安くても美味い?初めて飲む方にコスパ最強のウイスキー7選
ハイボールの人気で、身近なお酒になったウイスキーですが、自分でボトルを購入して飲むには少しハードルが高い印象がつきまといます。
銘柄がたくさんあってどれを選んで良いかわからない、高いボトルを購入して失敗したくない、という方は多いのではないでしょうか。
この記事では、ウイスキーのボトルを初めて購入される方でも失敗しない、安くて美味しい、コストパフォーマンスの高いウイスキーをご紹介します。
初めて飲んでも美味しいウイスキーとは
ウイスキーは産地や原材料によって味が千差万別のため、初めて飲む方はどこから手を付けて良いのかわからなくなってしまいます。
うっかり、強烈な個性を持つウイスキーに手を出してしまうと、好き嫌いがはっきり別れてしまうので、ウイスキーは、きついお酒、という印象を持ってしまいがちです。
初めて飲む場合、どのようなウイスキーをどんな飲み方で飲むと失敗せずにウイスキーの世界に浸ることができるのでしょうか?
くせの少ないウイスキー
第一に選ぶべきは、くせの少ないウイスキーです。
ウイスキーは、産地や原材料、製法によって、度数が高いながらさらっと飲めてしまうすっきりとした味のものから、苦手な方からは「イソジン」と評されてしまうピート臭(煙臭い感じ)が強いものまでたくさんあります。
初めてウイスキーのボトルを購入する際は、ネットレビューなどでスッキリ、クリアという文言が目立つものを購入すると、飲みくちがまろやかで、ウイスキーの基本的な味を楽しめるお酒に出会えるでしょう。
安いウイスキー
意外に思われるかもしれませんが、最初に飲むウイスキーにはあえて安いものを選ぶ、というのもポイントです。
ウイスキーは、一般的に値段が高いものほど、味と香りが強くなります。
逆に言えば、値段の高いウイスキーは、銘柄の個性が強く出過ぎるため、ウイスキーのベーシックな味を知る、という点では適していません。
安いウイスキーは、お酒の個性がでにくいため、当たりハズレがなく、どれを買っても失敗しにくいという利点があります。
ざっくりとした見方ですが、スーパーや酒屋さんで大量に売られているものをチョイスしてしまう、というのもありです。
ハイボール
ウイスキーは、アルコール度数が比較的高いお酒です。
普段、ビールやチューハイを中心に飲まれる方であれば特に、ストレートやロックなど、度数が高いまま楽しむ飲み方は、喉にむせ返るようなアルコールが広がって、第一印象で苦手意識を持ってしまいがちです。
しかし、ハイボール(炭酸割り)であれば、ウイスキーの度数の高さが緩和され、飲み口も炭酸で爽やかになった上でウイスキーの味を楽しめます。
初めてウイスキーを購入される方であれば、まずはお家でハイボールを作ってみるところからスタートするのがおすすめです。
コスパの高いジャパニーズウイスキー
それでは、具体的に、初めての方でも美味しく飲めて、しかも安い、コストパフォーマンスに優れたウイスキーには、どのような銘柄があるのでしょうか。
まずは、テレビCMなどでも馴染みが深いジャパニーズウイスキーから取り上げて見て行きましょう。
サントリー 角瓶
このウイスキーは、「角ハイボール」としてハイボールブームの火付け役となったサントリーを代表する有名銘柄です。
このウイスキーは元々、1937年にサントリーの前進となる寿屋という会社名義で発売されました。
それまでの日本の国産ウイスキーは、ピート臭が強いものが多く、大衆から「煙臭い」として敬遠されがちの商品でした。
サントリー角瓶は、日本人の口にも合いやすいよう、ブレンドし改良された国産ウイスキーです。
味は、甘みとコクが強い飲みくちと、すっきりと後を引かないドライな後味が特徴です。
価格も700mlで1,500円前後とコストパフォーマンスに優れています。
ブラックニッカ クリアブレンド
サントリーと並ぶ国産ウイスキーメーカーのニッカが販売するウイスキーです。
「髭のおじさん」のパッケージでもおなじみの商品です。
このウイスキーは、名前の通り、すっきりとしたクリアな味わいが特徴です。
口に含むとほのかな甘味を感じ、さっと後味を引かず喉に流れてゆく感覚が味わえます。
