大切な人と語らいの時間を。バーボンで失われつつある時間を取り戻そう。
大切な人に「想い」を伝える機会って、なかなかないものですよね。
身近な人程、日常会話に終始していませんか。
縁側でも、公園のベンチでも、かまいません。
日頃言わないといけないのに、伝えていない「言葉」があれば、お酒を飲みながらでも、口にしてみてはいかがでしょうか。
バーボンは、人生を美味しくしてくれるアイテムです。
ちょっと飲もうよ、と言ってカクテルを作り、「ありがとう」の一言を添えて大切な人とバーボンを味わう、そんな時間があってもいいはずです。
今回は、そんな不思議な力を持ったバーボン・カクテルを、あなたに紹介したいと思います。
バーボンとは?
バーボンとウイスキーはどこが違うの?
そんな方もいらっしゃるでしょう。
もともと、バーボンは税金を逃れるため、ケンタッキー州に居着いた製造者が、当地で栽培されていたトウモロコシを主原料に蒸留酒を造り始めたのが起源です。
ここでは、バーボンの名前の由来や製法について説明していきましょう。
バーボンの名前の由来
バーボンの名は、生産地であるケッタッキー州バーボン郡に由来します。
バーボンの綴りは「BURBON」です。
これはフランス語読みすると、「ブルボン」となります。
アメリカ独立戦争においてブルボン王朝のルイ16世は、植民地側を支援し、対英国軍勝利に多大なる貢献をしました。
その功績により、現在に至るまで、「バーボン」という名をケッタッキー州にとどめています。
バーボンの製法
バーボンとは、トウモコシを51%以上使用し、他のものとブレンドしないストレートのウイスキーを指します。
まず、トウモコシとその他雑穀を加えすり潰します。
その後、ライムストーンと言われる石灰岩の層から湧き出た水を、粉砕した穀物に注ぎます。
さらに、麦芽、酵母を加え発酵させます。
次に、蒸留器にかけ、スピリッツを取り出し、ホワイトオークの樽で2年以上寝かせたものが、バーボンです。
ホワイトオークの樽の香りが、バーボンの特徴なのです。
有名なバーボンの銘柄
ここでは、これだけはおさえておきたいという有名なバーボンの銘柄を紹介しましょう。
きっとあなたも、どこかで、目や耳にした事があるはずです。
バーボンは決して高価なお酒ではありません。
スーパーに行けば、1200円程度から入手できるものもあります。
では、早速バーボンの銘柄を紹介していきましょう。
アーリータイムズイエローラベル
EARLYTIMESとは英語で「古き良き時代」を意味します。
その名の通り、1860年に誕生し、今でも世界中で愛飲されるロングセラーバーボンです。
ライトでまろやかな口あたりは時代を経ても変わることがありません。
ぜひ、一度は飲んでおきたいバーボンです。
フォアローゼズ
4つのバラを模したラベルが特徴のバーボンです。
フォアローゼズは、異なる香りの複数の原酒を、見事なバランスでブレンドしています。
フルーティな香りとソフトな口あたりが特徴です。
ちなみに4本のバラは、プロポーズを受ける返事を意味します。
ワイルドターキー8年
歴代のアメリカ合衆国大統領が、好んで飲んだといわれるケンタッキーを代表するプレミアムなバーボンが、「ワイルドターキー8年」です。
度数は高めで50.5度あります。
アメリカ合衆国大統領といえば、世界一プレッシャーがかかるといわれる職業です。
その歴代の大統領のストレスを、長年に渡って緩和してきたとすれば、このバーボンの素晴らしさがわかります。
ワイルドターキー8年は、オン・ザ・ロックやストレートで飲むのが、おすすめのバーボンです。
イエローストーン7年
美しいルビー色で知られるバーボンです。
この美しいルビー色は、よく内部を焦がした樽に由来します。
軽やかで甘い口あたりが特徴のバーボン・ウイスキーです。
家で簡単に作れるバーボン・カクテル
バーボンを入手したら、早速カクテルを作ってみましょう。
ここで紹介するカクテルは、おうちで簡単に作れるものばかりです。
