バーボンをもっと楽しむ為の4つのスイーツ系おつまみ
お酒を楽しむ上で、おつまみは欠かせない要素です。
一般的に塩気のある物が好まれる酒のおつまみですが、お酒を飲むにおいてもう一つの選択肢があります。
ケーキやチョコレート、アイスクリームなどあらゆるお菓子に洋酒が使われるように、洋酒を楽しむ際にもまた、スイーツを好相性のおつまみとして楽しむことができるのです。
なかでもコーンを主原料とし、オーク樽での熟成でバニラ香や果実香など甘い風味を持つバーボンとスイーツは相性抜群です。
ここではそんなバーボンとスイーツの組み合わせを紹介します。
チョコレート
洋酒のお供の定番スイーツ
ウイスキーやブランデーを楽しむ際に定番となるスイーツの1つがチョコレートでしょう。
カカオの苦味やコクがアルコールの刺激と苦味によく合い、口の中に豊かな余韻を残してくれます。
バーボンにおいては万人におすすめとなる鉄板の組み合わせです。
バーボンをチョコレートで楽しむときにはストレートが基本になります。
ロックでは口の中が低温になってしまいチョコレートの口溶けが悪くなってしまうからです。
チョコレートの余韻が残る口に、バーボンをストレートで少量を口に含み、そのハーモニーを楽しんでください。
ビターチョコレート
カカオの香りや苦味を濃く感じることのできるビターチョコレートは熟成が進みカドが取れたバーボンによく合います。
高価なバーボンと合わせてもお互いの風味が損なわれず、またアルコール度数が高くても問題ありません。
バーボンのなかでも口当たりが甘い「イーグルレア」や「バッファロートレース」の銘柄との組み合わせがおすすめです。
ミルクチョコレート
チョコレートにミルクの風味と甘さが加わったミルクチョコレートはバーボン全般と相性が良いと言えるでしょう。
口の中でバーボンとチョコレートが溶け合わせ、香りや甘みを存分に楽しんでください。
ミルクチョコレートには、とくに甘さが控えめな「ワイルドターキー」やスパイシーな香りが特徴の「フォアローゼス」などがおすすめです。
ホワイトチョコレート
ホワイトチョコレートはチョコレートの褐色成分であるココアパウダーを取り除いたココアバターから作られるチョコレートです。
普通のチョコレートのようなカカオの香りはありませんが、クリーミーな甘みが特徴です。
柔らかい甘みと口当たりの「メーカーズマーク」と良く合います。
生チョコレート
生チョコレートは生クリームをチョコレートと合わせて作られるチョコレートです。
その口溶けの良さからストレート以外の飲み方でも楽しめるチョコレートです。
ロックや水割りでも、まろやかな味わいとバーボンの組み合わせを楽しめます。
アイスクリーム
女性にもおすすめの組み合わせ
アイスクリームとバーボンも好相性の組み合わせです。
アイスクリームのミルクとバニラの芳醇な香りと濃厚な甘さが、バーボンのほのかなバニラ香や甘い口当たりと混ざり合います。
ウイスキーのなかでもバーボンは女性向きの飲み口となっていますが、アイスクリームと合わせることでより親しみやすくなるでしょう。
またアルコールに弱い人はアイスクリームにバーボンを少しかけて食べてみるというのも良いと思います。
ラムレーズン・アイスクリームのような味わいが楽しめて、バーボンを好きになるきっかけとなるかもしれません。
バニラ
オーク樽で熟成させることで生まれるバニラ香がバーボンの特徴の1つです。
これにより、バニラ・アイスクリームとバーボンは抜群の相性を持っていると言えます。
甘みとバニラの香りが強いため、どんなバーボンでも間違いなく合います。
ただバーボンそのものの風味は感じにくくなると言えるかもしれません。
ナッツ系
ナッツはバーボンのおつまみの定番です。
そのナッツを使用したアイスクリームもまたバーボンと好相性のアイスクリームです。
