ホワイトデーのお返しに…。彼女と飲みたいおすすめバーボン
バレンタインデーにチョコレートを貰ったという人は、ホワイトデーのお返しは用意しましたか?
ホワイトデーにデートの予定がある人は、プレゼントを渡しつつ、彼女とバーボンを楽しんでみてはいかがでしょうか。
バーボンはワイルドなイメージがありますが、バニラ香が豊かでリッチな味わい。
甘めで優しい飲み口を選べば、女性にも喜ばれます。
彼女と飲みたいおすすめバーボンをご紹介します。
バーボンのうんちくを語ろう
彼女の前でバーボンを注文しても、バーボンについての知識が全くなければ、彼女もがっかりです。
そこで、まずバーボンについて簡単に知識を入れておきましょう。
バーボンはアメリカでしかつくられない
バーなどで「日本産のバーボンをくれ」などというと確実に鼻で笑われますので、やめましょう。
バーボンはアメリカ合衆国を代表するアメリカン・ウイスキーの一つです。
アメリカの保護貿易の対象になっているので、どんなに製法を真似てもアメリカ産以外は「バーボン」と名乗ることは許されていません。
アメリカ以外の蒸留所も「バーボン風」を謳って販売することはありますが、そのものずばり「バーボン」とは呼びません。
オーストラリアの蒸留所がバーボンと同じ製法で作ったウイスキーを「オーストラリアンバーボン」として販売しましたが、訴えられています。
バーボンはアメリカ国内でしかつくられないというのは大前提ですので、覚えておきましょう。
バーボンの故郷はケンタッキー州
バーボンが生まれたといわれているのは、アメリカ合衆国の中でも南部にある「ケンタッキー州」です。
日本ですと「ケンタッキー・フライド・チキン」でよく知られています。
数あるバーボンメーカーの中でも、大手や歴史ある由緒正しい蒸留所はほとんどケンタッキー州に本拠地を置いています。
そのため、ケンタッキー州=バーボンという図式があり、ケンタッキー州でつくられたバーボンはある種特別なバーボンのように思われています。
バーボン好きの人は、ほとんどの有名どころのバーボンがケンタッキー産であるため「ケンタッキー州以外でつくられたものはバーボンではない」と考えている人がいます。
しかし、これは間違い。
アメリカの酒類の規定には「ケンタッキー州に限る」とは一言も書かれていません。
ケンタッキー州内ではなく、アメリカ国内で製造されていれば、「バーボン」となります。
ただし、ケンタッキーの人は「バーボンの首都」という誇りがあるので、中にはケンタッキー州でつくられたバーボン以外はバーボンではない、と豪語する人もいます。
ケンタッキー産でなくてもおいしい
由緒正しいバーボン=ケンタッキーというイメージがあるので、ケンタッキー産以外のバーボンは、たいしたことがないと感じてしまうかもしれません。
しかし、現在アメリカは小規模蒸留所ブームが巻き起こっています。
法律の緩和によって蒸留所を興しやすくなったので、ウイスキー好きの人たちがあちこちで小さな蒸留所を始めているのです。
このような蒸留所はアメリカ国内であちこちに作られていますが、小さいながらも高品質なバーボンを作る蒸留所も多くあります。
中には国際的なコンペティションで評価された蒸留所もあり、ケンタッキー産のバーボンだけが美味しいというわけではありません。
日本ではなかなか入手するのが難しいかもしれませんが、ケンタッキー産以外のバーボンにトライしてみるのもおすすめです。
バーボンになるためには、決まった製法がある
バーボンにはいろいろな味わいがあります。
濃厚なもの、ピリッとしたもの、あまいものなど、「バーボン」という名前でも産地や原材料によって味わいはかなり異なります。
しかし、どれも「バーボン」であるからには、バーボンの製法をきちんと守って作られています。
バーボンの製法には厳しい規定があるため、これらをクリアしないものは「バーボン」と名乗ることが許されないのです。
バーボンがバーボンたる規定は、以下のとおりになります。
- アメリカ国内でつくられていること
- 原材料にはトウモロコシを51%以上使用すること
- 内側を焼き焦がした、新品のオーク樽を使用すること
- 蒸留はアルコール度数80%以下で行うこと
- 熟成前の原酒のアルコール度数は62.5%以下であること
- ボトリング前の原酒はアルコール度数40%以上であること
- 着色料を使用しないこと
これらの規定をクリアしたもののみが「バーボン」となります。
女性でも飲みやすいバーボンってどんなバーボン?