しかし、味は本物です。
サクッと作って、美味しければ、ちょっとしたサプライズをおこせるはずです。
ぜひ、お気に入りのカクテルを見つけてください。
バーボン・コーク
バーボン・コークは、コカ・コーラとの組み合わせで、アメリカで生まれたカクテルです。
コカ・コーラを加えることで、バーボンの香りが抑えられ、ライトな感覚で愉しめるお酒なのです。
焼肉のような肉料理との相性も抜群です。
材料と用量は以下の通りです。
- バーボンウイスキー30ml
- 冷やしたコカ・コーラ適量
- 8分の1程度にカットしたライム
- 氷適量
作り方ですが、まずグラスに氷を入れます。
次に、バーボン・ウイスキーを注いだ後に、コカ・コーラを加えます。
その後、8分の1程度にカットしたライムをグラスの縁に飾りつけます。
最後にマドラーで軽くかき混ぜて出来上がりです。
非常に飲みやすいカクテルなので、酔いすぎには注意してください。
バーボン・ミスト
細かく砕いた氷にバーボンを注ぐというシンプルなスタイルのカクテルです。
オン・ザ・ロックは強すぎるけれど、水割りでは物足りないといった人におすすめです。
グラスに露がつくまで待って、十分に冷えてから飲むのが、バーボン・ミストの愉しみ方です。
材料と用量は以下の通りです。
- バーボンウイスキー40ml
- 細かく砕いた氷適量
作り方ですが、ロック・グラスに細かく砕いた氷を入れます。
その後、バーボン・ウイスキーを注ぎます。
マドラーで上下に軽くかき混ぜて出来上がりです。
ゆっくりバーボンそのものを、愉しみたい時におすすめのカクテルです。
ケンタッキー
ケンタッキーは、バーボン・ウイスキーとパイナップルジュースでつくるカクテルです。
材料と用量は以下の通りです。
- バーボンウイスキー30ml
- 冷やしたパイナップルジュース適量
作り方は、簡単です。
グラスにバーボン・ウイスキーを注ぎ、パイナップルジュースを加え、軽くかき混ぜれば出来上がりです。
バーボンの香りとパイナップルジュースの甘みと酸味が、絶妙なカクテルです。
市販のパイナップルジュースではなく、生のパイナップルをミキサーにかけたものを使うと、さらに鮮度の高いカクテルを愉しめます。
オレンジハイボール
オレンジジュースとスピリッツ(蒸留酒)の相性は抜群です。
当然バーボンとも合います。
オレンジハイボールは、甘さと酸味が特徴のカクテルです。
材料と用量は以下の通りです。
- バーボンウイスキー30ml
- オレンジジュース30ml
- ソーダ120ml
作り方ですが、グラス一杯に氷を入れます。
その後、バーボンとオレンジジュースをグラスに注ぎ、マドラーで軽くかき混ぜます。
次に冷蔵庫でしっかり冷やしたソーダを、氷に触れないようにしてグラスに注ぎます。
これは、ソーダ水の炭酸を逃がさないためです。
最後に、炭酸が逃げないように軽くかき混ぜて出来上がりです。
普通のハイボールに飽きたら、ぜひ試してほしいバーボン・カクテルです。
ローゼス&カシス
フォアローゼズとカシスリキュールを使った非常に上品かつおしゃれなカクテルです。
恋人やパートナーと充実した時間を、ゆっくりと過ごしたいときにおすすめです。
材料と用量は以下の通りです。
- フォアローゼズ30ml
- カシスリキュール20ml
- 水100ml
- 氷適量
作り方ですが、氷を入れたグラスにフォアローゼズとカシスリキュールを注ぎ、軽くかき混ぜます。
最後に水を注ぎ、軽くステアすれば出来上がりです。
ローゼス&カシスは、フルーティで甘酸っぱいカクテルです。
まとめ
同じカクテルでも使うバーボンが違えば味も違ってきます。
いろいろなバーボンを使って、お気に入りのカクテルを見つけて下さい。
個人的には、自宅でさっとカクテルを作り、家族や友人に振る舞うのが好きです。
カクテルは、ストレートと比較して度数が低くなるため、お酒に強くない人でも愉しんでもらえます。
この記事を参考にして、おうちを即席のBARに変えてもらえれば幸いです。