親しみやすい庶民のバーボン・ウイスキー 「Early Times」
バーボン・ウイスキーという名前を聞くと、「一般の人には嗜むことのできないような、高級なお酒。」「アルコール度数が高すぎて、飲みにくいお酒。」というイメージがわいてくるかもしれません。
しかし、そんなことはありません。
日本ではまだまだ飲む人が少ないですが、バーボンウイスキーは様々なシーンに合うお酒なのです。
目次
バーボン・ウイスキーはどこに売っているのか
「バーボン・ウイスキーなんて、海外でよく飲まれていそうだから、なかなか自分の周りには売っていないのではないか」と考えている人が多いようですが、決してそんなことはありません。
身近なスーパーやコンビニにも、バーボン・ウイスキーは並んでいます。
「でも、バーボン・ウイスキーなんて、高そうだな」
確かに、缶チューハイ一本と比べれば高く見えますが、容量で考えれば決して高くありません。
むしろ安いくらいです。
そこで、初心者向けの、手を伸ばしやすいバーボン・ウイスキーを紹介します。
Early Timesを買ってみよう
最初から高いバーボン・ウイスキーを買ってみても、自分の好みに合わなければ、損をしてしまいます。
したがって、庶民のお財布に優しい価格のバーボン・ウイスキーを購入することをおすすめします。
私がおすすめしたい初心者向けのバーボンウイスキーは、「Early Times」です。
スーパーやコンビニにも置いてありますし、価格も1000円程度とお手頃で、どっしりとした瓶の形と、黄色いラベルが特徴です。
Early Timesとは
Early Timesは、1860年に、バーボン・ウイスキー発祥の地、ケンタッキーで作られ始めました。
Early Timesとは、「開拓時代」という意味です。
アメリカで禁酒法が制定された時代には、医者が薬用ウイスキーとして使用することを許されたため、広く愛され続けることができたといわれています。
カクテルとしても好まれていて、砂糖を少しいれて、ミントの葉が乗っている有名なカクテル「ミントジュレップ」は、Early Timesで作られたのが最初ではないかと言われています。
リンカーンの時代や、南北戦争などを越えて、長い間世界中に愛されてきたEarly Timesは、庶民の味方なのです。
Early Timeを飲んでみよう
買った時点から、瓶のなかのやわらかい琥珀色したウイスキーを見て、恍惚とした気分になることは間違いありません。
しかし、飲んでみなければ本当のバーボン・ウイスキーの良さを感じることはできません。
早速飲んでみましょう。
しかし、ここでもみなさん不安があると思います。
「どんな飲み方をすればいいのか。」
ストレートで飲んみるなら
ウイスキーなどの、アルコール度数の高いお酒は、缶チューハイのようにそのまま飲むということはあまり好ましくありません。
「ストレートで飲む方が、ウイスキーの味がガツンと伝わってくるし、手っ取り早く酔えるからいい。」という方もいますが、日本人はあまりお酒に強くありませんし、胃があれてしまう恐れがあるのでおすすめはできません。
どうしてもストレートで飲みたいなら、必ず水やミルクなど、チェイサーと一緒に飲みましょう。
おすすめの飲み方
私のおすすめの飲みかたは、ウイスキーとミネラルウォーターを一対一で割る飲みかたです。
香りも引き立ちますし、非常に飲みやすくなります。
Early Times自体が軽い口当たりですが、水で割ることで、何にでも合わせやすく、時を選ばない、自由なお酒になると思います。
飲み口の大きいグラスで飲む方が、より芳醇な香りを楽しむことができます。
Early Timesに合う食べ物
さすがに、白米とサバの味噌煮とウイスキーの水割りというのは合わないでしょう。
海外で発祥のお酒ですから、あっさりしたものより、濃い味の料理とマッチします。
ステーキだったり、酢の濃いマリネのようなものとも合います。
料理に合わせた飲み方などもあるので、自分でいろいろ試してみるのも楽しいと思います。
Early Timesに合う、わたしがおすすめの食べ物は、料理ではないのですが、チョコレートです。
ただのチョコレートではなく、カカオの配合率が高く、苦みの多いチョコレート。
チョコレートの苦みを包むようにコクのあるEarly Timesが流れ込んでいく瞬間が、たまらなく幸せです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
日本人にはあまりなじみのないお酒ではありますが、かなり親しみやすいのがバーボン・ウイスキーです。
様々なバリエーションがあるため、奥が深く、はまったら抜け出せなくなる一つの趣味になるような、素敵な飲み物です。
一日のすべてを溶かしてくれる感覚に酔いしれることができたら、もうあなたはバーボン・ウイスキー愛好家といえるでしょう。