絶品ハイボールの秘密って?ハイボールに合うおすすめウイスキーもご紹介!

ウイスキー

サントリー シングルモルト ウイスキー 白州 700ml

近年、その魅力に再びスポットライトが当たった「ハイボール」という飲み物をご存知でしょうか。

「ハイボール」とは、簡単にいえばウイスキーと炭酸水を混ぜたカクテルのことを指します。

しかし、このハイボールを美味しく作るには、実は意外な作り方の秘密が存在していたのです。

今回は銀座の人気バーが公開する絶品ハイボールのレシピや、ハイボールに合うおすすめのウイスキー銘柄についてハイボールに馴染みが薄い方でも分かりやすくまとめてみました。

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ウイスキーと鉄道の信号機から始まった

ハイボールの起源には諸説ありますが、一番有力な説とされているのがアメリカ南部の鉄道で起こった出来事です。

その頃、アメリカの鉄道ではボールがつるされた手動の信号機が使われていました。

この信号機は、出発の際にはボールが高く掲げられる「ハイ・ボール」、停止の際にはボールを下げる「ロー・ボール」という使われ方をしていました。

駅員は望遠鏡で隣の駅の信号を見ながらバーボンを飲んでいたのですが、ボールが高く掲げられると「ハイ・ボール」つまり出発を意味するので、自分の仕事に戻る為に慌ててバーボンにソーダ水を入れて飲みほしていた、というところからこの名がつけられたといいます。

他にも、イギリスのゴルフ場で順番待ちをしていた客が、自分の番が来て慌てて飲んでいたウイスキーにチェイサーのソーダ水を入れて飲んでみたらとても美味しく、そこにたまたまハイボールが飛んできたからといった説もあるそうです。

世界各国で起源が謳われるほど、ハイボールは世界中の人々に愛されてきたカクテルのようですね。

日本に戦後訪れた「ウイスキーブーム」がハイボールの始まり

日本では、戦後から高度成長期にかけて「ウイスキーブーム」が巻き起こりました。

海外から持ち込まれたウイスキーは、おしゃれで洗練されたお酒としてサラリーマンを中心に人気が高まり、そのウイスキーを飲みやすくカクテルにしたハイボールも、働く男性たちの間で親しまれるようになっていきました。

しかし、1983年頃ピークを迎えたウイスキーブームは焼酎やワインと言ったその他のお酒に押され低迷期を迎えます。

若者たちはウイスキーに対して、度数が高くて飲みにくい、おじさん臭いといったマイナスなイメージを持つようになり、その後約25年もの間ウイスキーの販売量は低下し続けていたのです。

そんなウイスキーですが、サントリーウイスキーの若手社員が中心となって立て直しに乗り出したことで、今では再び年代を超えて愛されるお酒となっています。

ウイスキー復活をかけたチームの調査によると、今の若者たちはアルコール度数が高いお酒よりも、ビールのようにさらっと飲める軽いお酒を好む傾向にあることが分かりました。

そこで、サントリーウイスキーの社内チームは、ウイスキーに炭酸を加えた「ハイボール」を追求し、飲みやすい配合やレモンの量などを研究することで、若い世代でも飲みやすく美味しいお酒となる「ハイボール」を復活させるにいたったのです。

