プレゼントにぴったり! 世界にひとつだけの蝋封がオシャレなバーボン「メーカーズマーク」
プレゼントで頂いたバーボンウイスキーを、いざ飲もうとボトルを手にとって「あれれ?」となった経験はありませんか?
栓の部分が何かで固められていて、開けようとしてもビクともしない・・・これってどうすればいいの?
そんな、見た目はおしゃれだけど、どうやって開けたらいいか分からない「固められた栓」のバーボンについて、ご紹介していきます。
固い物質の正体は蝋なんです
この栓を固めている物質は、実はロウソクなどでおなじみの蝋なんです。
また、真っ赤な蝋で手紙や書類に封をする場面を、映画やドラマなどで見たことがあると思います。
蝋封セットは日本でも雑貨屋さんなどで見かけますが、とってもオシャレでかっこいいですよね。
あの蝋封をウイスキーボトルにも採用しているんです。
では、蝋だったら溶かして開栓するのかと思うかもしれませんが、中身は度数の高いアルコールですから、火を近づけるのはとても危険です。
手紙の蝋封のように、ペリッと剥がして取ってしまいましょう。
薄い物はナイフなどで、分厚い物は叩いてから剥がす
栓を固めている蝋はそれぞれ厚みが異なり、蝋付けが薄いものは下にあるキャップのデコボコなどが分かりますが、分厚いものになるとキャップの形が分からないくらいガッチリ蝋付けされています。
蝋の薄い物ならソムリエナイフや包丁で切れ目を入れて、そこからペロッと剥がして取り除き、コルクとボトル口の周りに付いている蝋もきれいに取ってしまいましょう。
刃物でなくても、何か硬いものでコツコツ叩くだけでチョコレートのようにモロッと崩れるので、そこから剥がしていきます。
分厚い蝋封の場合、包丁の背など硬くて丈夫なものでコンコン叩いていき、剥がしやすそうな箇所からどんどん剥がしていきましょう。
蝋が中に落ちないよう注意して
コルクを抜くときに蝋がボトルの中に落ちてしまうことがあるので、あらかじめ取り除いておくかコルクを抜きながらその都度蝋を取り除いていきます。
飲んだときに蝋が口の中に入ってきたら、いい気分にはなりませんよね。
コルクを抜いた後も、念のため注ぐ前にもう一度よくボトル口を拭いておきましょう。
どうしても取りきれないときは、蝋の部分を避けて中身を注ぎます。
蝋封ボトルといえばメーカーズマーク
そんな印象的な蝋封ボトルで知られているのが、「メーカーズマーク(Maker’sMark)」というバーボンウイスキーの銘柄です。
メーカーズマークは葉巻も販売しているのですが、蝋封ボトルのウイスキーに葉巻なんて、渋くてかっこいいですよね。
メーカーズマークはバーボンのなかでも特に口当たりがソフトで飲みやすく、ウイスキーやバーボン初心者はもちろん、飲みなれてきた人にも変化球として楽しめるのでおすすめです。
一般的なバーボンはライ麦を使用して作られていますが、メーカーズマークでは上質な小麦を使い、人の手と目が行き届いた丁寧な少量生産で作られています。
ソフトな口当たりから広がる、コクのあるまろやかな味わいと甘みを感じる後味が絶妙です。
世界にたったひとつの贈り物
この蝋封は生産者によってひとつひとつ手作業でおこなわれており、欧米の手紙のように大切な人へ贈る物として、作り手の思いが込められています。
熱心なファンのなかには、蝋封の仕上がりを見ただけで、どの職人による作業なのか分かる人もいるのだとか。
手作業ということは、同じ物は二つとありません。
大切な人への贈り物として、世界にたった一つだけのバーボンはぴったりですね。
日本国内でもこの蝋封を体験できるイベントが開催されたことがあり、ますますバーボンへの注目度が高まってきています。
まとめ
いかがでしたか。
栓を固めている物質は実は蝋だったのですね。
どこでもできる開封方法を紹介しましたが、ほかにも色々なやり方があるので、ご自分の好みのスタイルでおこなってみるのもいいですね。
くれぐれも、怪我をしないようにだけお気をつけください。
また、メーカーズマークのバーボンは手作業で丁寧に施された蝋封がトレードマークなので、同じ物が無い世界に一つだけのプレゼントとして記念日や特別な人に贈られてはいかがですか。