ウイスキーの飲み方で日本人に人気の高いハイボール。その秘密とは?
ハイボールはサントリーが広めた飲み方だと言われています。
アルコール度数が低いこの飲み方は日本人に広く受け入れられました。
ハイボールの作り方は単純ですが、だからこそ、ジョッキや氷、炭酸水、ウイスキーなどにこだわって作るとより美味しくなります。
また、アレンジのバリエーションも広いので、自分好みの楽しみ方を探しましょう。
目次
ハイボールは日本人に合った飲み方
氷や水、炭酸水などでウイスキーを薄く割るハイボールという飲み方はサントリーが日本にウイスキーを広めるために提唱した飲み方と言われています。
本場のスコットランドではストレートで飲むかウイスキーと同量の水で割る程度ですが、ハイボールという飲み方は日本人にはとても合っています。
日本人はアルコールに強くない人が多いです。
ウイスキーはアルコール度数が40を超えるのでストレートでは飲みづずらいという人は多いです。
また、日本の梅雨や夏場は夜でもムシムシと暑いのでアルコール度数が高いお酒をゆっくりと楽しむよりは飲みやすいお酒をゴクゴクと飲むほうが好まれます。
基本のハイボールの作り方
基本のハイボールの作り方について紹介します。
ハイボールの材料
ジョッキ、氷、ウイスキー、ソーダ、マドラーです。
ハイボールの作り方
ジョッキにたくさんの氷を入れてジョッキをよく冷やします。
ウイスキーを氷の上から適量注ぎます。
マドラーを使ってウイスキーを混ぜます。
さらにその上からソーダを注ぎます。
好みにもよりますが、おすすめはウイスキー1につき、ソーダは3から4の割合です。
マドラーで縦に一回混ぜて完成です。
ポイントはよく冷やすことと炭酸を逃さないこと
ハイボールの魅力は爽快感です。
なので、よく冷やして飲みましょう。
氷無しでもかまいませんが、ジョッキや炭酸水やウイスキーをあらかじめよく冷やしておきましょう。
ウイスキーは冷やすことにより、トロッとした舌触りを楽しむことができます。
また、炭酸水の炭酸ガスが抜けてしまっては台無しなので、炭酸水を注ぐときにはそうっと丁寧に注ぎ、マドラーでかき混ぜすぎないようにしましょう。
炭酸水以外でアレンジ
ハイボールは炭酸水以外にも炭酸の入った飲み物ならばなんでも構いません。
ジンジャーエールを使うと辛みのあるスパイシーな刺激を楽しむことができます。
トニックウォーターを使うと抑えた甘味のなかにかんきつ類の爽やかな風味を楽しむことができます。
三ツ矢サイダーを使うと素朴な甘味を感じることができます。
かんきつ類で爽やかな香りをプラスしましょう
ハイボールにかんきつ類をプラスすることでより爽やかにハイボールを楽しむことができます。
おすすめのかんきつ類
爽やかで爽快なハイボールが飲みたい場合は酸味や苦味が際立っている、レモンやスダチ、ライム、グレープフルーツ、カボス、柚子などがおすすめです。
少し甘めのハイボールを楽しみたいのならばみかんやオレンジもおすすめです。
とくに香り強くコクがある三ケ日みかんはご当地ハイボールとして人気が高いです。
ウイスキーよりも先に入れるのがコツ
かんきつ類入りのハイボールを作る時に気を付けるのはウイスキーよりも先にジョッキに入れるということです。
ウイスキーよりもさきにジョッキに入れてしまうとせっかくのウイスキーの香りを殺してしまいます。
入れるのは果汁だけとは限りません
かんきつ類入りのハイボールと作る時にフレッシュな果汁を直接ジョッキの中に絞り入れるのがおすすめです。
果汁だけでなく、粒の食感も楽しむことができます。
しかし、果実がない場合や手間をかけたくない場合はジュースでも構いません。
また、果汁だけでなく、レモンなどの場合は皮をすりおろして入れることでより強い香りや苦味を楽しむことができます。
ジョッキにかんきつ類を飾ってオシャレな演出を
ハイボールにかんきつ類を使う場合、味だけでなく、見た目も楽しく演出するのがおすすめです。
かんきつ類をくし切りにしてジョッキに挿すととても華やかです。
またはグラスの中に沈めてしまっても涼し気です。
あるいはくし切りではなく、輪切りにして、ジョッキの外側に張り付けるようにして設置するのも美しいです。
さらにかんきつ類の皮を薄く紐状に切って組み紐のように飾り結びをしてジョッキのフチに飾るのもおすすめです。
かんきつ類以外のアレンジもおすすめです
ハイボールのアレンジはかんきつ類だけではありません。
梅
かんきつ類のかわりに梅の酸味を楽しむのも新鮮です。
カルピス
ウイスキーが苦手だという人におすすめです。
カルピスの甘さと酸味を爽やかに楽しむことができます。
あまりアルコールを感じにくいので女性でも飲みやすい一方で、飲み過ぎには注意をしましょう。
トマトジュース
赤い色が美しいです。
トマトの甘くないまろやかな酸味は爽やかで飲みやすいです。
緑茶
鮮やかな緑色が美しいです。
ほのかに香る緑茶がウイスキーの風味を引き立てます。
りんご酢
リンゴの香りと爽やかな酸味と甘味がすっきりとした飲み口のハイボールになります。
ハイボールに合うウイスキーについて
ウイスキーにはさまざまな種類があります。
中にはウイスキーそのもの味を楽しんだものが良いものもありますが、ハイボール向けのものも数多くあります。
各ウイスキーメーカーのホームページを見ると推奨する飲み方が紹介されているので、どれがハイボール向けなのか分かりやすいです。
サントリー角瓶
サントリーの角瓶は日本人に合うウイスキーをコンセプトに作られているので、飲みやすいです。
香りが主張し過ぎないので食事にも合わせやすいです。
700mLで1700円程度です。
フォアローゼズイエロー
バラの仄かな香りが特徴です。
キンキンに冷やしたハイボールは普通の炭酸水で割っても上品な甘い香りを楽しめます。
700mLで1100円程度です。
富士山麓
富士山麓は富士山の伏流水で作られたウイスキーです。
多くのウイスキーは、アルコール度数は40程度ですが、この富士山麓は香りと味わいを豊なものにするためにアルコール度数は50と高めです。
ハイボールにすると野性的な味わいを楽しめます。
700mLで1500円程度です。
バランタインファイネスト
バランタインファイネストはスモーキーな木の香りを楽しむことのできるウイスキーです。
40種類ものモルト原種をブレンドされているので、木の香りだけでなく、バニラや蜂蜜のような香りも感じられます。
とても豊かで滑らかな風味を楽しむことができます。
700mLで1100円程度です。
白州
白洲は南アルプスの天然水を使って作られたウイスキーです。
これは世界でも珍しい森の蒸留所で作られたウイスキーです。
爽やかな味と香りですが、仄かなスモーキーさも感じられます。
この味と香りのバランスがとても良いです。
ウイスキーを飲みなれている人はもちろん、ウイスキーデビューにももってこいの一品です。
700mLで4000円からです。
まとめ
ウイスキーの楽しみ方として、ハイボールはとても人気です。
キンキンに冷やしてゴクゴクと飲めるからです。
氷と炭酸水とウイスキーだけで作ることができますが、混ぜる順番や混ぜ方で風味は変わってきます。
また、かんきつ類との相性も良いので、いろんなアレンジを試してみるのがおすすめです。
炭酸水もジンジャーエールやトニックウォーター、三ツ矢サイダーなどにすることでまた味わいが変わってきます。