バーボンをより楽しむ飲み方、バーボンベースのカクテルのご紹介
様々なウイスキーの中でも味わい深く、風味も豊かなバーボンは多くの人に愛され飲まれています。
その飲み方は様々で、バーボンの風味をしっかりと味わえるストレートに、氷を入れるオンザロック、常温の水で割って作るトワイスアップなどがあります。
中でもカクテルは使用する道具や合わせるものによって自分の好みに合わせて楽しむことが出来るのです。
そこで、バーボンを使ったカクテルの一部をご紹介します。
カクテルの利点
バーボンと言えばアメリカウイスキーの中でも代表格という程有名なお酒です。
ただ、バーボンはかなりアルコール度数が高いお酒になるので飲みにくいという方もいるでしょう。
飲みやすくするために水や氷などで割るといった方法ももちろんありますが、カクテルにしてもバーボンはおいしく飲めるのです。
普段からバーボンを嗜む方でも、カクテルでバーボンの新しい一面を感じることが出来るでしょう。
また、お酒仲間に「カクテルが趣味です」と言えば興味がひけるかもしれませんし、ちょっとしたパーティーでカクテル作りの技術を披露することも可能です。
さらにカクテルを学ぶ上でバーボンなどのお酒の知識に詳しくなり、より楽しめることでしょう。
①オールド・ファッションド
その名前のグラスがあるほど世界的に有名なカクテルです。
透明な琥珀色をしており、バーボン特有の甘さの中にビターズのほろ苦さがマッチしています。
その歴史は古く、1800年代半ばにアメリカ最高峰の競馬イベントであるケンタッキーダービーが開催されるチャールズダウンズ競馬場のバーで作られたと言われています。
外見が古風の飲み物である「トディ」に似ていたため「オールド・ファッションド」という名が付けらました。
毎年開催されるケンタッキーダービーではオールド・ファッションドなどに使われるオールド・ファッションド・グラスが配られているため、それらを収集するコレクターもいます。
オールド・ファッションドは自由度の高いカクテルなので自分のこだわったレシピを模索するのもも良いでしょう。
飲む際はマドラーで角砂糖や、果物を潰しつつ好みの味に調節します。
有名で人気もあるカクテルですが、何も割っていないロックと同じなのでアルコールはかなり強くなっています。
レシピ
●バーボンウイスキー45ml
●角砂糖1個
●アロマティックビターズ1~2ダッシュ
●スライスオレンジ
●マラスキーチェリー
作り方
1、グラスに角砂糖1個を入れとアロマティックビターズを数滴ほど滲み込ませます。
2、氷とバーボンを加えます。
3、オレンジとチェリーで飾り、皮が少し傷つくくらい混ぜてからマドラーを添えます。
果物は別のものを使っても別の味になり楽しむことが出来ます。
②カウボーイ
こちらも古くからあるバーボンがベースのカクテルです。
見た目は、まるでコーヒー牛乳のような淡いブラウンになります。
バーボンに牛乳や生クリームを混ぜて作るため、口当たりはまろやかでありバーボンとは思えない風味と味が楽しめます。
牛乳の量を増やせばそれだけアルコール度数が下がり飲みやすくなり、生クリームを加えればまったりとした感じになります。
お好みでレシピを変えると良いでしょう。
お酒の弱い方やバーボンの風味が苦手な方におすすめです。
レシピ
●バーボンお好み
●牛乳(ミルク)または生クリームお好み
バーボンと牛乳などの比率や分量はその人の好みによって変わります。
作り方
1、氷の入ったタンブラーにバーボンと牛乳などを入れ混ぜます。
牛乳の量は好みに合わせて調節しましょう。
砂糖を加えたり、ナツメグを振りかけたりするレシピもあります。
③マンハッタン
名前の由来には諸説がありますが、どれもニューヨークのマンハッタンからきています。
一番有名なのは、第19代アメリカ大統領選挙の際にチャーチル首相の母親がマンハッタン・クラブで応援パーティーを開きその場で思い付き作られた説です。
