ナイトキャップで寝つきが良くなる?寝る前に飲みたいブランデーのカクテル7つ

ブランデー

ブランデー

お酒を飲むと気分がふわりと軽くなって、そのまま寝入ってしまうこともありますよね。

晩酌をしてそのまま寝落ちてしまった経験のある人もいるのではないでしょうか。

欧米ではいわゆる寝酒のことを「ナイトキャップ」と呼んでいます。

ここでは、ナイトキャップについて説明してから、寝る前に飲むのにぴったりなブランデーのカクテルを紹介しましょう。



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スムーズに眠りへと導くナイトキャップ

アルコールには、心地よい眠りへと誘う効果があります。

食後や就寝前の1杯を楽しみにしている方も多いはず。

寝る前に飲むお酒のことを英語圏ではナイトキャップといい、寝酒にふさわしいカクテルを「ナイトキャップ・カクテル」と呼んでいます。

ナイトキャップという名前がそのままついたカクテルもあるほどです。



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寝酒は睡眠の質を下げてしまう?

ただし、なかなか眠れないからといってお酒の力を借りようとするのは体によくありません。

確かに寝つきは良くなりますが、睡眠自体の質は下がってしまいます。

脳の機能が低下することで深い眠りに落ちることができないため、しっかりと休めません。

また、呼吸をする際にアルコールが体内の水分を奪うことで喉が渇いたり、利尿作用によってトイレに行きたくなったりするなど、途中で目が覚めること多くなりがちです。

最近の研究では飲酒してから3時間程度たってアルコールが抜けてきた後でも、摂取しなかった場合と比べて睡眠の質に影響することが分かっています。

ぐっすり眠って十分に疲れを取りたい場合にはアルコールは避けた方が無難です。

普段から寝つきが悪いという方はお酒に頼らず、生活習慣を見直すか、ひどい場合は睡眠外来を受診しましょう。

常習的に寝酒をするのはおすすめできませんし、お酒に弱い人には寝酒は向きません。

大切なのは、疲れを取るためではなくあくまでも特別な楽しみとして、たしなむ程度にとどめておくことです。

どんなお酒がナイトキャップに向いているの?

寝る前に味わうなら、アルコール度数が高くて体を温めるブランデーやリキュールがぴったりです。

ストレートで飲んでもいいのですが、ナイトキャップにふさわしいカクテルにしてみてはいかがでしょうか?

そのままでは度数が少し高すぎる場合にもおすすめです。

お腹が空いた状態では眠りづらいように、ナイトキャップ・カクテルには甘味があって満腹感を得られるものが多く、栄養価が高い卵黄を使うこともしばしばあります。

ここからは、寝酒にぴったりのカクテルや材料のお酒を紹介していきます。

卵を使ったナイトキャップ・カクテル

ナイトキャップ

名前の通り、ナイトキャップにピッタリのショートカクテルで、アルコール度数は25度。

オレンジのさわやかな風味とすっきりとした甘さが、気持ちよく眠りの世界に誘ってくれます。

ブランデーとアニゼット、オレンジキュラソーを1:1:1の割合で合わせ、卵黄1個と氷を入れてシェイクすれば出来上がりです。

ブランデーを2倍の量にしてもかまいません。

アニゼットはセリ科の1年草であるアニスで風味づけし、糖分を加えたリキュールです。

本来は無色透明ですが、水を加えると白く濁ります。

キュラソーはオレンジの香味成分を中性スピリッツやブランデー漬けて加糖したリキュール。

オレンジキュラソーとホワイトキュラソーが代表的で、カクテルに多用されています。

ブザム・カレッサー

1920年代にロンドンのバーで生まれた歴史あるショートカクテルで、こちらも卵黄を使った甘口のナイトキャップです。

「ブザム・カレッサー」は「ひそかな抱擁」という意味で、ブランデーにオレンジキュラソー、グレナディン・シロップ、卵黄を加えて氷とシェイクして作ります。

アルコール度数は35、6度です。

グレナディン・シロップはザクロと砂糖を原料とするノンアルコールのシロップです。

最近ではザクロではなくキイチゴやカシスといったベリー系やエルダーフラワーなどから作られるようになってきました。

鮮やかな赤もしくは深紅のきれいな色をしていることから、カクテルに彩りを添えるのに利用されています。

ブランデー・エッグノッグ

アメリカではクリスマスに飲まれることも多いエッグノッグも、寝る前におすすめのカクテルです。

栄養価が高く、ブランデーさえあれば自宅で気軽に作れるのもうれしいところ。

ブランデー30mlに砂糖小さじ1、卵黄1個分、牛乳を適量入れてシェイクし、グラスはタンブラーに注ぎましょう。

牛乳はアイスとホット、どちらでもかまいません。

ラム酒を15ml入れたり、シナモンかナツメグ加えたりする作り方もあるので、お好みで試してみてください。

疲れているときは砂糖を少し多めに入れると落ち着きます。

フルーティでさわやかなカクテル

サイドカー

ブランデーのカクテルを代表するような存在で、深みのあるオレンジに見た目もきれいなショートカクテルです。

アルコール度数は20度~30度程度ですが、柑橘をすっきりとした風味からグイグイいけてしまいます。

作り方は、ブランデー30mlにホワイトキュラソー15ml、レモンジュース15mlをミックスしてカクテルグラスに注げば完成です。

飾りとしてオレンジやレモンの輪切りをグラスに添えてもおしゃれです。

基本的なカクテルであるがゆえに、ブランデーの銘柄やレシピの微妙なアレンジによってバリエーションが出るのも特徴です。

また、ベースにするお酒をアップルブランデーにすればアップルカー、ジンにすればホワイトレディ、ウォッカならバラライカになるなど、取り合わせの違いを楽しめます。

ビトウィーン・ザ・シーツ

ブランデーとホワイトラム、ホワイトキュラソーを同量ずつに、レモンジュースを加えて氷とシェイクした冷たいカクテルです。

「ベッドに入って」という意味のセクシーな名前で、ベッドサイドで飲むか飲んでから寝室に行くのか迷うところです。

アルコール度数が32度もありながら、さわやかな甘口でつい飲みすぎてしまうことも少なくありません。

ドリーム

こちらも眠りの世界をイメージさせる名前のカクテルで、ブランデーを2/3にオレンジキュラソーを1/3、アブサンを数滴加えてシェイクします。

ラムやジンをベースにしたものもありますが、日本ではブランデーベースが主流です。

アブサンの替わりにペルノという別の薬草系リキュールを使うレシピもあり、バリエーションがあります。

アルコール度数は40度もありますが、すっきりと甘い味で度数を感じさせません。

モンタナ

ブランデー30mlにドライベルモット15ml、ポートワイン15mlをミックスしたカクテルで、華やかでな色合いもポイントです。

ベルモットは白ワインをベースにニガヨモギなどの香味を加えたフレーバードワインで、ポートワインはポルトガルを原産とする甘口の酒精強化ワイン。

ブドウをベースとした3つの異なるお酒が絶妙にマッチし、奥深い味わいを生み出しています。

こちらも上品な甘口で飲みやすいのですが、アルコール度数は32度もありますので、飲みすぎには注意が必要です。

まとめ

ナイトキャップ・カクテルは、名前からしても心地よい眠りへと誘ってくれそうなものばかりです。

ここでは、ブランデーをベースにした甘口のカクテルをまとめました。

卵が苦手な人にはフルーツ系や薬草リキュール系のすっきりとしたカクテルもありますので、好みで選んでみてください。

ただし、美味しいからといってくれぐれも飲みすぎないようにしましょう。

ブランデー