ホームメイド・ケーキのおいしさの秘訣はブランデーに

ブランデー

私はケーキ作りが大好きなので、香り付けや風味付けとしてケーキを美味しくするためにブランデーを使っています。

キルシュワッサーとか、アップルブランデーなど、ぶどう以外のフルーツ・ブランデーも大好きです。

色々なお料理の本やお料理番組や、雑誌に載っていたレシピを参考にして、自分の味にしたつもりです。

お酒が飲めない女性にも、ブランデーやフルーツ・ブランデーの入ったケーキやクリームは好評です。

身近な材料で作るホームメイド・ケーキをグレードアップさせたい方に、ブランデーをもっと使っていただくようおすすめしたくて書きました。



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ブランデー入りパウンド・ケーキ

私はお料理も、元の材料とは全然違うまろやかな味になる、じっくりと煮込んだお料理が好きです。

梅酒とか、マーマレードなどの保存食作りも好きです。

なので、パウンド・ケーキを作って、毎日毎日コニャックとかブランデーをしみ込ませて、1週間以上寝かせて作るというレシピを見たときは興味津々でした。

そしてレーズンやドライ・プラムなどをラム酒やブランデーに漬けておき、何年も経ったものをパウン・ドケーキに入れて焼くというのにも心が動かされました。

ヨーロッパでは、何十年と漬け込んで、真っ黒になったラム酒やブランデーの漬け汁を入れて、黒っぽく焼きあがったケーキに価値があるということでした。

糖蜜などで色を付けるのは邪道なのだというのも、びっくりでした。

パウンド・ケーキのレシピは、バターと砂糖を泡立てて卵黄を入れて柔らかくして、ドライ・フルーツやクルミなどナッツ類を入れて、ふるった小麦粉とメレンゲを入れてよく混ぜて焼くのが基本ですが、やはりブランデー、ラム酒、キルシュワッサーやオレンジ・キュラソーなどを入れると違います。

生地にも入れますし、ドライ・フルーツもブランデーやラム酒に漬けこんだものを使います。

そして焼きあがった後にもブランデーやラム酒などをしみ込ませる、そしてそのケーキを数週間寝かせると、風味や香りが豊かになって、売ってるのよりおいしい!

気がします。

ブランデーに漬けたドライ・フルーツ

熱湯消毒した保存容器に、ドライ・プラムや、レーズンを詰め込んで、ひたひたにブランデーやラム酒を入れて漬け込みます。

冷暗所に置いて寝かしておきます。

だんだんドライ・プラムやレーズンがお酒を吸って顔を出してくるので、時々お酒を足して常に浸っているようにします。

数日、1週間くらいで使えますが、やはり数年以上経ったものの価値は計り知れないと思います。

現在は、20年以上漬け込んだラム・レーズン、ブランデー漬けのプラムを入れたパウンド・ケーキが作れます。

自分でももったいなくて、クリスマスとかお祝い限定で1年に一度くらいしか作りません。

友達に作って差し上げると、ものすごくおいしいと喜ばれるので本当に嬉しいです。



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スポンジ・ケーキにもブランデーを

スポンジ・ケーキのレシピで、スポンジを焼いてスライスしたところに、泡立てた生クリームを塗って果物を飾るだけのものがありますが、シロップを塗ってしみ込ませた方が、しっとりしてスポンジがかたくならないし、おいしいです。

シロップはもちろんブランデー入りです。

小さいお子さん用ではなく、大人用にケーキを作るときは、スポンジ・ケーキを半分か3枚にスライスして、砂糖と水を煮て作ったシロップにブランデーを入れて、刷毛で塗ってしみ込ませます。

イチゴのショートケーキならば、イチゴジャムにちょっと水を入れて煮て伸ばしたものにイチゴのリキュールやブランデーを入れて、それをスポンジ・ケーキに塗りたくります。

ホイップ・クリームにもブランデーをたっぷりと

そして生クリームに砂糖を入れて泡立て、ブランデーやリキュールを大さじ1程度入れてイチゴジャムの上に塗り、全体にクリームを塗ったくって、トップにイチゴを置いてデコレーションして出来上がりです。

