ブランデー好きにおすすめするブランデー入りスイーツ6選
ブランデーが大好きな方から、お酒はたくさん飲めないけれどお酒を使ったお菓子は大好きだという方にまで、満足できるブランデーを使ったスイーツをご紹介します。
とはいえ、どんなに美味しそうで食べてみたいと思っても、お店まで足を運ばないと食べれないのではガッカリなので、ネット通販でも買えるものばかりを選びました。
ブランデーはお菓子作りに使えるの?
そもそもブランデーはお菓子作りに向いているのでしょうか。
ブランデーは長い年月により生み出された、芳醇な香りが特徴の洋酒です。
この芳醇な香りは加熱しても風味が損なわれないため、ブランデーはお菓子の風味付けのために利用されるようになりました。
もちろん、お菓子作りにブランデーが使われる理由は他にもあって、甘さを引き立てたり、口当たりをしっとりさせたり、保存性を高めたりする役目もあります。
ブランデーと相性の良い食材は、チョコレート・ドライフルーツ・生クリームなどの乳製品などですね。
高級なブランデーを使えば良い?
ブランデーには一般的なものとして品質順に、VO・VSO・VSOP・XO・ナポレオンなどの種類(格付)があります。
家庭で作るにはVOで十分とされますが、プロはそれぞれにこだわってブランデーを選んでいます。
購入するときには、ただ「洋酒使用」「ブランデー使用」と説明してあるものよりも、「XO使用」など具合的に書かれていると、料理人のこだわりの度合いを知ることができます。
なぜなら、ブランデーは年代物ほど香りと味わいが増していき、その価値も高まるからです。
老舗店のブランデーケーキ
パウンドケーキにブランデーを染み込ませたブランデーケーキは、洋酒の入ったスイーツを探している方なら真っ先にたどり着くケーキです。
長い年月をかけて人々に広まり、愛され続けている老舗店のブランデーケーキを3つ紹介します。
資生堂パーラー ブランデーケーキ
資生堂パーラーのブランデーケーキは、ブランデーをたっぷりと使っているので、お酒の味と香りを十分に堪能できます。
洋酒入りのケーキが好きな方なら、一生に一度は食べておきたい逸品です。
シンプルに焼き上げたケーキですが、北海道産の小麦粉やバターなどの厳選素材を使っているので奥深い味わいが楽しめ、しっとりしみ込んだブランデーがなめらかな口当たりと優雅な香りを演出してくれます。
誰もが知っている老舗の名店ですし、包装紙や手提げ袋にも高級感があるので、大切な方への手土産にしたり、プレゼントにしても喜ばれますね。
食べやすいように1枚ずつスライスしてあるのもうれしい気遣いです。
風月堂 XOをたっぷりしみ込ませたブランデーケーキ
一口食べると口の中にXOがじゅわ~っと広がるほど、芳醇なXOをたっぷりと染み込ませたブランデーケーキです。
スライスしてから冷凍庫に入れ、凍らせて食べると、ひんやりシャーベットみたいでまた新しい美味しさを楽しめます。
職人の手によって丁寧に焼かれたケーキは、1本ずつXOを染み込ませ、半日以上寝かせてからの完成となるので、大変手間暇がかかるブランデーケーキです。
防腐剤無添加のこだわり・甘すぎるスイーツが苦手な男性にも好評・したたるほどブランデーがしみ込んでいるなど、おすすめポイントが高い商品です。
シャトー ブランデーケーキとカフェブランデーケーキ
老舗洋菓子店シャトーでは、しっとりしたブランデーケーキとコーヒーを使ったカフェブランデーケーキをセットで販売しています。
アルコールを飛ばしているので、ブランデーの香りが優しく、女性のファンが多いブランデーケーキです。
冷やしてから食べると、ブランデーの香りがよりいっそう引き立ちます。
45年前に導入した窯を今でも使い、アナログな焼き加減にこだわって作られたブランデーケーキは、職人技と愛情がぎっしりつまっています。
唾液の分泌量が欧米人に比べて少ない日本人のために、水分量を増やしてしっとりと仕上げるといった気遣いも老舗ならではですね。
ブランデーケーキに新しい風
新しいタイプのブランデーケーキも日々生み出されていますが、プレーンタイプのパウンドケーキに、ブランデーを少し塗っただけの商品が多く出回っています。
