バーボンでカクテルは作れる?定番から女性向けまでおすすめカクテル6選
バーボンはアメリカ合衆国で生産させるウイスキーの一種。
原料の半分以上がとうもろこしで作られているため、他のウイスキーとは一風違った独特の風味が楽しめるお酒です。
そんなバーボンウイスキーはそのままで飲むのも魅力ですが、カクテルのベースにしてもその風味を生かし魅力的なお酒を作り上げてくれるのです。
今回はバーボンをベースにしたカクテルの中から、定番のレシピと、お酒に弱い女性におすすめのレシピを6種類紹介します。
バーボンで作れるカクテルがある
アメリカンウイスキーとして広く愛されているバーボンですが、度数が高く風味が独特なため、お酒に慣れていないとそのまま飲むのは難しい場合もあります。
ストレートやロックはまだ無理だけど、バーボンは楽しみたいという場合に活躍するお酒が、バーボンをベースにしたカクテルです。
バーボンのカクテルを作るメリットとは
バーボンを生粋から愛しているという人からすれば、バーボンでカクテルを作る意味って?
と思うかもしれません。
しかし、バーボンをベースにカクテルを作るというのは、他の味を加えることで生まれるバーボンの新しい魅力を知るきっかけにもなります。
また、敷居が高く感じられるバーボンウイスキーですが、カクテルで飲む人が増えれば、バーボンに興味を持つ人が増えるチャンスになるでしょう。
カクテルというのは、お酒の新たな一面を知り、人と共有できる喜びを体験できるとても魅力的なお酒の飲み方なのです。
覚えておきたいカクテル用語
カクテルの世界には、沢山の専門用語が存在します。
プロのバーテンダーは多くの用語を使いこなしてカクテルを作っていくのですが、素人がいきなり専門的な言葉を全て覚えるのは難しいですよね。
今回は、紹介するバーボンカクテルのレシピに使われている用語を簡単に説明します。
カクテルを作る基本用語ともいえるので、意味を頭に入れておけばお酒トークもより楽しくなるかも。
ステア
カクテルの材料を混ぜ合わせるといった意味の用語です。
この言葉を使う場合は、グラスやミキシンググラスに材料を入れて、マドラーやバー・スプーンなどで混ぜる方法を指しています。
シェイク
同じ混ぜるでもシェイクの場合はシェイカーに材料を入れて、振り混ぜるという意味になります。
素早く振って、全体を均等に混ぜ合わせることがポイント。
バー・スプーン
ステアする際に材料を混ぜ合わせる槍のような細長いスプーン。
スプーン型になっている方でカクテルを混ぜ、反対側のフォークのようになっている部分はオリーブ、チェリーなど飾り付けを取りだす時に使用します。
シェイカー
バーテンがカクテルを作る時に振っている銀色の容器をシェイカーと呼びます。
これは中に入れた材料を冷やしながら良く混ぜ合わせる時に使用する道具です。
素早く混ぜ合わせられる際、一緒に空気も含まれるのでカクテルがまろやかな味わいになると言われています。
ミキシンググラス
シェイカーを使わずに材料を混ぜ合わせる時にはミキシンググラスを使用します。
グラスの一部がくちばしのように尖っているので、混ざったカクテルをグラスに注ぎやすいことが特徴。
定番のバーボンベース・カクテル
まずは、定番ともいえるバーボンを使用したカクテルのレシピや由来を3つ紹介します。
それぞれが長い歴史を持ち、多くの人々に愛されてきたカクテルなので、バーボンの新しい魅力を知るのにぴったりでしょう。
オールドファッションド
オールドファッションドはバーボンベースの中でも特に有名なカクテルです。
その知名度は、このカクテルを楽しむためにオールドファッションドグラスと呼ばれるグラスが作られたほど。
作り方はとてもシンプルで、グラスに角砂糖を一つ入れてからバーボン45mlと氷を入れて軽くステアするだけ。
完成したカクテルには、オレンジとマラスキーノ・チェリーが添えられ、フルーツの爽やかな風味がバーボンの美味しさを引き立てます。
この添えられるフルーツは季節やバーテンの好みによって変わることもあり、特に柑橘系フルーツの相性が抜群。
自分で作る時も、色々なフルーツを試してみてはいかがでしょうか。
マンハッタン
マンハッタンは19世紀頃から世界中で愛され続けるカクテルで、「カクテルの女王」と呼ばれるほど有名な一品です。
