ブランデーは太らない?ダイエットや美容に効果がある理由とは
ブランデーといえば、ダンディーなおじ様がクラシックを聴きながら寝酒に1杯飲むイメージが強いお酒です。
また、ブランデーの風味から、甘い=カロリーが高いと認識している人も多いでしょう。
しかし、実は、ダイエットや美容に効果的なお酒なのです。
そこで今回は、ブランデーがダイエットや美容に効果的な理由について追求してみました。
ダイエットでもお酒を我慢したくない人必見の内容です。
ブランデーは糖分が低い
お酒には醸造酒と蒸留酒の2種類に分けられます。
種類で表すと、ビールやワイン、日本酒に当たるのが醸造酒、ワインや焼酎、ウイスキーに当たるのが蒸留酒です。
この2タイプの大きな違いは、作る工程と糖分の違いです。
ブランデーがダイエットや美容に効果的なのは、蒸留酒にあたるお酒だからといえます。
それでは詳しく二つの違いについて紹介をしていきます。
醸造酒とは
ワインや日本酒は、独特な風味と甘さ、コク深い味が女性からも支持されるお酒の一種です。
これらのお酒は、醸造酒に分類されるお酒となります。
原材料は、日本酒はお米、ワインは果実、ビールは麦が元となっています。
これら原材料を酵母によって自然発酵したお酒が醸造酒となるのです。
発酵させたままのお酒なので、蒸留していない分アルコールの種類も1種類ではないことが、複雑な風味のあるお酒が楽しめる理由です。
また、原材料から得られるデンプンなどの糖分も含まれたままの状態となるため、高カロリーなお酒が多いのも特徴です。
蒸留酒とは
一方、蒸留酒とは、醸造酒を蒸留して作られたお酒になります。
醸造酒を特定の温度で温めることによって、液体から気体となったアルコール分を冷やして抽出したものです。
簡単に表すと、日本酒を蒸留したのが焼酎、ワインを蒸留したのがブランデー、ビールを蒸留したのがウイスキーとなります。
蒸留することによって、アルコール濃度が上がるとともに、アルコール自体の種類も1種類へと絞られます。
おのずと、蒸留することにより糖分も減るため、低カロリーなお酒となるのです。
香りが脂肪を燃焼させる
ブランデーは糖分が少なく低カロリーなので、ダイエット中の人でも飲めることが理解できました。
しかし、さらにダイエットを促す効果がブランデーにはあるのです。
その正体は香りです。
最近の研究報告によって、ブランデーの香りには脂肪の燃焼を促すホルモンを増殖させる効果があることが判明されたのです。
香りを楽しみながら飲むブランデーは、その香りがダイエットに直接効果があるとは、驚きの事実ですね。
また、樽で仕込まれるワインを蒸留していることから、ブランデーの香りには森林浴効果もあるといわれています。
ストレスを緩和して、リラックス効果を高める効果も期待できます。
アペリティフ効果がない
アペリティフとは、食前酒です。
食欲増進や食事中の会話を弾ませることを目的に、18世紀後半のイタリアから始まった習慣で、食事の前に軽く飲むお酒を示します。
ほとんどのお酒には、このアペリティフ効果がありますが、ブランデーにはないのです。
お酒を飲んだ時に、おつまみをやたら食べてしまうのは、アペリティフ効果が働いているといわれています。
思い返してみると、ブランデーを片手にオシャレにグラスを傾けているおじ様は、おつまみは食べていませね。
おつまみがなくても楽しめるため、余計なカロリー摂取を避けることができます。
おつまみが欲しくなったとしても、ナッツ類などの低カロリーな物なので、ダイエット中に響くことはさほどありません。
割ものも太らない
ブランデーの飲み方といえば、ストレートです。
ブランデー自体、割って飲む人は少ないです。
もともと割ものを合わせて飲むお酒ではないからです。
割ったとしても炭酸くらいでしょう。
他のお酒であれば、ジュースやカクテルなどで割るため、余分なカロリー摂取につながってしまいます。
その点、ブランデーは安心です。
また、ガブガブ飲めるほどアルコールが低いわけではないので、少量で楽しめるのも、ダイエット中の人におすすめといえる理由です。
ポリフェノールが美容に効果的
ブランデーは、白ワインを蒸留して作られます。
その工程でつかわれるのが樽です。
ブランデーには、樽から溶け込んだ樽ポリフェノールがたっぷりと含まれています。
樽ポリフェノール(ポリフェノール)には、多くの美容効果があるのです。
それでは、その効果をひとつひとつ紹介していきます。
抗酸化作用で老化防止
ポリフェノールには、抗酸化作用があります。
人間の細胞が酸化されるのを防ぐ効果(抗酸化作用)があるので、肌のシミやシワなどの老化を防止してくれます。
また、活性酸素(老化を促進させる物質)を除去してくれるため、血行促進につながり結果的にダイエットに効果がある代謝アップにもつながってくるのです。
抗菌作用でニキビ予防
ポリフェノールには、抗菌作用にも優れています。
菌から身体を守るために働きかけてくれるので、炎症によりできるニキビの予防にも効果的なのです。
さらに、炎症による肌のかさつきにも効果的です。
ニキビはできると痕に残ってしまうことが多いので、できる前に予防することが重要です。
また、O-157にも効果を発揮したことでも有名です。
エラグ酸の働きにより美白効果
エラグ酸と呼ばれるポリフェノールの一種も、ブランデーに含まれています。
ポリフェノール同様に、美肌に効果的に働く成分です。
美白ブームになり注目されたハイドロキノンは、このエラグ酸と似た作用があるとして、多くの化粧品でつかわれていることで有名です。
そのくらい、美白には欠かせない成分がエラグ酸なのです。
シミができる流れは、紫外線を浴びるとまずはメラニンが生成されます。
そのメラニンにチロシナーゼと呼ばれる成分が働きかけることによって、色素沈着を起こして黒いシミができるのです。
要するに、チロシナーゼの働きが抑えられれば、シミができにくいということになります。
その働きを抑えるのがエラグ酸なのです。
シミになる前にブロックできるので、美白に効果的です。
脳梗塞や心筋梗塞などの予防
老化を促進させる活性酸素は、皮膚の老化以外にも、動脈硬化やがん、糖尿病を引き起こすリスクを高めてしまう恐れがあります。
その結果、脳梗塞や心筋梗塞などにかかる確率を高めてしま原因となります。
ポリフェノールの働きで活性酸素を除去してくれるため、これらの疾患にかかりにくくなるように予防する作用もあります。
適量を守って引用すること
ブランデーはダイエットや美容、健康に効果的に働くからといって、飲み過ぎは逆効果となってしまいます。
せっかくのブランデー効果を無駄にしないためにも、1日の摂取量は守って深酒をしないように心がけましょう。
ブランデーは約40度のアルコール度数があります。
ビールが4度前後に比べると、かなり高いアルコール度数となります。
そのため、晩酌などで飲む際には、62ml前後(ダブル程度)が好ましい適量となります。
物足りないと感じる人は、炭酸や水などで量を調節しながら楽しいお酒の時間をたのしみましょう。
まとめ
ブランデーは、作られる工程で不純物や糖分などが蒸留によってなくなるため、低カロリーで純度の高いお酒となります。
含まれている樽ポリフェノールやエラグ酸の働きにより、ダイエットや美容などに効果的です。
適量を守り深酒しないように心がけながら、ダイエット中の息抜きにブランデーでお酒の時間を満喫してみてはいかがでしょうか。