次の日にいただくと、アルコールは飛んで風味と香りが残り、ちょっと大人っぽい味のイチゴのショートケーキになります。

ロールケーキに塗るクリームにも、ブランデーやリキュールをたっぷり入れます。

じつはロールケーキはいまだに上手に巻けないのですが、不細工でもブランデーのおかげでクリームがおいしいと好評です。

チョコレート・ケーキとブランデー

チョコレート・ケーキとブランデーとの相性は抜群です。

私は、チョコレート入りのパウンド・ケーキにはブランデーは使わないですが、ココア入りのスポンジ・ケーキにも、ブランデーを入れたシロップと、ブランデー入りのホイップ・クリームが合います。

ショコラ・フィーヌ

アマンド・プードル入りのスポンジ・ケーキに、ブランデー入りのシロップを含ませて、これまたブランデーをたっぷり入れたチョコレート入りのホイップ・クリームを挟んで、表面にココアを振って飾った中城裕美先生のレシピは、どなたにも大好評です。

これは普通のサントリーのケーキ・マジックのブランデーでもおいしく出来ますが、VSOPとかのブランデー(小瓶で)だと、当たり前ですが、ものすごくおいしくなります。

キルシュ・トルテ

私は、ココアのスポンジ・ケーキにチョコレートを塗った、こてこてのチョコレート・ケーキよりも、白いスポンジにチョコクリームとか、逆にチョコレートのスポンジに、白いクリームを塗る方が好きです。

このキルシュ・トルテは、ココアのスポンジにキルシュワッサー入りのシロップを含ませ、キルシュワッサー入りのホイップ・クリームをたっぷり塗ったものです。

ちょっと煮て味をととのえた缶詰のダーク・チェリーがお味のポイントになりますが、キルシュワッサー入りのホイップ・クリームの存在感もなかなかです。

キルシュワッサー入りのホイップ・クリーム

ケーキを作った後、クリームが余れば、ぜひ熱いコーヒーの上に乗せてみてください。

キルシュワッサーのステキな香りとコーヒーの相性も抜群で、冬には体があったまりますよ。

アイスクリームにも

チョコレートのアイスクリームには、必ずブランデーをかけていただきます。

チョコチップ入りのアイスクリームにもぜひ。

フルーツにも

メロンやグレープフルーツ、いちご、洋ナシなども、デザートとして出すときなど、ブランデーをかけて冷蔵庫に数時間入れておきます。

ちょっと贅沢なおいしさで大人のお客様におすすめです。

アップルパイのフィリング用のりんごは、レモン汁と白ワインと砂糖で煮ますが、出来上がったコンポートに、ブランデーやアップルブランデーをかけてもとてもおいしいです。

梅ブランデー

青梅と氷砂糖を入れて作る青梅のブランデーは、外国人の方にも人気があると言います。

私も去年漬け込んだのですが、もったいなくてなかなか飲めません・・・。

このブランデーに漬けた青梅を使って、ケーキを作ってみたいと思っています。

フルーツ・ブランデー、小瓶の話

最近は、フルーツ・ブランデーというのが流行ですが、フルーツをじっくり漬けず数日で取り出して風味が付くのだろうか、何かちょっともったいない感じがします。

サントリーのケーキ・マジックや、アサヒビールのボルスなど、ブランデーやリキュールの販売元さんに言いたいのは、もっと色々な種類のブランデー、リキュール、フルーツ・ブランデーを手に入りやすい小瓶で販売してほしいことです。

カクテルにも使えるし、ホームメイド・ケーキにも使えるので、たくさんの種類を集めたいけど、使うのは大瓶で買うほどではない量なんですよね。

その辺をわかっていただきたいような気がします。

まとめ

そういえば、真冬など、眠れないときにホットミルクにブランデーを少々入れて飲むと、体があたたまってとてもよく眠れます。

このことを、あまりブランデーが好きではないが、家にたくさんあるというネットの呑兵衛のお友達に教えたところ、ホットミルクブランデーを飲んだら、朝までぐっすり眠れたと感謝されたことがあります。

不眠症の方に、ぜひこのホットミルクブランデーをおすすめしたいです。

今年のクリスマスは、この方にいただいたヘネシーのコニャックを、パウン・ドケーキにたっぷり入れて作って差し上げる約束をしています。

すごいのが出来るだろうな、ショコラ・フィーヌも作りたい、とっても楽しみです。

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