意外に本格派なバーボン『ジムビーム・ライ』

バーボン

バーボンウイスキー ジム ビーム ライ 700ml

バーボンウイスキー(以下、バーボン)言えば、アメリカで人気のあるアメリカンウイスキーです。

バーボンの原料は、基本的にトウモロコシがしようされます。

しかし、ライ麦を使用したバーボンがあります。

そのバーボンが、ジムビーム・ライです

今回は、このジムビーム・ライというバーボンについて説明をしたいと思います。



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何故、ライ麦なのにバーボン?

バーボンの定義から考えると、ジムビーム・ライはバーボンに当てはまらないハズです。

しかし、有名リカーショップの店頭表示には、しっかりとバーボンの表示があります。

ジムビームといえば、バーボン製造メーカーでも有名であり、味に間違いがないものです。

このメーカーのバーボンといえば、ジムビーム(一般的にホワイトラベル)が有名で、価格も700mlで1000円以下です。

バーボンの定義でよく誤解されるのはトウモロコシが51%以上80%未満のものと考えますが、実際のところこれはコーンウイスキーと呼ばれるだけであり、ライ麦・小麦・大麦などの穀物類であれば何でもいいです。

重要なのは、アルコールの原料ではなく、熟成方法にあります。



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ジムビーム・ライの製造方法

ライ麦をアルコール原料に使用しているジムビーム・ライですが製造方法は他のジムビームと同じです。

アルコール発酵により、穀物内の糖質をアルコール分解し、連続蒸溜のよりアルコールを抽出および濃縮するところまで同じです。

通常、アルコールを蒸溜する際はアルコール分以外の不純物が取り除かれますが、アルコールに溶け込みやすい成分だけは残ります。

その溶け込み易い成分が香り成分です。

バーボンを含めウイスキーの味にそれぞれの個性が出るのは、このアルコール分に含まれた香り成分と熟成樽からしみ出すポリフェノールや香り成分です。

ジムビーム・ライもジムビームも基本的に熟成方法まで同じであり、ただアルコール分に含まれる香りの違いしかありません。

ジムビーム・ライはちょっと高い

通常のジムビームは1000円以下で買えますが、ジムビーム・ライは高めです。

しかし、数千円単位の違いかというと、400円しか差がありません。

ですが、この400円の違いにより、全く別のジムビームを味わうことが出来ます。

まず、店頭で普通のジムビームとライを並べてみると色が全く違います。

熟成期間は互いに8年と長期熟成ですが、原料が違うだけで差がでます。

しかし、熟成期間が8年なのに双方1500円以下で購入できるのは破格です。

ワイルドターキーなら倍近い値段になるので、ジムビームはライを含めて非常にリーズナブルです。

実際に飲んでみて

通常のジムビームとライを飲み比べると、味に差があります。

バーボンといえば独特の風味やクセがあります。

実際にジムビーム・ライの方がより特徴が強くなります。

やはり、原料にライ麦を使用しているため、ライ麦の風味があります。

しかし、ただでさえ特徴のあるバーボンが、よりクセの強いお酒になています。

ストレートで飲んだ場合、バーボンやウイスキーが得意な方でも旨味を感じないこともあるかと思います。

そこで、おすすめなのがロックまたはハイボールで飲むことをおすすめします。

丸い大きな氷にジムビーム・ライを注ぐことで多少、クセが和らぎます。

しかし、バーボンの特徴は失われません。

これは、ハイボールにしても同様であり、ジムビーム・ライを楽しむ方法として多くの方におすすめしたいと思います。

まとめ

筆者自身、通常のジムビームよりもジムビーム・ライの方が好きです。

しかも、飲み方はストレートでそのまま飲みます。

かつては、バーボンが全く口に合わなかったものの、ジムビーム・ライを勧められて飲んだことで、バーボンが美味しく感じられるようになりました。

今では、クセの強いウイスキーやバーボンばかり好んで飲んでいます。

薄い味のバーボンを大量に飲むより、特徴のあるバーボンを少量飲んだ方が非常に満足できると考えます。

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