このカクテルがパーティー参加者に好評で、クラブの名前を取って命名されたと言われています。
「カクテルの女王」とも呼ばれ、カクテルの定番であり人気も高いです。
ベースはバーボンのほかにもライウイスキーや、カナディアンウイスキーが使われることもあります。
琥珀色の中の赤いチェリーはまるで夕日のような美しさがあります。
レシピ
●バーボン45ml
●スイートベルモット15ml
●アンゴスチュラビターズ 1ダッシュ
●マラスキーノチェリー1つ
作り方
1、ミキシンググラスに材料を入れ混ぜます。
2、カクテルグラスに入れ、マラスキーノチェリーを入れて飾ります。
④ニューヨーク
アメリカの都市ニューヨークが名前の由来になっています。
淡いオレンジ色のカクテルで、すっきりとした味わいでありながら鋭い斬口が感じられます。
オレンジピールを加えれば、より爽やかな香りが立ちおすすめです。
甘くすっきりとしているため甘口が好きな方にもおすすめですが、かなりアルコールの強いカクテルになります。
レシピ
●バーボン45ml
●ライムジュース15ml
●グレナデンシロップ1/2tsp
●砂糖1tsp
●オレンジピール(入れない場合もあります)
作り方
1、シェイカーに材料を全部入れてシェイクします。
2、カクテルグラスに入れ、そのあとオレンジピールを絞ります。
⑤ワードエード
ワードエードはボストン市が区政の変更により8つの区になった記念に作られたカクテルです。
見た目は淡いオレンジ色のカクテルで、レモンとオレンジの爽やかな酸味が感じられる味になっています。
さっぱりとしており比較的飲みやすいカクテルです。
本来レモンやオレンジはその場で絞ったものが一番ですが、自宅で楽しむ場合は市販のジュースを使っても十分においしいでしょう。
もし、ちょっとだけ上質なものを飲みたいなら果物はフレッシュを使うことをおすすめします。
レシピ
●バーボン40ml
●レモンジュース10ml
●オレンジジュース10ml
●グレナデンシロップ1tps
作り方
1、材料をシェイカーに入れシェイクします。
2、カクテルグラスに注ぎます。
⑥ケンタッキー
バーボンの本当の名前はケンタッキー・ストレート・バーボンです。
このカクテルはその名前の通りにバーボンそのものを味わうものになっています。
淡いイエローであり、そこまで甘くはありません。
とてもシンプルなレシピであり、カウボーイほどバーボンの味の変わらないためちょっといつもとは違うバーボンを味わいたいときにおすすめです。
レシピ
●バーボン36ml
●パイナップルジュース24ml
作り方
1、シェイカーに材料を全部入れてシェイクします。
2、カクテルグラスに注ぎ入れます。
⑦ミントジュレップ
ケンタッキーダービーにてオフィシャルドリンクとして出されます。
また、ジュレップの中でも一番と言っていいほど有名なカクテルです。
見た目は透明感のあるブラウン、飲めばミントの爽やかな風味が口の中で広がることでしょう。
レシピ
●バーボン40~60ml
●ミントの葉3~6本
●砂糖1~2ダッシュ
●クラッシュドアイス適量
作り方
1、コリンググラス中にミントの若葉と砂糖を入れます。
2、ミントをバースプーンを使って潰ししっかりと香りを出させ、砂糖はよく溶かします。
3、バーボンを入れ、クラッシュドアイスをたくさん詰めてから混ぜます。
4、この時に氷が融けてしまうのでクラッシュドアイスを適量を加えます。
5、ミントを飾りストローを添えます。
まとめ
バーボンがベースのカクテルは口当たりが柔らかいものから、アルコールが強いもの、果物やミントを使ったりするものまで様々です。
今回紹介したカクテル以外にもまだまだ種類はありますし、バーで出されるオリジナルのカクテルも含めればそれこそ数えきれないほどです。
それだけカクテルの道はおくが深いと言えるでしょう。
今までカクテルを試したことがないという方も、一度飲んでみることをおすすめします。