ウイスキーが好きになったのは二十歳時代のアルバイトの経験から生まれたものだったのです
私とウイスキーの関係は私の二十歳代の学生時代にアルバイトとしてスタンドバーでバーテン見習い兼ボーイとして働いた頃から生まれたものです。
それまでアルコールとは全くといっていいほど縁のなかった私が、このアルバイトを機にアルコールに段々と強くなっていきました。
これらの経験を踏まえてウイスキーと私の出会いや飲み方などについての記事を書かせて頂きたいと思います。
目次
ウイスキーとの出会いについて
ウイスキーを初めて口にしたのは何時だったのでしょうか、父が全く酒を飲まない家庭に育った私にとって日本酒はおろかウイスキーなどには全く縁がありませんでした。
そんな私が初めてウイスキーと出会ったのは、学校を卒業して就職した職場の上司に残業帰りにスタンドバーへ連れていかれた時からになります。
その職場の上司はとんでもなく酒が好きで、そばに近づいただけでアルコールの匂いを感じることがありました。
初めて行ったのがサントリーバーでしたが、初めて酒を味わう所へ行ったのでカウンターの席に座っても落ち着かず、しかも何をしたらいいかも分からず困ったものでした。
そこですすめられるがままに飲んだのがウイスキーだったのです。
ウイスキーを初めて飲んだ時の味について
そんな訳で初めて飲んだウイスキーの銘柄などについては全く分かりません。
上司も私が初めてウイスキーを飲むということで、ジュースなどで割った飲み物を注文してくれたのだと思います。
ただジュースの中に含まれたウイスキーの強烈なアルコール分や香りについては今でも思い出すことができます。
こんな私が専門学校へ行くために職場を退職して上京してからは、アルコール特にウイスキーとの関わりが出来て来るのですから不思議なものです。
専門学校で学びながらアルバイトでスタンドバーのバーテン見習いのような仕事をすることからウイスキーとのつながりが始まったのでした。
これからは私とウイスキーの関わりについてのお話をさせて頂きましょう。
ウイスキーとの関わり合いについて
上京してからは将来技術的な知識を身に付けるために専門学校へ入りました。
学費や生活費については家からの仕送りだけでは不十分でしたので、アルバイトをしながらの学生生活となりました。
そのアルバイト先に選んだのがスタンドバーだったのです。
住んでいる下宿から近いのと時間的にも便利が良かったことが一番の理由となります。
そこの仕事で私のアルコールとの関係が生まれてきたのです。
スタンドバーにはいろんなお客さんが来られます。
中には私にウイスキーをすすめてくれるお客さんもいます。
初めの頃は飲んだウイスキーで酔ってしまい下宿先には這うように帰ったこともありました。
その内段々とアルコールに強くなりました。
私自身が体質的にもアルコールに強かったのか分かりませんが、次第に少々のアルコールでは酔わなくなっていきました。
ウイスキーの種類について
ウイスキーの語源は、ゲール語(アイルランド等で話されるケルト系の言語)のウシュク・ベーハー(生命の水)に由来していることのようです。
基本的には穀類を発酵させ蒸留させたものを、木の樽で熟成させて作られており、ウイスキーの特徴としては深い味わいをもっていることです。
産地や原料によって多くの種類があります。
スコットランドでつくられるスコッチ・ウイスキー、アイルランドでつくられるアイリッシュ・ウイスキーとなります。
その他アメリカでつくられるアメリカン・ウイスキーはつくられる材料でライ・ウイスキー、コーン・ウイスキー、バーボン・ウイスキーなどと呼ばれています。
また、カナダ独自の方法でつくられるカナディアン・ウイスキーなどもあります。
日本のウイスキーはNHKテレビで放送された「まっさん」のドラマでも有名な竹鶴政孝で紹介があったようにスコッチ・ウイスキーの流れをくんでいます。
それぞれのウイスキーの味わいで好みのウイスキーを選ぶことができ楽しむことができます。
ウイスキーの飲み方について