ピスタチオ・アイスクリームやマカデミアナッツ・アイスクリーム、ピーカンナッツ・アイスクリームなど、どのナッツもそのコクと風味でバーボンを引き立ててくれます。
キャラメルナッツ・アイスクリームもそのホロ苦い口当たりがよく合います。
ドライフルーツ
相性バツグンのおつまみ
ドライフルーツも洋酒を楽しむとき定番のおつまみでしょう。
バーで飲む際にも供されることが多い乾き物の1つとなっています。
ドライフルーツはそのフルーティーな甘さと酸味が口の中を爽やかにし、バーボンが持つ果実香をより芳醇にしてくれます。
また他のスイーツ系おつまみと違い口の中が過度に甘ったるくなることはなく、甘いモノが苦手でも好んでバーボンと合わせる方もいます。
スイーツにドライフルーツが使われる際も、まず洋酒に漬け込むことは基本であり、そのことからもドライフルーツとお酒の相性の良さが窺えます。
レーズン
ドライフルーツといえばレーズンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ラムレーズンに見られるように、特にお酒との相性が良いドライフルーツです。
ぶどうの甘味と酸味が凝縮されたレーズンは甘いバニラ香が特徴の「ジムビーム」や華やかな果実香を持つ「フォアローゼス」などと良く合います。
またクリームチーズやバターと和えることで簡単に一段上のおつまみに仕上げることができます。
オレンジピール
オレンジピールはオレンジを乾燥させて砂糖漬けにしたものです。
柑橘類の爽やかな香りと口に広がる酸味がバーボンの口当たりに変化をつけてくれます。
またオレンジピールにチョコレートをコーティングしたオランジェットはウイスキーを楽しむ際の定番のおつまみの1つです。
干し柿
日本伝統の干し柿ですがバーボンとも合わせることができます。
柿は香りが強い果物ではないのでバーボンの芳醇な香りを邪魔すること無く甘みを引き立ててくれます。
また干し柿はバーボンのおつまみの定番であるナッツやチーズとの相性がとても良いです。
刻んだ干し柿とこれらを和えるだけでバーボンと最高の相性のおつまみを作ることができます。
和菓子
意外な好相性
西洋のお菓子において洋酒は欠かせないものですが、和菓子においても日本のお酒が使われます。
では洋酒であるバーボンと日本の和菓子とではどうでしょう。
実はバーボンは和菓子とも抜群の相性を発揮してくれます。
口当たりがよく柔らかい甘みをもつ「メーカーズマーク」など華やかな香りやなめらかな甘みが特徴の銘柄と組み合わせてください。
意外な好相性に驚く方も多いと思います。
あんこ
和菓子に欠かせないものがあんこです。
そのあんこと相性が良ければ多くの和菓子と相性が良いといえます。
特に羊羹はそのなめらかな口当たりと口に残る甘さがバーボンと絶妙なハーモニーを生んでくれます。
また焼いた団子にあんこを絡めた餡団子などは焼き目の香ばしさも手伝ってバーボンととても良く合います。
カステラ
西洋のケーキではアンビベと言い、スポンジの乾燥を防ぎ風味をつけるために焼き上がったケーキに洋酒を染み込ませます。
日本のケーキとも言えるカステラも当然お酒との相性は抜群です。
焼き上がったカステラの香ばしい香りとバーボンの芳醇な香りは好相性です。
またカステラの底に敷き詰められたザラメ糖が口の中でバーボンの甘みを増幅させてくれます。
まとめ
ここで紹介したバーボンとスイーツの組み合わせはいかがだったでしょうか。
俗にお酒好きの人を辛党、甘いもの好きな人を甘党と対極のように言いますが、お酒と甘いものは実はとても相性が良いのです。
辛党の人も甘党の人も、ここで紹介した組み合わせを試してみてください。
自らの中のお酒やスイーツの世界がさらに広がっていくかもしれません。