バーボンと他のウィスキーとの違いとは

バーボン

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世に数々のウィスキーがあります。

その中でも有名なのがいわゆる5大ウィスキーで「アイリッシュ・スコッチ・アメリカン・カナディアン・日本」です。

最古の歴史をもつアイリッシュから比較的新しい日本まで、材料も製法も味も香りも様々です。

さてこの中でアメリカンウィスキーと言えばバーボンを思い浮かべる方も多いかと思いますが、いかがでしょうか。



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その原材料の違いがウィスキーの違い

まず現在主流のウィスキーは大きく分けて2種類ありモルトと呼ばれる大麦麦芽のみで作られるモルトウィスキー、そしてトウモロコシ、ライ麦、小麦などの穀物を原料として作られるグレーンウィスキーがあります。

この2つがメインとなり様々なブレンドなども行われます。

この他にライ麦を主原料としたライウィスキーや、グレーンウィスキーの中でもトウモロコシの利用率が80%を超えるものをコーンウィスキーと呼びます。

バーボンはこの中でグレーンウィスキーのグループに属し、原材料のコーン利用率が51%以上80%未満のものになります。

実はこのトウモロコシを使う点が他のウィスキーとは異なためアメリカンウィスキーと呼ばれることになります。



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その製法とは

基本的な製造方法はほとんど共通で原材料を乾燥させた後に麦芽で糖化します。

ここに酵母を加えてアルコール発酵させるとビールの元のような状態となりこれをウォッシュと呼びます。

その後このウォッシュを蒸留機で蒸留すると初めてバーボン原酒の元になる蒸留酒が出来上がります。

この蒸留酒に加水してから、内側を焦がしたホワイトオークの新樽に詰めて2年以上熟成させます。

ざっくりとした流れですがこうしてバーボンが出来上がります。

バーボンの発祥

これは諸説ありますが1789年アメリカ独立の年に牧師のエライジャ・クレイクによって創られたのが最初と言われています。

バーボンの名前自体はフランスのブルボン王朝から名付けられたとされており、アメリカ独立戦争の折りにフランスが味方してくれたことに感謝して、トーマス・ジェファーソン(第3代アメリカ大統領)がケンタッキー州の郡の一つをバーボン郡と名付けました。

これによりバーボン郡となった地域で製造されるウィスキーがバーボンウィスキーと呼ばれることになりました。

バーボンの種類

一般的に手に入りやすいのが「ストレート・バーボン」、この中でも1つの樽の原酒のみを使用しているのが「シングルバレル・バーボン」、さらに複数の樽の原酒をブレンドした「スモールバッチ・バーボン」があります。

最近よくCMで目にする「ジムビーム」や、店頭などでよく見かける「アーリータイムズ」や「フォアローゼス」などが「ストレート・バーボン」になります。

また日本ではバーボンと思われることも多い「ジャックダニエル」ですが、こちらはテネシー州で製造されるテネシーウィスキーで、特徴として原酒をチャコールフィルターでろ過してから樽熟成されることにあります。

バーボンの飲み方

もちろん好きな方法で飲むのが一番ですが、折角の機会ですから水や氷によって味や香りが変わっていくのを試してみるのも一興です。

用意するのは出来ればウィスキーのティスティンググラスで、これは蒸留所のブレンダ―も使用するものですが、安いものであれば500円程度で購入することが出来ます。

まずは常温でストレートから、次は水を数滴垂らしてみる、これだけで香りが開くのが分ります。

最後に氷を入れて温度を下げてみるとまた味わいに違いが出ます。

この他には同量の水で割ったトワイスアップと呼ばれる水割りや、炭酸水を加えてハイボールにしたりと様々な楽しみ方があります。

まとめ

とてもざっくりとしておりバーボンの歴史の長さ、その味わいや香りの奥深さをご紹介するにはチープな表現になってしまった感がありますが、後は飲むだけです。

価格も様々ですし酒屋さんやスーパー、ネットショップでも手に入ります、初めてお試しになる方は炭酸も用意してリーズナブルなバーボンを気軽に選んで楽しんでみて下さい。

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