ケーキでもダメ? ブランデーケーキを食べた後に運転は可能か?
ブランデーは、そのまま飲むだけではなく、それを利用してお菓子作りをすることもできる優れものです。
たとえばチョコレートも出来ますし、ケーキだってできます。
でもっ、ブランデーケーキを食べた場合、その後で運転は出来るのでしょうか?
もし車でケーキを食べに行っていたりしたら、それが気になるところです。
そこでここではそんな、ブランデーケーキを食べた後に運転は可能かということについて紹介します。
数字的には問題ないが推奨はできない
ブランデーケーキを食べた後に運転ができるのかどうかというのは、呼気に含まれるアルコールの度合いによって違ってきます。
ブランデーケーキを食べた後にはだいたい、呼気中には多くても10mg位のアルコールが含まれるようになるでしょう。
一般的に飲酒運転に該当するのは、呼気に15mg以上のアルコールが含まれている状態になります。
だからブランデーケーキを食べただけでは、基本的には飲酒運転には該当しないと言えます。
でも、当然その呼気にどのくらいの量のアルコールが含まれてくるかというのは、人によって違います。
ブランデーケーキを食べただけでももっと反応してしまうような人もいるかもしれません。
なので、基本的には数字的には問題無いはずではあるけれども、必ずしも全員が大丈夫なわけではないと言えます。
さらに、数字的にどうこうという問題だけではないのが、アルコールの怖いところなのです。
数字が平気でも酔うことは多い
数字的には問題なくても、体調的には問題が出てしまう事があるのが、アルコールなのです。
ブランデーというのはかなり強い類のお酒です。
ケーキを作っているので、普通にブランデーをのむときとは比べ物にならないくらいブランデーを摂取しやすくはなっています。
でも、ブランデーであることには変わりはありません。
だから、お酒が苦手な人は、その強いお酒で簡単に気分が悪くなってしまうことがあるのです。
たとえば、ビールを一口舐めるだけならば、その後できちんと口をゆすいだり水を飲んだりすれば、飲酒運転に該当するほどのアルコール分は出ないでしょう。
でもビールが苦手な人はそれだけでも気持ちが悪くなるはずです。
それと同じことが、ブランデーケーキでも起こることがあるのです。
そうして体調的に気持ちが悪くなっていたら、まず間違いなく運転は出来ません。
体調が悪い状態の運転というのは、基準値を超えるアルコール濃度の状態で運転しているのと同じように、正常な判断や運転操作ができなくなり、事故に繋がりやすくなります。
だから、運転することは避けないとならないのです。
そういう意味で、ブランデーケーキを食べた後の運転というのはおすすめできません。
自分では平気だと思っていても酔ってることはある
自分では全く何ともないと思っていても、実はすごく酔っているという事もあります。
ブランデーケーキの場合は、直接お酒を飲んでいるわけではないので、ますますその判断が難しいところがあります。
先述のように、数字が問題でも結局酔っ払って正常な判断ができていないのであれば、運転は避けるべきなのですから、酔っていないと思っていても酔っている状態では、運転は避けるべきという事になります。
ということはつまり、ブランデーケーキを食べた後に運転をするのは避けるべきだという事になります。
分量が分からないから危険
ブランデーケーキは、そこに含まれているアルコールの量が分かりません。
中には書いてあるものもあるかもしれませんが、やはり基本的にはそうしたことは書いていないことが多いです。
だから、食べてみないとどのくらいの量のブランデーが含まれているかわかりませんし、それを食べたところで分からないという事もあるのです。
そうして気が付かないとでいると、実はそのケーキにはたくさんブランデーが含まれていて、いつの間にかすごくたくさんのアルコールを摂取してしまっていたという事にもなりかねません。
そうなったら、呼気に含まれるアルコールの数値がどんどん高くなっていってしまう可能性が高くなります。
だから、お菓子によるアルコールの摂取は意外と危険だといえます。
ケーキやお菓子でアウトになった例もある
お菓子によるアルコールの摂取が意外と危険だという事を証明することもできます。
なぜなら、ブランデーケーキや、ウイスキーボンボンといったようなお酒を使って作れたお菓子を食べて、酒気帯びでアウトとなったような例も現実にあるからです。
意外と多くアルコールが使われていたものを摂取してしまったのでしょう。
あるいは、特別アルコールに弱い体質だったり、アルコールを使ったお菓子を食べてそのまますぐに車に乗り、直ぐに検査をされたというパターンの可能性もありますが、多くの場合は意外と多く含まれていたというパターンです。
そうなるとやはり、15mg以上のアルコールが出ることもあります。
ですから、アウトになってしまうこともあるのです。
お菓子だから許されるわけではない
酒気帯び運転というのは、アルコールを摂取したのが、お菓子からだったからセーフになるという事はまずありません。
直接お酒を口にしたのでも、お菓子からアルコールを口にしたのでも、結局アウトはアウトになります。
だから、酒気帯びの判定が出た時にお菓子しか食べてないから見逃してくれといっても、それで見逃してもらえる可能性は0パーセントです。
どんな理由にしても、アルコールの濃度が越えてしまうとそれは酒気帯び運転にあたるというのが、酒気帯び運転の定義になります。
なので、ブランデーケーキなどのアルコール入りの犯しを食べた後には、運転をしないことをおすすめします。
お店にも迷惑がかかる可能性がある
酒気帯び運転の怖いところは、自分だけが罰則されるわけではないという事です。
酒気帯び運転をしてしまうと、自分だけではなく、通常車で来ているのを知っていてお酒を提供したようなお店にも、罰則が課せられます。
なので、たとえブランデーケーキで酒気帯びになったとしても、そのブランデーケーキを提供したお店に罰則が行ってしまう可能性があるのです。
それは、やはりすごく迷惑なことになるでしょう。
お店だけではなく友人なども
それは、別にお店に限った話ではありません。
たとえば、車で来ているのを知っていたけど、これくらいなら大丈夫だろうと思い、家で手作りのブランデーケーキを提供し、その後でその車で来た人が酒気帯びで捕まったら、そのブランデーケーキを提供した人も罰せられます。
あるいは、車で誰かと一緒にブランデーケーキを食べにいって、その帰りに酒気帯びでとめられたら、その時その車に一緒に乗っていた人も罰せられてしまうのです。
だから、ブランデーケーキ位なら大丈夫だろうと軽い気持ちで食べて、その後で車にのって止められたら、それにかかわった全ての人に迷惑をかけてしまう可能性が出てくるのです。
それは誰であっても気持ちの良いことではないでしょう。
自分のことだけならばまだしも、そうして人にまで迷惑をかけてしまうとなると、やはりそれは自分の気持ち的にも滅入ってしまうはずです。
なので、車を運転する用がある時には、ブランデーケーキは食べないようにしてください。
まとめ
ブランデーケーキは、ケーキだから別に大丈夫で、酒気帯びになることはない、という事はまずありえません。
なので、基本的にはブランデーケーキであっても、それを食べたのであれば車には乗らないようにするのが正解です。
それにより迷惑がかかるのは自分だけではないと言うことをしっかりと意識して、正しく付き合っていってください。