夏におすすめの爽やかさ!「ミントジュレップ」におすすめのバーボンを見てみよう。

バーボン

ラーセニィ スペシャルスモールバッチ 46度 750ml [並行輸入品]

暑くなってくると、さっぱりしたものが欲しくなりますよね。

これはカクテルでも同じ。

「ミントジュレップ」は初夏に多く飲まれる、アメリカ伝統のカクテルです。

シンプルなレシピながら、爽やかで奥深い味わい。

このミントジュレップのベースにはバーボンを使うのが一般的。

ベースとしておすすめのバーボンはどんなものでしょうか。

おすすめを見てみたいと思います。



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ミントジュレップってどんなもの?

ミントジュレップとは冷たいロングカクテル。

ベースリキュールにはバーボンを使用します。

バーボンの故郷アメリカでは南北戦争の頃から飲まれていたと言われています。

つまり、アメリカ独立の時代から伝わる伝統的なカクテル。

ケンタッキーの「チャーチルダウン競馬場」で毎年開催される「ケンタッキーダービー」ではオフィシャルドリンクとして認定されています。

このダービーではミントジュレップをのみ、ルイビル大学マーチングバンドの演奏で「My Old Kentucky Home」を合唱するのが伝統となっているそうです。

オフィシャルバーボンとして認定されているのは「ウッドフォードリザーブ蒸留所」のバーボン。

アメリカ合衆国国家歴史登録財およびアメリカ合衆国国定歴史建造物にも指定されている、由緒正しい蒸留所です。

ケンタッキーでも古参の蒸留所の多くがサポートする「ケンタッキーダービー」はケンタッキー最大のお祭りイベント。

このお祭りにはがケンタッキー州内外から多くの観光客が集まります。

そしてその多くの人が場内で販売されているミントジュレップを楽しむのです。

ケンタッキーダービー期間中には何万杯ものミントジュレップが飲まれるそうです。

また、ケンタッキーではなくても、ダービーの頃になると世界中のバーでミントジュレップの注文が増加するそうですから、面白いですね。



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ミントジュレップのレシピをご紹介

爽やかな初夏にぴったり、と言われるミントジュレップ。

ミント、という言葉通りミントの葉を使用します。

つくり方はシンプルで、材料が集めやすいのも魅力。

基本のミントジュレップのつくり方をご紹介します。

材料:

  • フレッシュミント…約10枚
  • ガムシロップ…大さじ1杯
  • バーボン…大さじ5~10(好みで調節しましょう)
  • 水…適量

つくり方:

  1. ロンググラスにフレッシュミントとガムシロップを入れる。
  2. マッシャー(なければ他のもので代用可)でミントを押しつぶす。
  3. グラスに氷をタップリいれ、バーボンを注ぐ。
  4. マドラーでよくかき混ぜる。

これで出来上がりです。

とても簡単でびっくりしてしまいますね。

しかし、シンプルだからこそ長い間愛され続けてきたのではないでしょうか。

ちょっと華やかにしたいと思ったら、オレンジスライスやチェリーを飾ったり、バニラアイスクリームをのせるのもおすすめです。

ミントジュレップのベースにはバーボンを使用!

ガムシロップで甘さをつけ、ミントの清涼感が口内を駆け巡るミントジュレップ。

このミントジュレップを作るのにはどんなバーボンが合うのでしょうか。

バーボンの原材料って?

ミントジュレップに使用されるのはバーボン。

実はバーボン以外にもブランデーやシャンパンを使用するレシピもありますが、基本はやはりバーボンなのです。

では、バーボンの原材料とはどんなものかご存知でしょうか。

バーボンはアメリカンウイスキーの代表格と言えるもので、アメリカ国内でしか製造できません。

その製造法はアメリカの法律で規定されており、この規定に準拠しないものはバーボンたりえることができないのです。

そして、製法だけではなく原材料にも規定があります。

それによると、主原料には51%以上のトウモロコシを使用しなければなりません。

その他に小麦、大麦、ライ麦などを使用します。

バーボンの製法を簡単におさらい

アメリカンウイスキーとして知名度・人気ともに高いバーボン。

スコッチやアイリッシュとは違った風味のウイスキーです。

そんなバーボンは製法も他のウイスキーとは異なり、独特です。

まず、原酒の熟成には「新品の炭化被膜処理を行ったオーク樽」を使用しなければなりません。

炭化被膜処理とはつまり、樽の内部を焼き焦がして使用するということ。

こうすることでバーボン独特の色と風味が出ると言われています。

また、他の有名ウイスキーとは異なり、一切の着色料の使用が禁止されています。

バーボンはコーンウイスキー?

