エアロバイクの効果を上げるには?注意したい5つのポイント
エアロバイクは、ダイエットや筋トレが手軽にできる便利な運動器具ですが、使っていると、「いまいち効果が出ない」と感じてしまうことがあります。
そんなときは、使い方を改めて見直してみてください。
エアロバイクは、使い方次第で効果を上げることができます。
では、そのための5つのポイントについて、詳しく説明していきましょう。
継続する
エアロバイクの効果を上げるのであれば、継続はとても重要なポイントになります。
ダイエットにしても筋トレにしても、少しだけ漕いで諦めてしまったのでは、なかなかよい効果を得ることはできません。
エアロバイクは、しっかりと継続して使うことで、効果を実感できるものなのです。
特に、ダイエットでは注意が必要になります。
思うように体重が減らないと、エアロバイクの効果がないものと思い込み、途中で投げ出したくなってしまいますが、それは早計というものです。
ダイエットの場合、長く漕ぐための筋肉がつくときに、少し体重が増えることになります。
ある程度の筋肉がついてしまえば、それ以降は極端に増加することはありませんが、筋肉がつき始める段階では、あまり体重が減らないことも多く、「効
果がない」と勘違いしやすくなってしまうのです。
痩せ始めたタイミングで中断しないためには、できるだけ長く続けることを意識してください。
効果の有無を判断するのであれば、3か月くらいは様子をみるべきです。
20分以上漕ぐ
エアロバイクの脂肪燃焼効果を高めるためには、一回ごとの継続時間も重要になります。
脂肪をしっかり燃焼させるためには、あまり負荷を上げずに、20分以上漕ぎ続けることが大切です。
20分以上なら、きちんとした有酸素運動をすることができるので、脂肪が燃焼しやすくなります。
そうした運動を、3か月を目安に続けていれば、だんだんと効果が出てくるのです。
ただし、あまり運動に慣れていない初心者の場合は、20分の継続は難しいことも多いので、最初は5分でも10分でも構いません。
少しずつ長くして、20分以上を目指すようにしましょう。
筋トレは短めで
エアロバイクでダイエットをするなら、20分以上の長めの運動が理想的ですが、筋トレの場合は、それほど長くする必要はありません。
15~20分くらいでも、十分に効果を得ることができます。
これは、筋トレが無酸素運動だからです。
無酸素運動は、負荷の高い運動を短時間で行うという特徴があるため、継続する時間も短くなります。
負荷が高いので、長く続けようとしても、疲れてできなくなってしまうのです。
そのため、筋トレをするときは、長く続けて脂肪を燃やすよよりも、しっかりと筋肉に刺激を与えることの方が重要になります。
このように、エアロバイクで何をするかによって、最適な継続時間も変わってくるので、注意して取り組むようにしましょう。
暇つぶしをする
エアロバイクのダイエット効果を上げたいときは、継続するための工夫が必要になります。
負荷の軽い運動を20分以上続けるというのは、意外と暇なものであり、だんだん飽きてくることが多いのです。
なにしろ屋内で行う運動なので、景色の変化などはありません。
壁の一点を凝視しながら漕ぐという方法では、とても長く続けることはできないのです。
短めに済ませる筋トレならあまり問題にはなりませんが、ダイエットの場合は、しっかり対策をしておくべきです。
そこでおすすめなのが、音楽やテレビなどの暇つぶしをすることです。
有酸素運動は、あまり大きな負荷をかけない運動なので、そうした暇つぶしも簡単に行うことができます。
継続して効果を上げるためには、ぜひ試してみてください。
目的に合わせた負荷を設定する
エアロバイクの効果を高めるためには、負荷の設定が目的に合っていなければなりません。
例えば、筋トレをするときは、かなり高い負荷をかけなければ、筋肉への刺激が少なくなってしまいます。
坂を立ち漕ぎで走行するときの抵抗感を目安に、高めの負荷を設定することで、より効果的な筋トレができるようになるのです。
しかし、ダイエットのために有酸素運動をすることが目的なら、そんな負荷に設定するのはよくありません。
立ち漕ぎで坂を20分以上も走り続けるのは、あまりにもハードであり、継続することができなくなってしまいます。
そもそも、体重を減らすのが目的であれば、筋肉をつけるような高い負荷はNGなのです。
このように、エアロバイクを使うときは、まず目的をはっきりさせて、何を優先させるべきか考えてみてください。
筋肉をつけたいのなら、なるべく高い負荷の方が効果は高くなりますが、脂肪を燃焼させたいのであれば、負荷を抑えた方が効果的です。
目的に合わせた負荷に設定し、確実に効果が出る使い方をしていきましょう。
ウォーミングアップをする
エアロバイクの効果を高めるなら、ウォーミングアップを忘れてはいけません。
準備運動をして体をほぐすことは、ダイエットでも筋トレでも重要なことであり、エアロバイクを使うときの基本です。
きちんと体をほぐして血行をよくしておくと、脂肪が燃焼しやすくなるため、高い効果が期待できます。
また、筋トレをするときも、体の準備を整えてから行った方が、しっかりと鍛えることができるのです。
そのため、いきなり負荷を上げて漕ぐのではなく、最初に軽く漕いで体を慣らすのも、よい方法になります。
少しでも効果を上げるためには、準備もしっかり行うようにしましょう。
怪我を防ぐためにも
体をほぐしておくことは、怪我を防いで安全に使うためにも必要なことです。
例えば、筋トレのために高い負荷を設定し、まだ固い状態の体でいきなり漕ぎ始めたりすると、関節に大きな負担をかける恐れがあります。
そうなっては、効果を上げるどころではありません。
膝を痛めてしまったら、それ以上継続することができなくなってしまいます。
体に余計なダメージを与えないためにも、ウォーミングアップは省略しないようにしましょう。
やりすぎに注意
エアロバイクの効果がなかなか出ないときは、あまりに張りきりすぎていることが原因になっている場合もあります。
効果を高めようとしたときは、「毎日欠かさず漕がなければ」と考え、どんなに疲れていてもエアロバイクを使ってしまうことも多いですが、それは逆効
果なのです。
例えば、筋トレをするときは、ある程度休みの時間を設けるようにしないと、筋肉が疲れるばかりで、なかなか効果が上がりません。
また、ダイエットをするときも、疲れがたまった状態では、脂肪の燃焼を妨げてしまうことがあるのです。
最初は毎日漕がない
エアロバイクを毎日漕ぐのであれば、最初から実行しようとするのではなく、徐々に体を慣らすことが大切です。
体がついていかない状態で、無理に毎日続けようとしても、効果を妨げてしまいます。
また、関節に大きな負荷をかけたり、強いストレスのために投げ出したりする可能性も高いので、毎日漕ぐことにこだわりすぎるのは禁物です。
最初は無理をせず、1~2日くらいのペースで漕ぐようにしましょう。
そして、体が慣れてきたら、だんだん増やしていけばよいのです。
冒頭でも説明したとおり、エアロバイクは継続してコツコツと漕ぐことが大切なので、決して無理をせず、自分のペースで使うようにしてください。
まとめ
エアロバイクは、自宅でも手軽に体を動かすことができるため、多くの人から重宝されていますが、確実な効果を得るためには、あまり適当な使い方をす
べきではありません。
ここで紹介したポイントは、いずれも基本的な注意点なので、効果を上げるためには、しっかりチェックしておいてください。
ポイントを押さえた使い方ができれば、ダイエットも筋トレも成功しやすくなります。