ハイボールにすると、食事に合うさっぱりとした味わいになります。
さっぱりした味わいのため、水割りやロックでも十分に楽しむことができます。
価格は、700ml/800円前後で販売されており、お財布に優しいお酒でもあります。
トリス クラシック
こちらも、サントリーを代表する銘柄のウイスキーです。
歳ほどご紹介した角瓶よりもさらにまろみが強いウイスキーで、口に含むとほのかな甘味とアルコールの味が広がり、後にはかすかな甘い香りが残ります。
ハイボールにしても、まろやかな口当たりは失われず和食や魚料理など、蛋白な料理にもよく合います。
価格は、ブラックニッカと並ぶ700ml/800円程度です。
コスパの高いバーボン
ここからは、コスパの高い海外製のウイスキーをご紹介します。
海外のウイスキーは産地や原材料によって、スコッチやバーボンなど細かい名称の違いがあります。
ここでご紹介する「バーボン」とは、アメリカのケンタッキー州を中心に生産される、原材料のとうもろこしを多く利用したウイスキーのことを指します。
ジャパニーズウイスキーに比べるとややガツンとした味わいで、強い喉ごしを楽しむことができるお酒です。
ジャックダニエルブラック
ジャックダニエルは、日本でもおなじみのバーボンを代表するウイスキーです。
一口飲むと、バーボン独特の強烈な喉ごしのあとに甘みの強い豊かな香りが口の中に広がります。
味が強いお酒のため、ハイボールの他、コーラで割る「ジャック・コーク」にしてもカクテル感覚で美味しく飲むことができます。
価格は、700mlあたり2,500円程度と、ここでご紹介するウイスキーの中ではややリッチなお値段です。
ジムビーム
ジムビームは、世界で一番飲まれているバーボンです。
日本ではあまり馴染みがありませんでしたが、最近多くの広告が打たれ、雑誌やネット広告などで名前を目にすることが多くなりました。
味は、野性味が強く、口に含むと穀物の香りとアルコールが一気に広がる感覚を味わえます。
ストレートやロックで飲むとかなり強烈です。
ハイボールにすると、個性が落ち着き、ドライでさっぱりとした味わいになります。
柑橘類を絞ると、よりさっぱりして味の濃い料理などに合うお酒になります。
価格は、700mlあたり1,500円程度です。
コスパの高いスコッチ
ウイスキーと言えばスコッチウイスキーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
スコッチウイスキーは、スコットランドで製造されたウイスキーのことを指し、豊かな麦の味わいと、ピートから来る独特のスモーキーな香りが特徴です。
日本で飲まれるものは、高級ブランドが多いスコッチですが、その中でもコストパフォーマンスに優れたお酒をご紹介します。
バランタイン ファイネスト
バランタインは、スコッチウイスキーの定番銘柄です。
多くのシリーズがあり、高級品と見られがちなバランタインですが、このファイネストは700ml/1,000円前後で入手できるエントリーモデルのようなお酒です。
味わいは、バランスに非常に優れており、フルーティーな甘さと、ほんのりとしたピート臭を味わうことができます。
ハイボールにしても豊かな香りを楽しむことができ、まさにスコッチウイスキーの入門にふさわしい1本です。
ジョニーウォーカー レッドラベル
日本でも小説などにたびたび登場する銘柄で、お酒を飲まない方にも馴染みが深いウイスキーです。
くせのないさっぱりとした味わいが特徴でカクテルのベースとしても良く利用されています。
どんな料理とも合わせやすく、日常使いに最適のウイスキーです。
こちらも価格は700mlあたり1,000円前後です。
まとめ
この記事でご紹介したウイスキーの平均価格は、700mlあたり1,000円前後です。
割りながら飲むことを考えると、実は、ウイスキーは高級なお酒ではなく、日常の晩酌の良いお供になってくれるお酒であることがわかります。
そろそろビールや酎ハイに飽きたな、という方は、自分でボトルを買って作るお家ハイボールにチャレンジし、ウイスキーの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?