そんな中から、キラリと光る新しいブランデーケーキを紹介します。
金澤屋珈琲店 金澤ロワイヤルブランデーケーキシリーズ
老舗コーヒー専門店が、試行錯誤を繰り返しながらも、独自の製法で風味豊かなブランデーケーキシリーズを作り上げました。
「自家焙煎珈琲のブランデーケーキ」は、一般的なブランデーではなく、特製のコーヒーリキュールに2週間漬け込んで熟成させてから完成となります。
また、自然な甘さの金沢の蜂蜜が、ブランデーとコーヒーの香りを柔らかくして、どこか懐かしい味わいを引き出します。
特製のコーヒーリキュールとは、深入り珈琲豆をブランデーに一昼夜浸透させて、珈琲のうまみ成分を凝縮させたものです。
「自家焙煎カカオのブランデーケーキ」は、日本では珍しくカカオ豆からチョコレートを作るこだわりのもと、細かく砕いたブランデーたっぷりのカカオニブを生地に練り込んでから焼き上げ、カカオブランデー液を贅沢にしみ込ませ、熟成させた後に完成となります。
「加賀の紅茶ブランデーケーキ」には、上品で優しい、花のように香る紅茶リキュールが使われます。
気になる紅茶リキュールですが、紅茶の茶葉をふっくらと戻した後、ブランデーに漬けて作られますよ。
この3つのブランデーケーキ、どれも販売までには多くの時間と手間が費やされていることから、ニューフェイスと言えども決して侮れない美味しさです。
ブランデー香るザッハトルテ
ザッハトルテは、オーストリアの伝統的なケーキであり、チョコレートケーキの王様とも呼ばれています。
19世紀に創り出され、美食家の貴族たちをうならせた濃厚で芳醇な味わいが特徴のザッハトルテから、ブランデーが豊かに香る2点を紹介します。
レ・ザンジュ ザッハトルテ
しっとりと艶やかなチョコレートをまとったザッハトルテからは気品が溢れ、カットした断面を見てもシンプルを極めた贅沢さを感じられます。
一口食べると、口の中にはチョコレートの芳醇な香りが幾重にも広がり、スポンジにしみ込んだコニャックとアルマニャックが華やかさを演出する、まさに大人が楽しむチョコレートケーキです。
とてもしっとりしているので、生クリームなどは必要ありません。
濃い目に入れたコーヒーとの相性が抜群です。
販売期間があり、12/1~3/14までとなるので、購入の際にはご注意ください。
お菓子屋フランソワ ザッハトルテ バースデーケーキ
XOとオレンジドライの2種を染み込ませたココアスポンジ4層、北海道産生クリーム4層の、8層に折り重なった見た目もゴージャスな大人のためのザッハトルテが、バースデーケーキ仕様になっています。
コーティングに使われるのは濃厚なガナッシュチョコで、ブランデーや生クリームと口の中で合わさり、口どけの良さと、舌触りの良さと、香りの高さを堪能できます。
ひとつひとつがシェフによる手作り、ラッピングもとても丁寧で、まさに特別な日に相応しいケーキですね。
ブランデーケーキは熟成するほど美味しくなる?
ブランデーケーキは冷蔵庫に入れておき、数日かけて少しずつ食べると、味わいの変化を楽しむことができます。
ポイントとしては、ブランデーケーキを1日1回はひっくり返して上下を反転させることで、こうするとブランデーが均等にケーキに染み渡り、よりケーキと馴染み、一層美味しさとしっとり感が増します。
買ってきたばかりのブランデーケーキはまだ中央部分にまでブランデーがしみ込んでませんし、なかにはほんの少量しかブランデーを使っていないケーキもありますよね。
熟成させるほどにブランデーがケーキとなじみますが、その度合いや風味の好みは人それぞれなので、ぜひ自分に合った熟成具合を探してみてください。
また、良いブランデーをたっぷり使っている場合は、最初から美味しくいただけますよ。
まとめ
ブランデー入りのお菓子は、贈り物にしても喜ばれるものが多いので、頑張った自分へのご褒美にして贅沢な気分を味わうのも素敵ですよね。
ブランデーを使ったスイーツは、寒い季節には暖かい飲み物といっしょに楽しめ、暑い季節には冷たくして楽しめます。
ゆっくりとしたくつろぎの時間に、お部屋の照明を落として、ブランデー入りのスイーツを味わう…大人にしかできない上質な時間の過ごし方と言えますね。