マンハッタンに沈む夕陽の赤を模したカクテルの色味と、ほろ苦く甘い味が女王の風格を漂わせます。
マンハッタンのレシピは、バーボンウイスキー45mlとスイートベルモット20ml、アンゴスチュラ・ビターズを1ダッシュ(約1ml)程度の3種類。
それらをミキシンググラスでステアし、グラスに注ぎます。
最後に、カクテルピンに刺したマラスキーノ・チェリーを添えれば完成です。
美しい外見とは裏腹に、アルコール度数が31度程度と高めになっているのでお酒に弱い方は見た目に惑われないように気をつけましょう。
カウボーイ
カルーアミルクというカクテルは、居酒屋でも見かける定番のドリンクですが、それをバーボンベースで作ったカクテルがカウボーイです。
ミルクがバーボンの風味やアルコール度数の高さをやわらげ、優しく飲みやすい味わいに変化させています。
作り方はグラスに氷を入れて、バーボン30mlとミルク100mlを加え軽くステアするだけ。
はちみつやナツメグを加えることでさらに飲みやすくなるので、身体を温めよく眠れる寝酒の1杯にもおすすめです。
女性に嬉しい甘めなバーボンベース・カクテル
続いて、バーボンベース・カクテルの中でも比較的お酒の風味を感じにくく、飲みやすいカクテルレシピを見ていきましょう。
お酒はあまり強く無いけれど、バーで素敵なカクテルを注文してみたいという女性におすすめなので、ぜひ覚えて注文したり、自分で作ってみたりしてくださいね。
ワードエイト
「ワードエイト」はボストン市の行政区画が8個に分かれたことを記念して作られたカクテルです。
材料はバーボンとオレンジジュース、レモンジュースの3種類。
それらを3:1:1の割合でシェイカーに注ぎ、適度にシェイクしたところにグレナデンシロップを数滴落とせば完成。
レモンジュースとオレンジジュースの爽やかな柑橘系の風味がすっきりとした飲みやすいカクテルを作り上げています。
市販の100%ジュースでも作れますが、ちょっとリッチな味わいにしたい時はフレッシュなしぼりたてを用意してみましょう。
ケンタッキー
バーボンが生まれた発祥地の名を冠したカクテル「ケンタッキー」はバーボンとパイナップルジュースのみを使用したシンプル作りやすい一品。
基本は3:2程度の割合でバーボンとパイナップルジュースをシェイクするだけですが、ジュースを多めにすればアルコールに弱い方でも飲みやすい軽めなカクテルに作り替えることもできます。
甘みや度数を調節して、自分のお気に入りの味を探してみましょう。
カリフォルニア・レモネード
「カリフォルニア・レモネード」は爽やかな赤色が見た目にも嬉しい、アルコール度数低めのバーボンベース・カクテルです。
この赤を演出するのは、材料に加えられたグレナデンシロップ。
バーボンのブラウンとシロップの赤色が混ざり合うと、カリフォルニアビーチの夕焼けをほうふつとさせる鮮やかな夕陽色が完成します。
材料はバーボン45mlに対し、ライムジュース10ml、レモンジュース20ml、シュガーシロップ10mlがメイン。
そこに、グレナデンシロップ小さじ1杯程度と、ソーダ、スライスレモンを加えます。
ソーダ以外の材料をシェイクしてからグラスに注ぎ、適量のソーダで割ってからスライスレモンを加えましょう。
良く冷えた炭酸とさっぱりとしたレモネード風味の甘みが、女性にも飲みやすく仕上がります。
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多くの人に親しまれているバーボンです。
香りと甘さのバランスが良く豊かな味わいです。
くせが少なく、カクテル用によく利用されます。
特に、ソーダ割やシロップ・アンゴスチュラなどで割るのが人気です。
アルコール度数が50.5度あるので、アルコールが薄くなるのを気にせず割ることができます。
もちろんストレートやロックでも楽しめます。
まとめ
バーボンはそのままでは度数が高く、お酒初心者には飲みにくい種類のアルコールかもしれません。
しかし、カクテルに作り替えることで幅広い層に飲みやすくアレンジできるお酒です。
バーボンの魅力を知るために、まずは飲みやすく挑戦しやすいカクテルから、バーボンデビューしてみてはいかがでしょうか。
美味しいバーボンカクテルと一緒に、特別な時間を過ごしてください。