何が違うの? ブランデーとウイスキーの違い
ブランデーとウイスキーの違いはご存じでしょうか?
どちらもその言葉だけ聞いた時、似たようなものをイメージする人が多いでしょう。
なので、その違いについては意外と理解できていない人も多いはずです。
そこでここでは、そんな方達の為にブランデーとウイスキーの違いについて紹介していきます。
大人として、それらは理解しておきたいところです。
ウイスキーとブランデーは原料が違う
ウイスキーとブランデーの違いとして言えるのは、原料です。
ウイスキーとブランデーには似たものだというイメージがありますが、そもそも原料は全く違うものなのです。
ブランデーの原料はワインと言えます。
そしてウイスキーの原料はビールです。
ワインとビールは、まったく違うものですよね?
だから、ウイスキーとブランデーは全く違うと言えるのです。
もっと言うとその原料も違う
ウイスキーとブランデーの違うは、ワインが原料かビールが原料かという違いがありますが、もっと言うとその原料も違います。
ウイスキーの原料であるビールの原料は、麦になるでしょう。
そして、ブランデーの原料であるワインの原料は、ブドウなどの果実になります。
だから、ウイスキーの原料は麦だとも言えますし、ブランデーの原料は果実だともいえるのです。
そういうところから見ても、ウイスキーとブランデーには違いがあります。
むしろそこにしか違いはない
ブランデーとウイスキーの違いは、むしろそこにしかないと言えるでしょう。
なので、ウイスキーとブランデーの違いを覚えたいと思ったら、この原料の違いだけはっきりと覚えておけば、あまり問題はないと言えます。
もちろん以下で紹介するような微々たる違いはあるのですが、それはやはりここで紹介してきたような原料の違いほどは大きな違いではありません。
だから、まずはこの違いだけしっかり覚えるようにすることがおすすめです。
ウイスキーとブランデーは香りが違う
ウイスキーとブランデーの違いとして他にあげられることがあるとすれば、香りの違いでしょう。
先述の通り、ウイスキーとブランデーは原料が違います。
原料が違うということは当然、香りや風味には違いが現れるのです。
とはいえその違いはそこまで大きなものではありません。
ウイスキーもブランデーも、原料こそ違えど、作り方は同じです。
作り方が同じならば、原料が違くてもだいたい似たような味にはなるでしょう。
それは、料理を思い浮かべれば分かるはずです。
たとえば、ハンバーグを作るところを思い浮かべてください。
一般的にハンバーグは牛肉で作ることが多いです。
でも、別に豚肉でだってハンバーグはつくることができます。
そして、牛肉で作ったハンバーグも、豚肉でつくったハンバーグもだいたい似たようなものになります。
もちろん風味や香り、食感の違いはあるでしょうが、それはそこまで大きなものではないはずです。
毎日ハンバーグを食べているとか、ハンバーグが好きだという方でなければ、豚肉ハンバーグを出しても言わなければ気が付かないこともあるでしょう。
それと同じことが、ウイスキーとブランデーにも言えるのです。
ウイスキーとブランデーは、飲み物になってくるので、その風味や香りの違いは、食感ほどには現れません。
ですから、なんならハンバーグを作った時よりもさらにその違いは分かりづらいと言えるでしょう。
通でないとわからないとことも多い
そうした違いは、ある程度ウイスキーやブランデーを飲んでいる人でないとわからないことも多いです。
完全に目隠しをした状態で、何かを飲ませて、これはウイスキーですか、ブランデーですか、と問うと、通の人でも間違える事があるくらいです。
だから、それくらいにその違いは分かりづらいものなのだと思っていた方が良いでしょう。
もちろん中には、その違いが分かりやすいタイプのものあります。
たとえば果実感がすごく強いようなブランデーと、麦感が強いビールのような香りのウイスキーであれば、その違いは誰にでもすぐにわかるでしょう。
そういう特徴的な物もあります。
でも、一般的にはウイスキーもブランデーもそこまで特徴的なものはあまりないでしょう。
だから、その違いはあまりわからないことも少なくはないのです。
その中の小さな分類の数に違いがある
ウイスキーにもブランデーにも、その中に小さな分類があります。
たとえばウイスキーには、スコッチとバーボンがあります。
そしてブランデーには、コニャックがあります。
このように、ウイスキーの中の分類は二つありますが、ブランデーの場合はコニャックしかありません。
つまり、分類の数が違うのです。
それもある意味ではブランデーとウイスキーの違いと言えるでしょう。
スコッチとはどのようなものか
ではそのウイスキーの分類のうち、スコッチとはどのようなものなのでしょうか?
スコッチとは、スコットランドのウイスキーで、原料が大麦麦芽の物をさします。
バーボンとはどのようなものか
対してバーボンとはどのようなものになるでしょうか?
バーボンとは、大麦麦芽ではなく、トウモロコシが原料として多く使われている類のウイスキーになります。
具体的には、トウモロコシが51パーセントから80パーセント使われているものです。
そして発祥はイギリスになります。
コニャックはどのようなものか
ウイスキーの中の分類としてあげられるのは上記の二つですが、では、ブランデーの中の分類としてあげられるコニャックとはどのようなものなのでしょうか?
コニャックとは、フランスのコニャック地方で作られるブランデーだと言えます。
その地方の名をとり、コニャックと言われるのです。
ですので、コニャックとはどのような物かというのは比較的にわかりやすいのではないでしょうか?
飲みやすさが違う
ブランデーとウイスキーでは飲みやすさに違いが現れることもあります。
これも、香りや風味と同じように、そこまで大きな違いとは言えません。
でも、多少飲みやすさに違いが出ることもあるので、それも覚えておくと良いでしょう。
一般的にウイスキーの方が飲みづらいことが多いです。
ブランデーでもウイスキーでも、のどがやけるような感覚があることには変わりはありません。
でも、先述の通り、ブランデーとウイスキーでは原料が違います。
麦と果実という違いがあるのです。
麦からできたお酒と、果実からできたお酒ではどちらが飲みやすいでしょうか?
一般的にはビールは飲みやすいお酒だと言われることも多いですが、でも、あの独特の味がダメで飲めないという方も多いです。
それと同じように、麦からできたウイスキーは、飲みづらく感じることも多いのです。
対してブランデーは、やはり果実からできているだけあって、すらつと飲める人もいます。
両方とも飲みやすいお酒だという事はありませんが、それでもかろうじてブランデーの方が飲みやすいのです。
そういうことがあるので、初めてウイスキーやブランデーを飲んでみようと思う時には、まずはブランデーから始めるのが良いのではないでしょうか?
まとめ
ブランデーとウイスキーの違いでしっかりと覚えておくべきは、原料が違うのだという事です。
そこさえしっかりと覚えておけば、大人としてもっておくべき教養はしっかり身につけられていると言えるでしょう。
いつかどこかでウイスキーとブランデーの違いについて聞かれることもあるかもしれませんから、この機会にしっかりと覚えておいてください。