ウイスキーの種類とは、産地と原材料で分けられるウイスキー

2018年6月25日ウイスキー

お酒にはさまざまな種類があり、大まかに分類すると蒸留酒と醸造酒に分けられます。

蒸留酒は醸造酒を蒸留してアルコール濃度を高めたお酒です。

その蒸留酒うちのひとつがウイスキーです。

ウイスキーは世界各国で生産されており、日本でも生産されています。

一言にウイスキーといってもさまざまな分類が行われ、風味や味が異なってきます。

今回はウイスキーの種類とおすすめのウイスキーの銘柄を紹介します。



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ウイスキーの五大生産地

世界各国で生産されさまざまな銘柄があるウイスキーですが、ウイスキーを語るうえで知っておくべき産地は5つあります。

そのウイスキー五大生産地で生産されているウイスキーの特徴を見ていきます。

スコッチウイスキー

ウイスキーの五大生産地のうち一つがスコットランドです。

スコットオンドで生産されたウイスキーをスコッチウイスキーといい、スコットランドには約100を超える蒸留所があり、蒸留所ごとに特色のあるウイスキーが生産されています。

麦芽の乾燥を行うときに用いられるビートの燻し香が特徴的で、ビートによってスモーキーな香りが生まれ、それがスコッチウイスキー特徴ともいえます。

アイリッシュウイスキー

ウイスキーの五大産地の二つ目はアイルランドです。

アイルランドで生産されたウイスキーをアイリッシュウイスキーと呼びます。

ウイスキーという言葉は命の水と意味するアイルランド語が由来と言われています。

大麦の乾燥に石炭が使われ、まろやかで軽く穏やかなフレーバーがアイリッシュウイスキーの特徴です。

アメリカンウイスキー

ウイスキーの五大産地3つ目はアメリカです。

アメリカで生産されたウイスキーはアメリカンウイスキーと呼ばれています。

アメリカンウイスキーの中でも一番の有名な銘柄といえば、バーボンです。

バーボンは原料としてトウモロコシを中心に使い、ケンタッキー州を中心に製造されています。

ホワイトオークで作られた樽の内側を焼いて熟成させるため、甘く香ばしい香りがバーボンの特徴です。

カナディアンウイスキー

ウイスキーの五大生産地の4つ目はカナダです。

カナダで生産されたウイスキーはカナディアンウイスキーと呼ばれます。

カナディアンウイスキーの特徴は五大生産地の中でもクセが少なく、対してライ麦の香りが強くて飲みやすいのが特徴です。

また、カナディアンウイスキーには3年間貯蔵しないといけないという規定があり、スムーズな口当たりです。

ジャパニーズウイスキー

ウイスキーの五大生産地最後は日本です。

日本でもさまざまなメーカーがウイスキーを生産しており、日本で生産されたウイスキーをジャパニーズウイスキーと呼ばれます。

スコッチウイスキーをベースに日本人の好みに合わせて作られ、繊細さや上品さが特徴的です。

また、そのほかにもソフトな味わいで、スモーキーフレーバーは抑えめといった特徴もあります。



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原料・製造方法の違い

ウイスキーは原料や製造方法によっても分類ができます。

原料や製造方法の違いによってどのような種類のウイスキーがあるのでしょうか

原料による違い

ウイスキーは何を主原料として使っているかによって風味や味に違ってきます。

ウイスキーは大麦やライ麦、トウモロコシといった穀物を麦芽酵素で糖化と発酵を行い、蒸留をして作られるお酒です。

大麦麦芽だけを原料としたモルトウイスキーとトウモロコシを中心にさまざまな穀物で作られるグレーンウイスキーの二つに分けられます。

製造方法による違い

ウイスキーは製造方法によって違いがあります。

製造方法の違いとは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混合するかしないかによる違いでです。

モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混合したものをブレンデッドウイスキーと呼びます。