主たる原材料にトウモロコシを使うので、バーボンは「コーンウイスキー」?

と思われる人もいるかもしれません。

しかし、これは厳密には間違いです。

というのもバーボンは規定が細かく、製法をきちんと守らなければなりません。

一方のコーンウイスキーは原材料にトウモロコシを使用しているというだけ。

バーボンのように熟成させる必要はなく、熟成したとしてもバーボンと同じ「炭化被膜処理したオークの新樽」を使うことは許されません。

また、ウイスキー材料の配合も異なります。

バーボンは「バーボン」という一つのカテゴリーを形成しているのです。

ミントジュレップにおすすめのバーボンは…?

バーボンの主原材料はトウモロコシ。

それにプラスして、ライ麦をベースにしたものと小麦をベースにしたものがあります。

ライ麦をベースにしたものはピリッとした風味が特徴。

ワイルドでスパイシーな味わいが楽しめます。

これに対し、小麦をベースとしたものは口当たりが円やかでなめらかな味わいが特徴。

好みもありますが、ミントジュレップにはこのなめらかでスムースなバーボンがおすすめ。

さらに、熟成期間も短めの方が軽いバーボンになり、ミントジュレップの壮快さにはぴったりと言えます。

Larceny(ラーセニー)

ラーセニィ スペシャルスモールバッチ 46度 750ml [並行輸入品]

ヘブンヒル蒸留所のバーボンです。

エイジングの期間は6年ほど。

トウモロコシに加え、小麦をメインに使用しています。

スムースで優しい口当たりが特徴。

  • カラー:明るい琥珀。
  • 香り:フレッシュなブレッド、タフィーの香り。

    バタースコッチも軽く香る。

  • 味わい:バターカラメルとハニー。

    豊かな口当たり。

    長く、優しく香ばしい甘さが余韻として残る。

Maker’s Mark(メーカーズマーク)

バーボンウイスキー メーカーズマーク 700ml

ケンタッキーの伝統と歴史ある蒸留所「メーカーズマーク蒸留所」。

伝統的な製法にこだわり、手作りで作られるハンドクラフトバーボンが人気です。

こちらのバーボンもライ麦の代わりに小麦を使用。

スイートでスムースな味わいが楽しめます。

絹のようにしなやかで、ふっくらとした甘さと香ばしさを感じます。

  • カラー:ハチミツのような琥珀色。
  • 香り:オレンジ、ハチミツ、バニラ
  • 味わい:なめらかでバニラを中心に複雑で繊細。

    小麦由来の優しい甘さ。

    柔らかく、しなやかな印象が続く。

W.L. Weller Special Reserve(ダブル・エル・ウェラー・スペシャルリザーブ)

W.L.ウェラー スペシャルリザーブ 並行品 750ml (オールドウェラー)

バッファロートレース蒸留所のバーボンです。

熟成期間は最低でも7年ほど。

  • カラー:焼けたオレンジ色。
  • 香り:アップル、キャラメル、ハニー、バニラ。

    軽いオークも感じる。

  • 味わい:甘く軽やか。

    バニラ、キャラメルの複雑な味わい。

    ハニーサックルの豊かな風味が口に長く残る。

Maker’s Mark MINT JULEP(メーカーズマークミントジュレップ)

メーカーズマーク ミントジュレップ 1000ml 33度 [正規品] 箱なし

こちらはミントジュレップ用のバーボンというよりは、ミントジュレップ風に味付けされた「フレーバードリキュール」です。

ケンタッキーダービーが催される5月初旬に合わせて仕込まれます。

年に一度だけの特別な味わい。

スペアミントを使用した、甘く奥行のある味わいが特徴です。

まとめ

初夏や、暑い夏におすすめのカクテル「ミントジュレップ」。

ミントの葉が大量に使用されているので、夏でもすっきり爽やかな気分になれそうです。

そんなミントジュレップの始まりはアメリカ。

バーボンの故郷・ケンタッキーで愛され続けている、伝統的なカクテルです。

このカクテルのベースには小麦ベースのバーボンがぴったり。

ライ麦のぴりりとした刺激がなく、スムースでまろやかな口当たりがミントジュレップにはまります。

暑い夏に爽やかなひと時を与えてくれるミントジュレップ。

小麦ベースのバーボンでお楽しみ下さいね。

バーボン