フレーバード・バーボン 今の人気はシナモン味
この数年よく見かけるフレーバード・ウイスキーですが、伝統的なバーボン・ブランドの多くも、この分野へ参入してきています。
2009年辺りに発売された、ジムビームにブラックチェリーを漬け込んだ「レッド・スタッグ」が火付け役となったと思います。
フルーツ・インフューズド・ウォーターなども流行っていたのでフルーツ・インフューズド・バーボンといった感じでしたね。
そのフレーバード・バーボンの中でも、今はシナモン・フレーバーが熱いんです。
ジムビームケンタッキーファイヤー
ジムビームからも、シナモン・フレーバーが発売されています。
香りは甘く、口に入れた瞬間も甘さを感じると思いますが、その後かなりスパイシーな刺激がやってきます。
黒いラベルに描かれた赤い炎がその味を表しているようですね。
シナモン味が好きな人は、是非ストレートで味わってみてください。
ジンジャーエールなどで割って飲んでも美味しいと思います。
エヴァンウィリアムスシナモンリザーヴ
エヴァンウィリアムスからは、ハニーリザーヴ、チェリーリザーヴときて、フレーバード第三弾としてシナモンリザーヴを発表しました。
シナモン味が勝ることもなく、しっかりバーボンも味わえる一本だと思います。
アメリカ国内限定で2013年から発売されていましたが、他ブランドがシナモン味を「ファイヤー」としているので、それにならって最近では「エバン・ウィリアムズ・ファイヤー」と改名されました。
ジャックダニエルテネシーファイヤー
赤いラベルが新鮮なジャックダニエル、こちらも人気のシナモン味になっています。
甘い香りに誘われて一気に飲んでしまいそうになりますが、喉越しはややきつめです。
それがクセになってしまう方も居るそうですが、ソーダやコーラで割るのもおすすめです。
ちょっと見つけにくいかもしれませんが、興味のある方は是非飲んでみて下さい。
ジャックダニエル・ファンの方におすすめです。
アーリータイムズ ファイヤーイーター
アーリータイムズをベースに使い、シナモンとブラウンシュガーで味付けされたファイヤーイーター。
他社の物との違いをあまり感じませんが、コクのある甘味が特徴になっていると思います。
そのままストレートやロックでも十分に楽しめますし、カクテルベースに使っても新しい味を見つけられるかもしれません。
また、陽気なラベルが使われているので、パーティーなどにもってこいの一本ではないでしょうか。
ワイルドターキー スパイスド
バーボンの代表選手ワイルドターキーからも、フレーバードが登場しています。
こちらはシナモンをメインにした物ではありませんが、ワイルドターキーをベースにし、バニラ、グローブ、シナモンなどのスパイスを絶妙な比率でブレンドしています。
他と違うところは、アルコール度数が43度としっかりあることでしょうか。
口当たりは甘くて優しいですが、バーボンらしい飲み応えもあります。
ワイルドターキーも商品ラインナップが増えてきて、ファンには堪りませんね!
ファイヤーボール
このシナモンウイスキーがファイヤーという名前を流行らせた感じがありますね。
バーボンではなくカナディアンウイスキーにカテゴライズされていて、最近よく見かけるようになりました。
レベルには「It tastes like heaven,Burns like hell」と書かれています。
まさにその名の通り、甘くて焼けるような刺激を持っっています。
ラベルのキャラクターも面白いですね。
まとめ
近年、アメリカで販売されているフレーバード・ウイスキーは、ウイスキー全体の販売量の約12%を占めています。
過去に流行ったフレーバード・ウォッカのパターンに似ていて、人気に一息ついたというか、下降気味のフレーバード・ウォッカと同じ道を辿らないようにと各メーカーは警戒を強めているのだとか。
若年層を取り込もうと味や香りを甘くしすぎると、本物のバーボンファンはなかなか手を出してくれません。
今後、このマーケットがどんな広がりを見せるのか楽しみですね。