私の一番好きなウイスキーの飲み方は、何といってもロックとなります。
ロックグラスに氷をいれてウイスキーを注いで飲んでいけば、ウイスキーのストレートの味から水割りの味まで楽しめるので最高です。
また、ハイボールにもこだわりの飲み方があります。
私の場合は適量のウイスキーにソーダ水を注いでそこにライムを絞るのです。
ライムの爽やかな香りとウイスキーがマッチしてとても飲みやすいハイボールとなります。
これは皆さんにも一度は飲んでみられるように、おすすめしたい一品だと思います。
まだ若いころにはウイスキーの本当の味を知るために、ストレートで飲むこともありました。
高齢となった現在は40度を越えるアルコール分ですので、さすがにストレートで飲むことは控えています。
いずれにしても飲み方は各自好き好きな楽しみ方をされたらいいと思います。
とにかく楽しく飲んで味わえればそれが最高です。
ウイスキーのカクテルについて
ウイスキーを飲んで楽しんでいく内に、ウイスキーを使ったカクテルも楽しむようになりました。
美しい色合いで深みのある味を求めて、私はカクテル作りにハマったことがありました。
カクテルを作るためにまずは道具を集めることから始めました。
シェーカー、ミキシンググラス、バースプーン、メジャーカップにアイスピックなど集めてカクテル作りです。
ウイスキーをベースにしたカクテルからジンやウオッカなどをベースにした幅広いカクテルを作って楽しんだものです。
特にカクテルの女王と呼ばれるマンハッタンは、口あたりがよく色合いがいいので女性向けではありますが、結構アルコール度数が強いので飲み過ぎには注意が必要なのです。
このカクテルに使うウイスキーはアメリカン・ウイスキーかカナディアン・ウイスキーを使うのがベストといわれています。
ウイスキーと肴について
お酒といえば美味しく飲むために肴がつきものです。
日本酒であれば枝豆に冷奴などが私の好物となっていますが、ウイスキーの肴としては何といってもサラミでしょう。
塩味のきいたサラミでウイスキーをちびりちびりと飲む時間は、何物にもかえがたい至福のひとときとなるのです。
また、寒い時期になるとおでんを肴に飲むこともまた、おつなものだと思います。
私がアメリカヘ滞在していた時、ホテルのバーで飲んでいるアメリカ人たちはウイスキーだけを飲んでいて、肴となるものは何もつまんでいなかったように記憶しています。
私たち日本人には日本酒を飲んで習慣付けられている肴と一緒にウイスキーの飲み方をすることが伝統としてあるのではないでしょうか。
確かにヨーロッパでは食前酒や肉料理には赤ワインなどを飲む習慣もあるようですが、日本人の肴とともにウイスキーを楽しむということは特異な文化かも知れません。
ウイスキーの楽しみ方について
私がウイスキーを飲んで楽しむのに若い時代には、スタンドバーなどの周りに人がいるにぎやかさを求めての飲み歩きが習慣になっていました。
ウイスキーのロックグラスを片手に周囲の人たちと楽しく語り合いながらの飲み方をしたものでした。
しかし現在では自宅で一人静かに味わって飲むことが一番と決め込んでいます。
現在の私のお好みのウイスキーはアメリカン・ウイスキーのジャックダニエルのブラックNo.7(700ml)と日本のニッカウイスキーのブラックニッカのディープブレンド(700ml)ということになります。
ジャックダニエルはアメリカへ滞在していた最初に覚えたバーボンの味が忘れられない一品なのです。
また、ニッカウイスキーのブラックニッカのディープブレンドはアルコール分が45%ありますが、まろやかで飲み口がやさしいウイスキーとなっております。
まだ飲まれてない方は一度味わってみられることをおすすめしたいと思います。
まとめ
このようにウイスキーとの出会いや楽しみ方など自分の経験したことを記事にしてみましたが、何はともあれウイスキーは楽しんで飲むことが一番です。
これからも美味しい肴を友として、アメリカン・ウイスキーの芳醇な味とジャパニーズ・ウイスキーのまろやかでやさしい味を一人静かに楽しむ生活を過ごしていければ幸いだと思っています。