今さら聞けないバーボン入門
お酒には様々な種類がありますが、一度は「バーボン」という言葉を聞いたことがあると思います。
しかし、名前は聞いたことあっても一体どんなお酒なのか分からない人もいるのではないでしょうか。
これからお酒を飲み始める方やこれまでよくバーボンについて知らない方は改めてバーボンについて正しく理解しておきましょう。
バーボンとは何なのか
バーボンとは、主にアメリカで作られたウイスキーの種類に入る蒸留酒です。
そして、スコッチウイスキー・アイリッシュウイスキー・ジャパニーズウイスキー・カナディアンウイスキー・バーボンウイスキーという世界5大ウイスキーに入るほどの有名な種類でもあります。
バーボンの特徴としては、他のウイスキーと比べて非常に味が甘いです。
理由としては、本来は大麦麦芽といった穀物をメインにウイスキーを作りますが、バーボンはトウモロコシをメインに多く使うため、その甘さが非常に強く出ています。
バーボンはアメリカ合衆国が建国された1789年から作られ始めたと言われており、ケンタッキー州のバーボン郡で作られていたため、バーボンウイスキーと呼ばれるようになりました。
バーボンの主な銘柄
バーボンとして、よくスーパーやコンビニで販売されているものとしては「ジム・ビーム」や「アーリータイムズ」、「I.W.ハーパー」があります。
おそらく居酒屋で提供されるウイスキーの多くは「ジム・ビーム」や「アーリータイムズ」の2つだと思われます。
一部では「ジャックダニエル」というウイスキーもバーボンではないのかという声もありますが、製造方法といったことでバーボンとは異なります。
もう少し深く知りたい方は、「メーカーズマーク」や「ブッカーズ」、「オールドクロウ」などがおすすめです。
しかし、先程も紹介しましたが、バーボンのポイントは飲んだ時に口の中に広がる独特の甘さです。
この甘さは、人によって好き嫌いがはっきりしますので、いきなり瓶で買わずにバーや居酒屋であらかじめ飲んでみることをおすすめします。
バーボンの飲み方
バーボンの飲み方には他のウイスキーと同様、バリエーションがいくつかありますが、今回は基本的な飲み方を紹介します。
まずは1番香りと味を楽しめるストレートです。
もちろん、ウイスキー自体アルコール度数は非常に高いので、かならずチェイサーを用意しておきましょう。
次にロックです。
映画やドラマなどでも、よく使われている飲み方で、冷やしておいたグラスにウイスキーを注ぎ、氷を入れる飲み方です。
氷のおかげで飲みやすくなりますが、普通の氷だとすぐに溶けてウイスキーの味が薄くなってしまいます。
自宅でロックを飲む際は、すぐには溶けないロックアイスを使いましょう。
最後はトゥワイスアップです。
この飲み方を聞いたことある人は少ないのではないでしょうか。
トゥワイスアップとはウイスキー1に対し、水を1入れるだけの飲み方です。
この飲み方は、ブレンダーというウイスキーを調合するウイスキーのプロが香りや味を試す際に使います。
ワイングラスといった飲み口が狭くなっているグラスを使うと、香りをさらに楽しむことができるのでおすすめです。
他にもハイボールやミストといった飲み方があり、気になる方は是非調べて試してみると、さらにバーボンが好きになるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ビールや日本酒、焼酎やワインと世界中には沢山のお酒が存在するなかでも、特に大人っぽく見えるのがウイスキーなのではないでしょうか。
しかし、そのイメージのためかなかなか飲むのに躊躇してしまう方も少なくはありません。
バーボンウイスキーは、数百年の歴史の中で多くの人々に愛され続けてきました。
その歴史あるバーボンが導く素敵な扉を、是非今夜開けてみてはいかがでしょうか。