いも焼酎を飲んで健康で美しく
いも焼酎は製法が進化して、昔のような臭みがなくなり大変飲みやすくなりました。
ボトルやラベルもおしゃれになって、女性にも注目されるようになりました。
新しいイメージでブームを作ったいも焼酎ですが、注目されたもう一つの理由は、美容と健康に様々な効果があるということです。
これからいも焼酎、そして焼酎の健康と美容の効果についてご紹介します。
目次
健康に良いのは本格焼酎
焼酎には甲類と乙類の区別がありますが、健康に良いのは「本格焼酎」と表示がある乙類の焼酎です。
甲類はサトウキビなどを原料にして複数回蒸留して作った高濃度エタノールに加水した、いわば大量生産アルコールです。
安い酎ハイなどはこれを使用しています。
乙類は米、麦、芋などを原料にして、一回のみ蒸留して原材料の香りを損なわないようにした昔ながらの製法の焼酎です。
こうした製法のものは「本格焼酎」と表示されています。
本格焼酎は良質で健康に良い焼酎です。
いも焼酎はほとんどが乙類ですが、念のため「本格焼酎」の表示を確認しましょう。
本格焼酎のいも焼酎は、美容や健康に以下のような様々なメリットがあります。
HDLコレステロール値を上げて動脈硬化予防
本格焼酎のいも焼酎など良質のアルコールには、血中のHDL(善玉)コレステロール値を上げる効果があります。
HDLは血管に付着した余分なLDL(悪玉)を取り除き、血中コレステロール値を下げるように作用して、動脈硬化を防ぎます。
これによって脳梗塞、大動脈瘤、狭心症、心筋梗塞などの病気を防ぐことができます。
血栓を溶かして脳梗塞・心筋梗塞の予防
いも焼酎などの本格焼酎には、血栓を溶かすウキロナーゼという酵素を増やす働きがあります。
適量のいも焼酎を飲むことで血中のウキロナーゼを増やして血栓を溶かし、先に挙げたコレステロール値を下げる作用との相乗効果で、血液の流れを良くして動脈硬化を防ぎ、脳梗塞や心筋梗塞、その他の脳や心臓の疾患を防ぎます。
血糖値を抑える効果で糖尿病予防
焼酎は糖分を含んでいないので、他のアルコール飲料と比べると血糖値が上がりにくいものです。
しかしいも焼酎は、さらに血糖値の上昇を抑える効果があるということが最近の研究でわかりました。
それがなぜなのかというメカニズムはまだわかっていないようですが、血糖値を抑える効果があるのは確かです。
いも焼酎は糖尿病の予防に効果的で、量を加減すれば糖尿病の人でも飲むことができます。
プリン体ゼロで痛風の心配無し
多くのアルコール飲料には痛風の原因となる「プリン体」が多く含まれますが、いも焼酎をはじめとする焼酎のプリン体はゼロです。
他のアルコール飲料100ml中のプリン体を比較すると、以下のようになります。
焼酎0、ウイスキー0.1、ブランデー0.4、日本酒1.2、ワイン0.4、ビール5~6、地ビール5~12です。
(単位mg)
香りの効果でストレスを軽減
いも焼酎の香りの中に含まれる「リナロール」は、バラやラベンダーと同じ香りを作る成分です。
焼酎の香りを嗅ぐと、アロマのような鎮静効果があります。
また焼酎を飲むとアルコールの作用でリラックスした気持ちになって、ストレスを軽減します。
熟睡できて疲労回復に効果的
いも焼酎をはじめ本格焼酎は、寝る前に飲むとよく眠れます。
他のアルコールは、飲んだ時には眠くなってもあとで夜中に目が覚めたりしますが、焼酎は目覚めることなく良く眠れて、目覚めもすっきりしています。
他のアルコールに比べると二日酔いしにくいです。
そんなわけで、いも焼酎は疲れているときに飲むとよく眠れて疲労回復に効果的、次の日に残ることなく元気に活動できます。
糖分ゼロ、低カロリー、新陳代謝も上がってダイエット効果抜群!
いも焼酎は糖分ゼロでカロリーが低いので、ダイエット中の人には特におすすめです。
また血糖値を抑える効果があるので、消費しきれず余ったエネルギーが脂肪になって残ることが無く、こうした面からもダイエットに適しています。
そしてアルコールの作用によって新陳代謝が良くなるので、摂取したエネルギーが効率よく消費され、一層ダイエット効果が上がります。
血行を良くして美肌効果も
アルコールによって血管が拡張して血行が良くなるので、肌の新陳代謝が良くなって美肌効果が上がります。
また精神的にリラックスしてストレスから解放されることから、ホルモンのバランスが改善されて美肌につながります。
育毛効果もあり!?
その確かな効果は未確認ではありますが、ひところ焼酎に育毛効果があると言われてブームになりました。
焼酎を頭皮につけると良いということで、育毛剤のような焼酎まで発売されました。
その育毛のメカニズムはまだ解明されていませんが、もしかすると将来、本格的な効果を持った焼酎育毛剤ができるかもしれません。
まとめ
このように、いも焼酎は健康と美容にさまざまなメリットがあります。
ただいも焼酎のアルコール度は平均して25度くらいで、日本酒の15度、ワインの14度、ビールの5度と比べるとかなり高いです。
いくら健康に良いと言っても、飲み過ぎると肝臓に負担がかかるので気を付けましょう。
ほどほどに量をわきまえて、楽しく飲んで、いも焼酎で美と健康を手に入れましょう!