彼女と一緒にバーボンを楽しみたいなら、女性でも飲みやすいバーボンを見つけなければなりません。
バーボンの味わいはいろいろですが、女性なら甘めの優しい口当たりを好む人が多いのではないでしょうか。
優しい口当たりと上品な甘さが楽しめるバーボンと言えば「メーカーズマーク」です。
メーカーズマークはケンタッキーにある、由緒正しい蒸留所です。
バーボンは原材料にトウモロコシを51%以上使用しなければなりませんが、その他の配合は自由に決めることができます。
ほとんどのバーボンはライ麦や大麦を使用しますが、メーカーズマークは「冬小麦」を使用しています。
ライ麦を使ったバーボンは切れがよく、ピリッとスパイシーな辛さが特徴です。
これに対し、冬小麦を使ったバーボンはマイルドで優しく、上品な味わいが特徴になります。
女性や初心者でも飲みやすく、円やかな甘さを楽しむことができます。
メーカーズマーク メーカーズマークバーボンウイスキー
ケンタッキーの小さな蒸留所ながら、味わいのまろやかさと風味の良さで広く知られるバーボンです。
大規模生産ではなく、小規模で生産され、ほとんど全ての工程は「手作業」で行われています。
赤い封蝋が目印のボトルは品質の証。
どの蒸留所のバーボンとも違う、上品で優しい飲み口です。
こちらの「メーカーズマークバーボンウイスキー」は、メーカーズマークの中でもベーシックな一本です。
冬小麦由来の優しい甘さとバニラの濃厚な香り、ハチミツやオレンジも感じる華やかな味わいが特徴です。
お試し程度に飲んでみたい人には50ml入りの可愛らしいミニボトルもありますので、そちらから始めてみてはいかがでしょうか。
もっと濃厚で深い味わいのバーボンを堪能したい人は「メーカーズマーク46」がおすすめです。
複雑でより深いアロマを堪能できます。
メーカーズマーク ミントジュレップ
バーボンそのままより、フレーバータイプが好きという人は「ミントジュレップ」がおすすめです。
こちらはケンタッキー州で広く愛されている「ミントジュレップ」というカクテルを模したフレーバードバーボンです。
ミントジュレップとは、バーボンにミントの葉、ガムシロップを入れて作ったカクテルです。
夏の暑い時期に飲むとすっきりした後口で爽やかな気分になります。
ケンタッキー州で開催される、アメリカ三大競馬の一つ「ケンタッキー・ダービー」のオフィシャルドリンクでもあります。
ミントの爽やかさとシロップの甘さですっきりといただくことができます。
ソーダで割るとさらに爽快になり、バーボンが苦手な人でも抵抗なくいただくことができます。
食後の軽い飲み物としてもおすすめです。
まとめ
バレンタインデーのお返しデートの予定がある人は、彼女と一緒にバーボンを楽しむとより華やかで濃密な時間になります。
バーボンは現在、世界でも大流行中のウイスキー。
おしゃれに楽しむことで、彼氏としての株も上がることでしょう。
メーカーズマークのバーボンなら、甘さや優しさ、なめらかさを感じるので、女性でもおいしく飲む事ができます。
ストレートやオンザロックよりもソーダ割りなどの方が、女性なら飲みやすく感じます。
おしゃれなバーボンで、充実したホワイトデーを過ごして下さいね。