その甲斐あってか、今ではハイボールといえば、居酒屋のメニューでもよく見かける定番のドリンクとして親しまれるようになりました。



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ハイボールに合うウイスキーの銘柄5種

ハイボールと一口にいっても、使用するウイスキーによってその風味や口当たり、味わいなどは大きく異なり、好みも千差万別となります。

選ぶウイスキーによってはコクが強く、アルコール感も高くなるため中には「飲みにくい」と感じるものもあるかもしれません。

そこで今回は、比較的ウイスキーになじみの薄いビジター勢でも、軽く飲みやすいハイボールが作れる、5種類のウイスキーを紹介したいと思います。

シングルモルト ウイスキー 白州

サントリー シングルモルト ウイスキー 白州 700ml

最初の1本は日本で生まれた国産ウイスキー「シングルモルトウイスキー白州」です。

白秋は味わいが軽めで、そのままでもすっきりと飲めるウイスキー。

他のウイスキーよりも若干甘めな味わいと、さわやかな風味が炭酸水と良くマッチし、飲みやすいハイボールを作り上げてくれます。

お酒に強い方は若干濃いめに作ると、より一層風味を楽しめるでしょう。

癖が強すぎないので、食事のお供にもおすすめできる一杯です。

サントリーウイスキー 角瓶

サントリー ウイスキー 角瓶 700ml

ハイボール復活のきっかけともいえる「サントリーウイスキー角瓶」は、1本1,000円程度で購入できるコスパの良さも相まって、ハイボールにぴったりなウイスキーとして注目を集め続けています。

角瓶の魅力はなんといっても、その程良い主張感。

あまりにもウイスキーとしての主張が無さ過ぎると、ウイスキーを飲んでいる意味が無くなってしまいますが、主張が強すぎてもウイスキー初心者にとってはあまり嬉しくありませんよね。

角瓶は、炭酸水と割った時、程よく薫る香味やウイスキー独特の癖が非常に飲みやすく、初めてハイボールを飲むというひともほとんど違和感無く、その味を楽しめると言われています。

特に、飲み会などで脂っこいメニューを食べる時などはさっぱりとした飲み味が口を洗い流してくれるので、ぜひ試してみてください。

カナディアンウイスキー カナディアンクラブ

カナディアンウイスキー カナディアンクラブ 700ml

とにかく飲みやすいハイボールが飲みたい!

という方におすすめなウイスキーが、カナディアンクラブです。

華やかな風味とクセのない口当たりは、ハイボールにすることでさらに飲みやすく、思わず飲み過ぎてしまうほど。

ウイスキー上級者は物足りないという感想も持つこともありますが、まだウイスキー初心者の方には、「ウイスキーって案外飲みやすくておいしい」と感じてもらえるであろう1杯です。

バーボンウイスキー メーカーズマーク

バーボンウイスキー メーカーズマーク 700ml

赤い蝋のふたが目印のボトルが愛らしい「メーカーズマーク」は女性のハイボールデビューにうってつけのウイスキーです。

オレンジやバニラといった甘い香りが印象的なこのウイスキーは、特に甘めのカクテルが好きという方にとってはとても飲みやすいハイボールを作れるでしょう。

スライスしたオレンジや柑橘系のエッセンスを加えてもまた一風違ったハイボールを楽しむことができます。

ちなみに、メーカーズマークの赤い蝋は一つずつ封をされているため、この世に全く同じ形は存在しないといわれています。

そんな特別感も嬉しい1杯になりそうですね。

銀座の名店から学ぶ絶品ハイボール・レシピ

ハイボールはウイスキーの銘柄はもちろんですが、作り方によっても味が変わるカクテルです。

ただ氷を入れてウイスキーと水を混ぜ合わせるだけでは、本来のおいしさが味わえないことも。

せっかくウイスキーを用意して美味しいハイボールを味わおう!

と思ったなら、プロが教える絶品ハイボールのレシピを参考に、自宅でも一流バーの味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ハイボールの有名店と言えば銀座の「ロックフィッシュ」

銀座のバー「ロックフィッシュ」はハイボールといえばここ!

と多くのハイボールファンが語る有名店です。

店主いわく、店に訪れたお客さんからは95%はハイボールを注文される、と言うほどのハイボールはその評判の通り、程よく冷やされウイスキーの風味が香り高いまさに絶品の一杯。

