高価・高級な銘柄だけがおいしいブランデーとは限らない！ リーズナブルでおいしいブランデーについて

2021年10月4日ブランデー

お値段が高くて高級な銘柄のブランデーがおいしいのは当たり前ですが、中には「へぇ！こんな価格でこんなにおいしいブランデーもあるんだ」と思うような銘柄のものも探せば見つかるものです。

高級なブランデーをチビチビと楽しむのも良いけれども、一方では価格を気にせずに思いっきり飲みたい！

楽しみたい！

そう思っている人も多いはず。

そんな人たちのために、今回はリーズナブルな価格でありながら、こころゆくまでおいしい味が楽しめるブランデーについて紹介したいと思います。



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リーズナブル！レミーマルタンＶ.Ｓ.Ｏ.Ｐ.

最初に紹介するのが、５，０００円以下で楽しめるお手頃価格のブランデー、「レミーマルタンＶ.Ｓ.Ｏ.Ｐ.」です。

このブランデーは５大コニャックの一つですが、その中でも特に知名度が高く、日本でも人気のある銘柄の一つです。

高級ブランデーの銘柄のイメージがありますが、ここで紹介するブランデーはその中でもリーズナブルなものです。

４年～１２年間熟成させたコニャックをブレンドしてあり、まろやかな味わいとバニラやヘーゼルナッツ、オークの絶妙な香りが楽しめます。

お値段以上の芳醇で上品な味わいが楽しめるブランデーの逸品です。



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クルボアジェ Ｖ.Ｓ.Ｏ.Ｐ.は３，０００円以下！

クルボアジェは１８０５年に創業された、皇帝ナポレオンともなじみの深いフランスのコニャックメーカーで、ヘネシー、レミー、カミュ、マーテルと並ぶ屈指の高級コニャック製造元です。

そこで造られている３，０００円以下のお手頃価格のブランデーが、「クルボアジェ Ｖ.Ｓ.Ｏ.Ｐ.」です。

クルボアジェ Ｖ.Ｓ.Ｏ.Ｐ.はブランデーを知り尽くした人だけでなく、初心者でも親しみやすい香りと、さわやかな甘みを楽しめるのが特徴です。

誰にでも親しまれる味で、女性にも人気のブランデーです。

えっ！ヘネシー Ｖ．Ｓ．が３，０００円以下！

ヘネシーといえばブランデーやお酒に興味がない人でも、一度は耳にしたことがあるくらいに知名度がきわめて高いメーカーです。

高級クラブやホストクラブで、ヘネシーを注文する光景をドラマなどで目にした人も少なくないでしょう。

ドラマなどに登場するヘネシーは１本ウン万円、ウン十万円もする高嶺の花ですが、こちらで紹介する「ヘネシー Ｖ．Ｓ．」はナント、３，０００円以下で手に入れることができる、とってもリーズナブルなブランデーです。

今までブランデーを飲んだことがない人には、特におすすめの銘柄です。

バニラに似たような深い味わいとフルーティーでスパイシーな香りは初めての人にも親しみやすく、ブランデーの魅力を知る最初の入り口となるでしょう。

お得で高級感あり！カミュ Ｖ.Ｓ.Ｏ.Ｐ. エレガンス

カミュは５大コニャックメーカーの一つで、１５０年以上の歴史を持つ信頼性の高い老舗です。

そんな老舗の造るブランデーの中でもコストパフォーマンスが格段に良いのが、「カミュ Ｖ.Ｓ.Ｏ.Ｐ. エレガンス」です。

このブランデーは厳選された原酒をオーク樽で熟成させた逸品で、タンニンと樽香を抑えたまろやかな味わいとフルーティーな香りを堪能することができます。

ボトルも高級感があるとってもおしゃれなデザインで、このクオリティーの高いブランデーが、３０００円から４０００円くらいで手に入れることができるというのがすばらしい！

２，０００円台のブランデー！サントリー ブランデー V.O.