対して、一つの蒸留所で作られたモルトウイスキーのみで作られたものはシングルモルトウイスキーと呼びます。

蒸留所によって味風味が異なるため、シングルモルトウイスキーはそれそれの蒸留所の独自の味わいを楽しめます。

ウイスキーのおすすめ銘柄10選

ウイスキーの違いについてわかったところで、続いてはおすすめのウイスキーの銘柄を紹介します。

響 21年

おすすめのウイスキー一つ目はジャパニーズウイスキーの響 21年です。

滑らかな口当たりとキャンディのような甘みが広がるのがこのウイスキーの特徴です。

ジャパニーズウイスキーの中でも最高峰のウイスキーで、生粋の国産ウイスキーを味わいたい人におすすめです。

山崎 18年

続いてのおすすめウイスキーは国産ウイスキーの山崎18年です。

ジャパニーズウイスキーの美味しさを気づかせてくれるぐらい上品で繊細な味が特徴です。

簡単に手に入る美味しいウイスキーを飲みたい初心者におすすめです。

カナディアンクラブ

カナディアンウイスキーの中でも代表的な銘柄カナディアンクラブです。

ライ麦の香りとほのかに香るシャリー樽の香り、そしてクセの少ない飲み心地で初心者でも飲みやすいウイスキーです。

ジャパニーズウイスキーに引けを取らない上品さが特徴です。

クラウンローヤル

初めてカナダへ訪れたイギリス国王ジョージ6世へ献上するために作られたウイスキーです。

上品な味わいが特徴的で、世界各国で愛され飲み続けられています。

非常に飲みやすいウイスキーで、初心者に是非飲んで欲しいウイスキーです。

ジャックダニエル

アメリカンウイススキーの中の一つのジャンルテネシーウイスキーの一つジャックダニエルです。

テネシーウイスキーは100年の歴史があり、当時からの製法を守り抜いて作られています。

バランスの取れた味わいでバニラやキャラメルのような香りが特徴的なウイスキーです。

ジムビーム

バーボンウイスキーの中でも人気のあるブランドがジムビームです。

トウモロコシ、大麦、ライ麦を原料として使い、厳しい基準をクリアするまで熟成し検査でクリアしたものだけがジムビームとして出荷されます。

クセがなくまろやかな飲み心地で初心者におすすめです。

ジェムソン

次のおすすめウイスキーはアイリッシュウイスキーのジェムソンです。

大麦を乾燥する際にビートを使わず、密閉炉で時間をかけて丁寧に乾燥させているため軽やかな味わいが特徴です。

まろやかな飲み心地でありながらもほのかに香るシャリー樽の香りがするのが魅力的なウイスキーです。

ブラックブッシュ

世界最古の蒸留所ブッシュミルズ蒸留所で作られているのがブラックブッシュです。

アイリッシュウイスキー中でも重厚感あふれるウイスキーで、オロロシェリーの古樽を使って長期間の熟成を行うため、シェリー樽の独特の香りが特徴的です。

アイリッシュウイスキーの中でも1,2を争うおすすめのウイスキーです。

ザ・マッカラン 12年

続いてのおすすめウイスキーはスコッチウイスキーのザ・マッカラン 12年です。

シェリー樽を使って作られるマッカランは美しい琥珀色と独特な香りが特徴です。

非常に飲みやすいすっきりとしたシングルモルトウイスキーで、スコッチウイスキーを存分に味わいたい人におすすめの銘柄です。

ロイヤルハウスホールド

最後のおすすめのウイスキーはスコッチウイスキーのロイヤルハウスホールドです。

イギリス王室御用達のウイスキーで、イギリスでもなかなか飲めない銘柄です。

バランスが取れたブレンデッドウイスキーで、口当たりがよく飲みやすいので、なかなか飲める機会は少ないですが、初心者におすすめのウイスキーです。

まとめ

今回は蒸留酒の一つ、ウイスキーの秘密について紹介してきました。

ウイスキーにはスコッチウイスキーやアメリカンウイスキー、モルトウイスキーやシングルモルトウイスキーなど生産地や製法、原料などで呼び方がさまざまあります。

ウイスキーを楽しむためにはこれらの違いや特徴を理解して自分好みのウイスキーを見つけることが大切です。

ウイスキーの違いなどをしっかりと理解してウイスキーを楽しみましょう。