この銀座の名店、実際に訪れたハイボールを頼むのももちろんおすすめですが、レシピが公開されているので自宅でバーの味を再現できてしまうのです。

家飲みをちょっとぜいたくな気分で満喫したい時には、「ロックフィッシュ流ハイボール」を作って、普段と違う雰囲気に浸ってみましょう。

グラスとウイスキーはあらかじめ冷やしておく

ハイボールと言えば、たっぷり入った氷というイメージですが「ロックフィッシュ」流のハイボールは氷を一切使いません。

そのかわりに、用意したウイスキーとグラスを冷蔵庫でしっかりと冷やしておきましょう。

こうすることでハイボールが冷えすぎたり、氷によって炭酸の抜けが早まったりといった旨さを損なう原因を減らせるのです。

グラスに3分の1程度ウイスキーを注ぐ

グラスとウイスキーが冷えたら、グラスの3分の1程度を目安にウイスキーを注ぎましょう。

ちなみに「ロックフィッシュ」ではサントリーウイスキー白角をおすすめしているそうですが、ウイスキーの銘柄によっては量も微妙に変わってきます。

自分にぴったりの分量を見つけるのもお家で飲むハイボールの魅力。

ハイボール作りに慣れてきたら、自分に合う分量を探してみましょう。

炭酸水を注ぎレモンピールを絞る

ウイスキーを注いだら、炭酸水をコップになみなみと注いでいきます。

この時、けしてマドラーなどで混ぜ合わせないようにしてください。

むやみにかき混ぜてしまうと、炭酸が抜けやすくなりハイボール本来のしゅわしゅわとした美味しさが損なわれてしまいます。

最後にレモンピールを絞れば銀座の名店「ロックフィッシュ」流ハイボールの完成です。

変わり種なアレンジ・ハイボール

ウイスキーと炭酸水だけでも十分に美味しいハイボールは味わえますが、その他にもハイボールには飲みやすいアレンジレシピが多数存在します。

アレンジ・ハイボールの中でも、特におすすめのレシピを3つ紹介するので、気分を変えたい時などにぜひチャレンジしてみてください。

さっぱりとした飲み味が爽快な「ジンジャー・ハイボール」

ジンジャー・ハイボールは、ウイスキーをジンジャーエールで割った、清涼感たっぷりのハイボールです。

作り方は、本来炭酸水で割るところをジンジャーエールで割るだけなのでとっても簡単。

より強いすっきり感を求めている場合は辛口のジンジャーエールを、優しい飲み口が好みな場合は甘口のジンジャーエールを利用してください。

さらに、最後にすりおろしたショウガを入れることでより強いジンジャー感が味わえます。

女性も飲みやすい適度な甘さ「オレンジ・ハイボール」

ウイスキーはあまり飲んだことが無いという女性の方におすすめなアレンジがオレンジ・ハイボールです。

通常のハイボールにオレンジジュースを加えることで、適度な甘みと柑橘系のさわやかな風味を感じられるカクテルとなります。

まず、グラスに注いだウイスキーに対し、100%のオレンジジュースを1:1の割合で注ぎましょう。

2つを軽く混ぜ合わせたら、冷やした炭酸水を注いでいきます。

氷を入れている場合はなるべくソーダが氷にかからないように注意してください。

最後にマドラーで炭酸が抜けないように軽く全体を混ぜ合わせたら完成です。

若者の青春的な味「コーク・ハイボール(ウイスキーコーク)」

最後に、コーラを使ったハイボールのレシピをご紹介します。

炭酸水の代わりにコーラを使用したこのハイボールは、一昔前の若者たちが「大人な雰囲気のウイスキーを何とかして飲みたい」と考え付いたカクテルなのだとか。

作り方はいたって簡単で、お好みで氷を入れたグラスか冷やしたグラスにウイスキーを注ぎ、コーラを加えて軽く混ぜるだけで完成します。

甘みが強く口当たりがいい割に度数が高めなので、お酒が弱い方や女性は酔いやすくなっています。

注意して楽しんでくださいね。

まとめ

年代を問わず、男性でも女性でも楽しめるハイボールはこれからの時代も居酒屋の主役ドリンクの一つとして人々に愛されていくことでしょう。

そんなハイボールはあっさりと飲める一方で奥が深く、ウイスキーを変えればそれだけで全く違った味わいを楽しめる存在でもあります。

初心者向けのウイスキーを使ったハイボールで、ウイスキーの風味に慣れて楽しめるようになったら、他のウイスキーやハイボールにもチャレンジしてお酒の幅を広げてみましょう。

きっと、自分好みの味わいやブレンド、レシピを見つけられるはずです。

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