サントリーの国産ブランデーは品質が良いブランデーとして知られていますが、その中でも非常にリーズナブルな価格で手に入れられるのが、「サントリー ブランデー V.O.」です。

このブランデーはフルーティーな原酒と軽い口当たりの原酒をブレンドしたもので、フルーティーで雑味のないクリアな味わいが楽しめます。

このまま味わうのも良いですが、汎用性が高いのでフルーツブランデーやブランデー梅酒にすると、いつものお酒がよりグレードアップします。

そのままでもアレンジしても、料理に使ってもおいしく味わえるリーズナブルなブランデーです。

とうとう２，０００円を切るブランデーが登場！

フランスにはコニャックやアルマニャックのような高級ブランデーだけでなく、フレンチブランデーというリーズナブルなブランデーも存在します。

フレンチブランデーの特徴は、高級ブランデーのように長期間熟成されるのではなく、ブドウを発酵させて造ったワインを蒸留したもので、パテントスチルという連続蒸留機を使用することにより短期間熟成させて造られたグレープ・ブランデーというものです。

高級ブランデーのような地域表記や称号もなく、貯蔵年数の規定などもありませんのでどのくらいのクオリティーと信頼があるのかは定かではありませんが、中には品質が良くおいしいフレンチブランデーもあります。

価格も２，０００円を切るような安価なものが多いのですが、その中でも人気のある銘柄を見つけ出すことができます。

シェンドールＸＯ

シェンドールＸＯはフランス南西部にある、パペロリー社というメーカーで造られています。

１８３７年創業の歴史のあるブランデーメーカーで、当初はアルマニャックも製造していましたが、現在は主にリーズナブルなフレンチブランデーを製造しています。

原材料のブドウはブランデー用に最適なブドウ品種のみを使用し、リーズナブルながらも品質の高いフレンチブランデーに仕上げてあります。

オーク樽で熟成されたこのブランデーは、バニラとキャンディーのような甘い香りとやわらかい味わいが特徴で、きれいなマホガニー色をしたとても飲みやすいブランデーです。

価格も１，６００円ほどととてもリーズナブル。

家飲み用に１本置いておくのにちょうどよい、おすすめのフレンチブランデーです。

ルイ・バロン・ナポレオン

ナポレオンと名付けられた名誉あるブランデーの中には、高級銘柄だけでなくフレンチブランデーの中にも存在します。

このフレンチブランデーを製造しているルイ・バロン社は、１９世紀からフレンチブランデーを製造してきたネゴシアンで、１００年以上の歴史をもつフランス第一級の酒造家として有名です。

ちなみにネゴシアンとは、他社が製造したブドウやワインを購入したものを醸造・販売している酒造家のことを言います。

ナポレオンクラスの古酒をブレンドした「ルイ・バロン・ナポレオン」は、香り豊かでまろやか、そして上品な味わいを楽しむことができ、コニャックにも引けを取らないクオリティーの高さから元イギリス海軍の指定ブランデーであったとも言われています。

価格が１，８００円ほどで手に入るこのフレンチブランデーは、まさにコストパフォーマンス抜群のお買い得ブランデーです。

アイビスＸＯ

アイビスＸＯはコニャックの大手ラーセン社の子会社、ジョセフ・ゴーティエ社が製造しているフレンチブランデーです。

ジョセフ・ゴーティエ社は１８８６年創業の老舗で、海運業にも進出していたことから、その当時使用されていた船の名前「アイビス」と命名されました。

ボトルにもその当時の船が描かれデザインがスマートでおしゃれな感じなので、酒棚に飾っておいても他の銘柄と見劣りしないくらいです。

コニャックのＸ.Ｏ.の古酒がブレンドされていて、香りも味わいも実にバランスが取れています。

コストパフォーマンスの良さから愛好者も年々増えていて、ブランデーの初心者から愛好者までおすすめできるおいしいフレンチブランデーです。

まとめ

ブランデーは高級な洋酒だというイメージを持っていた人も少なくなく、若い人の間ではお手頃価格のお酒を好んで飲み、ブランデーは少し敬遠しているといった人も多かったのではないでしょうか？

しかし探せば若い人でも手に入るような、お手頃価格のおいしいブランデーはあるものです。

特にフレンチブランデーは価格が比較的安いと言われる日本産よりも、さらに安いものも少なくありません。

ただ安いものは当たりはずれも少なくありませんので、おいしいものを下調べして選ぶと良いでしょう。

安くておいしいブランデーが手に入れば、思う存分芳醇な味わいを楽しむことができます。