バーボンと蜂蜜 ~ハニーリキュールベスト3~
数年前から、ウイスキーに蜂蜜を入れ、リキュールとして色々なメーカーから登場したハニー・リキュールをご存知でしょうか。
蜂蜜の甘さと、アルコール度数20~35度くらいまでといった飲みやすい設定で、ストレートからカクテルベースにまで使えるリキュールです。
トリス&ハニーなどの商品もありますが、今回はバーボンがベースになっている物を3本紹介したいと思います。
ワイルドターキーアメリカンハニー
通常のワイルドターキーとはボトルデザインから違い、角ばっていてとてもカッコイイですね。
アルコール度数は35.5度で、リキュールにしてはやや高めという感じですが、そのまま飲むには少し物足りなさを感じるかもしれません。
甘いお酒が好きな人には良いかもしれませんが、ソーダ等で割って飲むことで、このお酒の持ち味が引き出されると思います。
実は、このワイルドターキーは以前にも「ワイルドターキー・ハニー」という商品を販売していて、手元にあるボトルには「ウイスキー特級」とプリントされています。
皆さんご存知のように、1953年に出来た酒税法により、ウイスキーは特級、1級、2級、と3つに分類されていました。
これは日本独自に、原酒の混合率によって分類されたものです。
この酒税法は1989年に改正され、等級表示の廃止と税金の引き下げが決定したので、この「ワイルダターキー・ハニー」は1988年以前に発売された物になりますね。
こちらはどんな味かと言いますと、最近の物より甘さが抑えられていて、飲みごたえも充分。
老舗のバーなどにはまだ置いてあるかも知れませんので、機会があればぜひ飲み比べをおすすめします。
ジム・ビームハニー
バーボン・ウイスキー業界の最大手ジム・ビーム社も、このハニーブームに乗り出しました。
軽くスッキリとした飲み口が人気のジムービームに蜂蜜を加えたのですから、これは本当に飲みやすい物に仕上がっています。
ラベルには蜂の巣をプリントするといったユーモアもあり、手に取りやすい1本ではないでしょうか。
アルコール度数は30度で、原酒に4年熟成の物を使っているとの事なので、「ジムビームホワイト」を使ったリキュールなんでしょうね。
飲んでみた感想は、やはりこちらも甘いのですが、その甘さの中にもしっかりバーボンの味が感じられます。
蜂蜜のおかげで角が取れたような飲み口ですが、ストレートやロック、カクテルベースに使うのも良いと思いました。
2014年に世界企業を目指すサントリーが買収したジム・ビーム社ですが、売り上げも2割程度上がって好調のようです。
これはサントリーの「子会社ではなくパートナーとして対等に付き合う」という姿勢が生き、商品展開が活発化している証拠でしょうね。
今後、発売されていく商品も楽しみです。
ジャックダニエルテネシーハニー
「みんな大好きジャックダニエル」も蜂蜜入りの商品を発売しています。
ここにジャックダニエルを入れる事に違和感を感じる人も多いと思いますが、ご存知の通り、このジャックダニエルもほとんどバーボンと同じ製法です。
そして、バーボンより多くの工程で作られているのに、ただテネシー州というだけで、他に分類されていますよね。
ジャックダニエルも、あえて独自の道を行くという気持ちなのでしょう。
ですから、今回ここに入れるのもどうか許してやってくださいませ。
ハニーリキュールの中でも一番の売れ筋と聞くこの1本、アルコール度数は35度で、ハニーリキュールで割っているとの事。
ウイスキーの力強さもあり、飲み口スッキリな甘口といった感じです。
本格的なウイスキーが好みの方はくどい味と感じるかもしれませんが、ウイスキーのエントリーモデルとしてなら、充分おすすめできる完成度です。
ジャックダニエルは、蒸留液を濾過するのにサトウカエデの炭を使っているので、個人的にはこの部分をもっとアピールして、メープルシロップ味を出して欲しかったなんて思います。
まとめ
今回紹介した物はすべて「ハニーリキュール」に分類されているだけあって、口当たりや飲み口は甘めです。
ただ、それは普通にバーボンをストレートで飲むのと比べて、という話です。
バーボンらしさもしっかりと感じられますし、香ばしさもあります。
普段、バーボンをストレートでは飲まない人は、やはり何かで割って飲むことをおすすめします。
何でも、無理せずに自分の好きなようにして飲むのが一番ですよね。