ブランデーと言うお酒の魅力を深く知ることでもより楽しみは広がる
ブランデーに持っているイメージは、アルコールが高い、飲みにくいと言ったことかもしれません。
しかし、これは本当のブランデーの楽しみ方を知らないために持っているイメージではないでしょうか。
ブランデーとしての本当の魅力をしっかり感じることで、今までのイメージがガラリと変わってくるはずです。
ブランデーを一から楽しんでみましょう。
多くの人が持っているブランデーのイメージ
高級で飲みにくいお酒
ブランデーのイメージは、どのようなイメージでしょうか。
多くのお酒の種類がある中で、ブランデーはやはり高級的なイメージを持っているのではないでしょうか。
このようなイメージが付いた原因はさまざまなことがありますが、例えば映画の中でブランデーを飲んでいる人のイメージなどもこうした高級なお酒のイメージを持ってしまった原因ではないかと思います。
確かにブランデーの中には高級な物も多くありますが、実はブランデーは比較的安いお酒の部類に入るのです。
海外では庶民的なお酒の部類に入り、多くの人がその味を楽しんでいるのです。
また、飲みにくいと言ったイメージについても間違っているでしょう。
独特な味わいは、しっかりブランデーに向き合えばその良さは必ず理解できるはずです。
まずは、ブランデーと言うお酒についてその良さを理解してみましょう。
今までのイメージが変わるブランデーの飲み方
ブランデースプリッツァー
ブランデースプリッツァーは、今とても注目を浴びているブランデーの飲み方だと言えるでしょう。
その飲み方はとてもシンプルで、ブランデーを炭酸で割って、オレンジなど柑橘系のフルーツを入れたるだけです。
ブランデーの甘みと柑橘系のフルーツとの相性がとても良く、ブランデーが苦手だという人でも受け入れやすい味に変えることができます。
また果実をブランデーに数日間漬けておくと、さらに味の深みが広がっていきます。
炭酸のスキッとした感覚が、ブランデーの味をより一層引き立ててくれますので、このブランデースプリッツァーは、とてもおすすめできる飲み方です。
ニコラシカ
ブランデーの本来の味を楽しむには、やはりストレートが一番でしょう。
ブランデーが持っている味の深みや香りなどを直接感じることができますので、ブランデーが好きな人はやはりストレートで味わっているはずです。
しかし、ストレートでも変わった飲み方があり、それがニコラシカなのです。
細長い足の付いたリキュールグラスにブランデーを注ぎます。
その上にレモンの輪切りを乗せ、さらにその上に砂糖を乗せます。
そして、そのレモンを二つに折って強く噛みしめたら、そのレモンの味を口に残した状態でブランデーを飲むのです。
レモンの甘酸っぱい感覚が口の中をすっきりさせ、そしてその状態でブランデーのストレートの味を楽しむのでブランデーらしい味を堪能することができるのです。
このニコラシカは、お口直しに飲む方法としても知られています。
カフェロワイヤル
カフェロワイヤルは、ブランデーをあまり知らない人でも一度は聞いたことがある飲み方がではないでしょうか。
カフェロワイヤルの飲み方は、カップにコーヒーを入れスプーンに角砂糖を乗せます。
そしてその角砂糖にブランデーをしっかり染みこませて、その角砂糖に火を付けると言った独特の飲み方です。
ブランデーの香りを楽しむ飲み方として知られており、実はこの飲み方はナポレオンも行っていたことでも知られています。
とても変わった飲み方なので、一度は試してみてその香りを堪能してみるべきでしょう。
また、部屋を暗くして飲めば、火の灯りとブランデーの香りとでリラックス効果も得ることができるでしょう。
カフェロワイヤルでゆっくりとした時間を楽しんでみてください。
ブランデーの正しい保管方法
ブランデーの賞味期限
ブランデーは少しずつ飲むと言ったイメージから、やはり気になるのが賞味期限でしょう。
せっかく高価なブランデーを購入したのに、味や品質が低下してしまってはとてももったいないことになるでしょう。
ではブランデーの賞味期限や消費期限はどのくらいなのでしょうか。
実はブランデーには賞味期限も消費期限もありません。
その理由としては、ブランデーのアルコール度数にあります。
ブランデーはアルコール度数が約40度ととても高く、強い殺菌力に優れているため、もしブランデーに有害な微生物が入り込んでもその微生物が繁殖しにくい環境になっているのです。
微生物が繁殖しにくい環境と言うことで、ブランデー自体が腐ることはほとんどないのです。
こうした理由からブランデーには賞味期限も消費期限も設定されていないのです。
しかし、一度開封した場合はやはり風味などは低下していきます。
一般的なブランデーであれば、この風味が損なわれない目安としては約1年以内だと言えるでしょう。
ブランデーらしい味わいを楽しみたい場合には、やはり開封後はできるだけ早目に飲み干すことが重要なポイントになってくるはずです。
未開封のブランデーの保管方法
まず、ブランデーはそのブランデー自体を生産された場所と同じような環境で保管をすることが最も良いとされています。
例えばブランデーで有名なコニャックであれば、コニャック地方の気温と合わせた約15から20度くらいがベスト言えます。
もし温度や湿度調整管理ができる専用のボトルセラーを持っている場合には、こうした温度や湿度管理をしっかり行えばかなり長い期間の保管が可能になるでしょう。
こうしたボトルセラーがない場合には、直射日光が当たらない収納場所を選べば大丈夫です。
ブランデーはもともと長く持たせることができるお酒なので、未開封の状態であれば、それほど神経質にならなくても大丈夫でしょう。
ただ、直射日光が当たってしまうような場所だけは必ず避けるように心がけましょう。
人気のブランデー
レミーマルタンVSOP
ブランデー好きであれば、レミーマルタンVSOPは外すことができないと味わいを持っている魅力あふれるブランデーであると感じているでしょう。
ブランデーをグラスに注げば、ほのかな果実の香りをしっかりと感じさせます。
舌触りがとても良く、ブランデーとしての飲みにくい部分も感じないほどです。
定番でありながら、多くの人が愛しているレミーマルタンVSOPは、まずはこれからブランデーを楽しんでみたいと考えている人にはとてもおすすめできるブランデーです。
サントリーブランデーXOデラックス
サントリーブランデーXOデラックスは、まさに日本を代表するブランデーだと言える存在です。
しっかりとした味わいは、口の中にしばらく風味が留まるほどの香りを感じさせてくれます。
ボトル自体にも大人の雰囲気が盛り込まれていますので、大人のゆっくりとした時間を楽しみたい人にはおすすめです。
カルバドスポムドイブ
カルバドスポムドイブは、ミンゴの実が中にまるごと入っている世界でもとても珍しいブランデーだと言えるでしょう。
フルーティーな味わいは、今までのブランデーのイメージを変えてくれる存在です。
口当たりがとても良いため、飲み過ぎてしまうほどです。
女性にも飲みやすいブランデーだと言えるでしょう。
まとめ
一口にブランデーと言っても、とても多くの種類があり、さらにとても多くの飲み方があるのです。
ブランデーが苦手だと感じていた人でも、さまざまな飲み方を知ることで、自分に合った飲み方が見つかるはずです。
その口当たりや香りなどは、ブランデーだからこそ得ることができる物なので、まずは自分に合ったブランデーを探して楽しんでみましょう。