えっ、これはブランデーと何が違うの?混同しやすいお酒をピックアップ

ブランデー

輸入ウイスキー・ブランデー ミニチュアボトル 12本セット 50ml

ブランデーやウォッカなど、ドラマや漫画などでも名前は良く聞くけれど、どんなお酒なのか分からないものってありませんか?

また、何となく知っていても、原料や産地、製法など細かい違いがよく分からないことも少なくありません。

ここでは、ブランデーの基本情報をまとめてから、間違えやすいお酒をまとめて紹介しましょう。



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香り高いブランデーは果実の蒸留酒

ブランデーは果実酒を蒸留させてから熟成させたお酒で、フランスを主な原産地としています。

コニャック地方で生産されるコニャック、アルマニャック地方産のアルマニャック、ノルマンディー地方産のカルヴァドスが3大ブランデーと呼ばれる高級品です。

原料はブドウが多いものの、カルヴァドスのようにリンゴを使用したものもあり、他にもサクランボを使用したチェリーブランデーもあります。

ブランデーの値段は銘柄や熟成年数にもよりますが、下は千円以下から上は20万円以上するまさに果実酒の王様のような存在です。

飲み方はストレートが至高ながら、ロックや水割りでも香りが楽しめます。

カクテルも種類が豊富で、砂糖をのせたレモンの輪切りといっしょに楽しむニコラシカもおすすめです。



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アメリカン・ウイスキーの一種、バーボン

バーボンは主にアメリカンのケンタッキー州で生産されるウイスキーなのですが、日本では馴染みが薄い人も多く、ブランデーと混同されがちです。

原料はトウモロコシを51%以上使用しているのが特徴で、ライ麦や大麦が続きます。

内側を焦がしたオーク樽が熟成に使用されるのもポイントで、バニラのような独特の甘い風味がします。

年数の若いものが多く、エネルギッシュなアルコール感も特色です。

代表的なものには、ワイルドターキーやI.W.ハーパーなどの銘柄があります。

サトウキビから作るラムはモヒートやお菓子作りにも

ラムレーズンで有名なラムはサトウキビを原料とした蒸留酒で、西インド諸島が原産だという説が有力です。

元々カリブ海の島々にサトウキビは自生していなかったのですが、入植者が持ち込んだことで定着したといいます。

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」で海賊たちがラムをグイグイ飲むシーンをご覧になった方も多いのではないでしょうか。

色はホワイトとゴールド、ダークの3種類あり、蒸留方式によって風味にも違いがあります。

そのまま飲むほかにも、ミントやライム、ソーダなどと混ぜた「モヒート」が有名です。

モヒートはキューバの首都ハバナで生まれたカクテルで、爽やかな風味が口いっぱいに広がります。

また、ラムの甘い香りがフルーツやケーキとも絶妙にマッチするのでラム酒付けやお菓子作りにもピッタリです。

4大スピリッツの1つ、ジンはカクテルが有名

ジンは大麦やライ麦、ジャガイモなどを原料とする蒸留酒で、ラムやテキーラ、ウォッカと並んで4大スピリッツに数えられています。

11世紀のイタリアではすでにジンらしきスピリッツの製造がされていたといい、その後西ヨーロッパを中心に広がりました。

ジュニパーベリー(セイヨウネズ)と呼ばれる木の実の上に流すことで、スピリッツの鋭いキレと独特の風味が合わさったお酒になります。

ストレートやロックよりもカクテルとして飲まれることが多く、マティーニやトム・コリンズなどはジンを使った代表的なカクテルです。

トニック・ウォーターで割ったジン・トニックは、居酒屋でも気軽に楽しめる点がおすすめです。

火気厳禁?アルコール度数最強のウォッカ

ロシアやウクライナといった東欧や北欧で飲まれている蒸留酒で、大麦やライ麦、ジャガイモなどを原料としています。

蒸留した後に白樺の炭でろ過するため色は無色透明で、ほとんど純粋なお酒の成分を楽しめるのが特徴です。

フルーツや香草で風味をつけたタイプもあります。

有名な銘柄には、スミノフ、ロシアンスタンダードといったメーカーがあります。

アルコール度数はブランデーと同じく40~50度程度ですが、ポーランドのスピリタスは96度もあり、口の中で気化するほどの最強のウォッカといわれています。

アルコールの風味がかなり強いので、ストレートで飲むのが厳しい場合は水割り・ソーダ割りでも楽しめます。

レモンやグレープフルーツなどの柑橘系のカクテルもおすすめです。

メキシコのお酒テキーラは飲みすぎに注意

テキーラはリュウゼツラン(アガベ)という植物を原料とするメキシコの蒸留酒で、ハリスコ州を中心に製造されています。

そのままショットで楽しむ以外に、カクテルにも利用されています。

アルコール度数は40度程度なので、ショットグラス3杯程度でも顔が赤くなる人も少なくありません。

テキーラには飲みやすいものもあり、ピッチが進んでしまうこともありますが、多くても6杯程度にとどめておくのが無難です。

まとめ

ここでは、ブランデーと混同しやすいお酒の特徴をまとめました。

どこかで聞いたことのある名前がたくさん出てきたのではないでしょうか。

同じ蒸留酒で色などが同じように見えても、産地や原料に着目すれば違いがはっきりと分かります。

興味を持った方は、実際に飲んでみてはいかがでしょうか。

奥深いお酒の世界がいっそう楽しめます。

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