時代は”資産形成”へ!密かに人気の「ウイスキー投資」とは?

ウイスキー

日本のウイスキーは非常に美味しいと近年評価されており、諸外国からの評価はうなぎ登りです。

そこで、洋酒の名産地では古くからあった投資方法が、資産形成に興味のある人はもちろんのこと、筋金入りのウイスキー好きの注目を集めています。

密かに話題となっている「ウイスキー投資」について、基礎知識の全てを列挙していきます。



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ウイスキー投資とは

2018年は投資に関する法律・税制の緩和が大きく進み、普通のOLやサラリーマンでもできる様々な投資方法が紹介されています。

あまり知られていないながらも、2016年から業界人に注目を浴びていたのが「ウイスキー投資」です。

フランスの”ワイン投資”に倣ったもの

酒類を醸造段階または発売された時に確保・長期保有して価値があがるのを待つ…という手法は、フランスだと古くからありました。

熟成期間が特に重要となるワインの特性に、投資家たちが目をつけた…というのがその理由です。

ただし、ワイン投資は2011年にはほぼ壊滅的な状態と言えました。

チャイナマネーの撤退・フランス本国のワインファンドの経営状況悪化に加えて、ワインの原料の不作や格安ワイン人気が原因と言われています。

2016年には大手ワインファンドがほぼなくなり、代わりに注目されたのが「ウイスキー」でした。

中国人富裕層の爆買い需要

先にも述べたように、ワイン投資人気の理由の一つとして、チャイナマネーの存在があります。

中国からの訪日観光客は激増の傾向にありますが、彼ら富裕層のなかには、ウイスキーを求める人も少なくありません。

中国本土にはウイスキー醸造のノウハウがほとんどない一方で、日本には老舗ブランドがひしめいている上、世界的に評価の高い新進気鋭のスコッチウイスキーも続々と登場しているためです。

日本のスーパーで簡単に手に入るウイスキーですら、中国では垂涎の品とされています。



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ウイスキー投資のメリット

ウイスキー投資のメリットは様々あります。

もともと愛好家である人には理解しやすい仕組みと言えるでしょう。

お酒好きの人ほどメリットが大きく、おすすめできる資産形成方法と言えます。

自分で保存するなら使い道多数

ウイスキー投資の基本は、長期保有です。

問題は、どこで商品を管理するか。

ファンドで預かってもらうことも可能ですが、レンタルスペースなどを借りて自分で保存している人もいます。

ご自身の飲酒量もそれなりに多い人なら、安く仕入れたウイスキーを自分で消費しながら・余ったものを資産形成に回すのがおすすめ。

また、ワイン投資の失敗のように資産価値が万が一なくなったとしても、消費期限のないウイスキーには様々な使い道があります。

ウイスキーの価値や美味しさのわかる人には、リスクの少ない投資方法と言えます。

現物取引なので安心

ウイスキー投資は、基本的に現物で行ないます。

レンディング(所有者から借りて指定された利息を支払う)、先物・レバレッジなどは理論上出来ません。

そのため、最初にまとまった元手が必要となりますが、今後バブルが起きてそれが崩壊したとしても、借金を抱えて路頭に迷うというリスクはほぼありません。

目安としては、50〜100万円の自由に使える資産があれば、投資先の候補に入れておくのがおすすめです。

ウイスキーファンドとは

ウイスキーファンドとは、ウイスキー投資における取引所です。

お酒の価値がよくわからないかた・自分で商品を保存するスペースのない人におすすめです。

「樽の中」のウイスキーを買う

ウイスキーファンドでは、各地の蒸溜所の「樽の中」にあるウイスキーを購入することになります。

未発売のもの・蒸留中や試作中のものも買う事ができ、発売後の評価額に応じて利益を確定する・そのまま利息をもらうということも可能。

ちなみに、ウイスキーファンドを利用する人の大半が、長期保有しているそうです。

気になる利回り

得られる利回りですが、年率8%。

今後のウイスキー投資加熱の状況によっては、新しい投資家へのレンディングもできるようになるとの噂があります。

そうなると、ファンドを通したウイスキーの借主からも利息を得られるため、美味しい投資となるのは間違いなし。

ただし、ウイスキーファンドは2023年頃までしか利益を見込めないのではないか、という専門家の指摘もあります。

投資先を分散するなどして、リスク回避を心がける必要はありそうです。

ウイスキーで副業収入を得る

最後に、長期保有するのではなく・売買によって継続的に利益を得る方法を紹介します。

酒類の販売許可をもらおう

ウイスキーを売買するのであれば、酒類の販売許可をもらいましょう。

税金をきちんと納めていること・過去に自己破産や個人再生などの手続きをとっていないことを条件に、税務署で許可を得ることができます。

行政書士事務所で相談しても良いのですが、直接窓口で相談したほうが的確なアドバイスを受けることができ・迅速に手続きを済ませられるとの評価もあります。

ウイスキー買取サービス

酒類免許を取ったら、お時間の都合に合わせて「ウイスキー買取サービス」を始めるのもよいでしょう。

贈答品のウイスキーの扱いに困っている家庭や、飲食店の閉店に伴って不要な在庫を処分したいという経営者に需要があります。

ネットで酒類販売許可を明示した上で、買取用の窓口を設けている人もいます。

山崎・マッカランがおすすめ

取り扱い銘柄としては、山崎・マッカランがおすすめです。

Ebayなどで中国人利用者からの人気が高く、在日中国人が輸出企業を起こすほどの商材となっています。

また、販路が開けてくる・特定の取引相手から求められた場合は、ジャパニーズスコッチウイスキーなども大きな利益をあげる商材となっています。

ただし世界中から注文が集まっている一大ブランド品となっているため、日本人ですら入手困難であることは理解しておきましょう。

かといって、転売商品の購入は利益とならないため、おすすめできません。

また、価格によっては不良在庫となってしまう可能性もあるため、自分で消費しても良いという覚悟を持つのもポイントです。

英語ができるだけでOK

ウイスキーの売買においては、英文メールのやりとりができるだけで十分です。

中国語を含む現地語を学んでも、方言が多く・複雑な表現に悩まされるため、ビジネスでは英語で通しましょう。

もし自信が無い場合は、東京・大阪にある翻訳サービスで定型文を作成してもらうのがおすすめです。

また、最近は民泊・ゲストハウスに置くサービスドリンクとしても人気があります。

それぞれの経営者が貴重なウイスキーを求めるケースもあるので、情報収集に取り組むのも鍵です。

ツイッターやインスタグラムでの情報発信については、本格的な酒屋を経営している人以外は消極的であるようです。

主な顧客が外国人であること・店舗で提供するわけではないというのが理由である模様。

まとめると、簡単な英語の読み書き・顧客層の分析ができれば、ウイスキー売買による継続的な利益獲得が可能です。

まとめ

ともするとスーパーで手に入るような日本の定番ウイスキーが、実は金の卵であることも。

ウイスキー好きにとっては、これほど興味を引くことはありません。

元手の大きさや利益取得の形に応じて、ウイスキーファンドの利用・酒類販売許可を得た上での取引など、多彩な投資・資産形成方法があります。

ウイスキーの見極めに自信のあるかたは、余暇に副収入を得るヒントにしてみてください。

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