいモルトウイスキーです。
容量は1000ml、アルコール度数は43%となっています。
実売価格は、3、700円前後です。
ダルモア12年
甘いオレンジの香りと甘くスパイシーな口当たりが特徴のシングルモルトウイスキーです。
深みある褐色の色合いもボトルのデザインとあいまって見栄えがします。
コクが深く、長く余韻を愉しめるスコッチウイスキーです。
仕込み水は、スコットランド・ハイランド地方にあるアルネス川の水を使用しています。
1839年、アレキサンダー・マンセンがクロマティー湾の入り江に蒸留所を建設したのが始まりです。
銘柄名のダルモアとは、ゲール語で「川辺の広大な草原」を意味します。
ボトルに刻印された牡鹿のエンブレムは、蒸留所の所有者であるマッケンジー家の紋章です。
ダルモア12年の容量は700ml、アルコール度数は40%となっています。
実売価格は、7、000円前後です。
グレンモーレンジ10年
ライトな味わいとシナモンのような香りが特徴のシングルモルトウイスキーです。
スイートな香りとマイルドな風味で非常に飲みやすいウイスキーに仕上がっています。
仕込み水には、硬度の高いミネラル水を使用しています。
1843年、ハイランド北部のテイン町で蒸留を開始しました。
銘柄名のグレンモーレンジは、ゲール語で「大いなる静寂の峡谷」を意味します。
高さ約5mの首の長い蒸留器を使用することで、マイルドな風味を生み出しています。
シングルモルトの癖の強さを敬遠している人にもすすめられる、非常に飲みやすいスコッチウイスキーです。
グレンモーレンジ10年の容量は700ml、アルコール度数は40%となっています。
実売価格は、2、700円前後です。
オーヘントッシャン12年
ソフトな口あたりで飲みやすいウイスキーです。
キャラメルのような甘さと柑橘系の香りが特徴的なシングルモルトです。
仕込み水には、ココノ湖の水を使用しています。
蒸留所は、スコットランドの主要都市グラスゴーから北西16キロほどのローランド地方にあります。
創業は1800年頃と言われていますが、正確な時期はわかっていません。
しかし、創業時から現在までローランド地方伝統の3回蒸留方式を守り続けています。
この製法によって、純度の高いウイスキーが完成します。
銘柄名の「オーヘントッシャン」は、ゲール語で「野原の片隅」を意味します。
オーヘントッシャン12年の容量は700ml、アルコール度数は40%となっています。
実売価格は、4、000円前後です。
シングルモルトのスモーキーフレーバーが苦手な人にも、おすすめのウイスキーです。
ラフロイグ10年
ラフロイグは、「アイラモルトの王者」と呼ばれるシングルモルトです。
アイラモルト特有の海藻の香りと潮の風味が特徴的なウイスキーです。
仕込み水には、サーネイグバーンという小川の水を利用しています。
熟成樽にもこだわっており、ファーストフィル(バーボンの熟成に利用した最初の空樽)を使用しています。
創業者のドナルド・ジョンストンは、1815年アイラ島で弟とともに蒸留を開始しました。
銘柄名の「ラフロイグ」とは、ゲール語で「広い湾の美しい窪地」という意味です。
チャールズ皇太子が、愛飲されているシングルモルトとしても有名で、王室御用達のウイスキーとしても知られています。
ウイスキー飲みを自称するなら一度は飲んでみたい銘柄ですよね。
ラフロイグ10年の容量は750ml、アルコール度数は43%となっています。
実売価格は、5、230円前後です。
アードベック10年
強い香りが特徴のアイラモルトの中でも、さらに香りが強い銘柄がアードベックです。
それゆえ、人を選ぶウイスキーです。
強烈なヨード香とピート香が特徴で、最も古典的なアイラモルトです。
仕込み水は、蒸留所の北方にあるウギディル湖とアイアナ湖から取水しています。
1815年、島の住民であったジョン・マクドゥーガルがアイラ島南部の海岸で蒸留を開始しました。
銘柄名のアードベック(小さな岬)も、海岸沿いに蒸留所があることに由来します。
アードベック10年の容量は700ml、アルコール度数は46%となっています。
実売価格は、4、700円前後です。
アイラモルトが好きな人におすすめしたい一本です。
ボウモア17年
マイルドなピート香とフルーティな口当たりが特徴のアイラモルトです。
ピート香はアイラモルトの中では、中位とされています。
仕込み水には、ラガン川の水を使用しています。
個性の強いアイラモルトの中にあって、バランスの取れた香りと風味を実現しています。
1779年、アイラ島の商人であったディビット・シンプソンが蒸留を開始しました。
アイラ島で最も古い蒸留所としても知られています。
銘柄名のボウモアとは、ゲール語で「大いなる岩礁」を意味します。
ボウモア17年の容量は700ml、アルコール度数は43%となっています。
実売価格は、8、600円前後です。
アイラモルトを飲んでみたいけれど個性が強すぎるのは苦手という人におすすめしたいウイスキーです。
まとめ
この記事で紹介したスコッチウイスキーをまとめておきましょう。
- ザ・グレンリベット12年
- グレンフェディック
- グレンファークラス12年
- ダルモア12年
- グレンモーレンジ10年
- オーヘントッシャン12年
- ラフロイグ10年
- アードベック10年
- ボウモア17年
今回は、5、000円前後で購入できるシングルモルトを中心に記事を書いてみました。
普段飲みには若干高価ですが、特別な日や週末に飲んで欲しいウイスキーです。
棚に置いて眺めているだけでも、高級感を得られます。
週末の自分へのご褒美としてウイスキーをキープしておけば、ウィークデーの仕事が忙しくても乗り切れるはずです。
ぜひこの記事で紹介したウイスキーを試してみて下さいね。