バーボンを使ったケーキってあったんだ!
よく、ワインやブランデー、日本酒などを使用したケーキは、よく目にするようになりました。
日本酒の場合は酒粕をケーキの生地に練り込んで焼き上げることが多いです。
ワインやブランデーなどは風味付けとして使用されますが、バーボンやウイスキーなどを使用したケーキがあるのは驚きです。
ラム酒の場合はラムレーズンをケーキに使用しますが、バーボンケーキとはどのようなものか気になります!
バーボンケーキとはどんなものか?
バーボンケーキは、基本的にパウンドケーキです。
ドライフルーツをバーボンに数日間漬け込んだのち、メイプルシュガーやメイプルシロップ、そしてバーボンを適量加えたものです。
作り方は、基本的なパウンドケーキと同じで、材料さえあれば簡単に家庭でも作ることが出来ます。
まぁ、家庭で日本酒や酒粕を利用したケーキを作るのと一緒ですね!そもそも、日本人は昔から料理に調理酒を使用していますから、ある意味バーボンを調理酒の代わりにするのと変わりないですね。
ちなみにレシピには、ドライイーストやベーキングパウダーは使用しません。
まぁ、パウンドケーキですから食べた際にはズッシリとした食感ですね。
ちなみに、ドライイーストを入れれば、パンにすることも可能です。
ラムレーズン入りのパンと同じです。
やっぱり子供には注意が必要?
やはり気になるのが、アルコール度数の高いバーボンを使用するのですから子供やアルコールに弱い方は注意が必要です。
また、車の運転前には絶対に食べることはおすすめしません。
そもそも、パウンドケーキは水分が多いので、ケーキ内部にバーボン自体のアルコール分が残りやすいです。
これに比べて、ドライイースを加えてパンにした方が断然アルコールは少なくなります。
しかし、バーボンケーキの問題は、ドライフルーツをバーボンに漬け込んでいることです。
ドライフルーツに滲み込んだバーボンのアルコール分は、焼き上げるだけでは、簡単に飛ばすことが出来ません。
特に長時間漬け込んだ場合は、ドライフルーツ内部に高濃度のアルコールが残留してしまうので、子供には絶対に食べさせることはダメです。
どちらかというと、大人のスイーツとしてならおすすめします。
どうしたらアルコール分を除去できるか?
でも、バーボンとメープルシュガー、そしてメープルシロップのパウンドケーキは子供も好きなはずです。
チョコレートで言うと、季節限定で販売されるバッカスとラムレーズンの商品みたいなものでしょう。
あれも意外にアルコールが残留しているので子供には絶対におすすめできません。
では、どのようにすればいいのかと考えることになります。
単純にアルコールを飛ばすだけなら、バーボンに漬け込んだドライフルーツを水で煮詰める方法もあります。
しかし、アルコールだけでなく風味まで何でしまうので作業としては本末転倒です。
そこで、考えるのはアルコールや水以外の液体にバーボンの風味やポリフェノールを移せばいいのです。
バーボンの風味を逃がさない方法は?
では、どのようにしてバーボンの風味やポリフェノール、そしてうま味成分を取り出すかというと油分を使用します。
油は、風味やポリフェノールを取り込みます。
また、ケーキに使用するバターを減らせばいいんです。
そこで、ココナッツオイルを使用します。
バーボンに漬け込んだドライフルーツをココナッツオイルで煮込むだけです。
ココナッツオイルは40℃で液化するのでじっくりとアルコール分を飛ばします。
手っ取り早いのが、電子レンジですが水分や油があると調整が難しいので、鍋で煮込んだほうがいいです。
その後、ある程度加熱したら、耐熱容器に移し、冷却して水分と油分を分離します。
基本的にこれでかなりのアルコール分が蒸発し、ココナッツオイルにバーボンの風味などが移行します。
手間は掛かりますが、子供でも食べられるバーボンケーキになるのでおすすめです。
若干、ハワイアンテイストになります。
まとめ
筆者自身、思い付きでケーキを作ったりします。
その際に、ブランデーやウイスキーなどを使用したこともあります。
流石にバーボンでドライフルーツを漬けることは思いつきませんでした。
しかし、子供やアルコールに弱い人でも食べられるバーボンケーキは合った方が良いです。
基本的に料理は化学と言われたりしますが、化学分野を専攻していたため、アルコールに溶け込んだ成分を別のものに回収すれば、一番手っ取り早いのでおすすめです。