私のバーボンストーリー

バーボン

アーリータイムズ ブラインドアーチャー 700ml

私、48歳男性です。

バーボンとの出会いは14歳の時でした(笑)いや中学生の分際でバーボンを飲んでいたのではなく。

当時、自分がハマっていた音楽、吉田拓郎の名曲ペニーレインでバーボンという曲のタイトルでしてその歌により初めてバーボンというお酒があるということを知りました。

私は拓郎の音楽に惹かれ大ファンになってしまい彼が歌にするくらいに好きなお酒がいったいどんなものなのか知りたくて仕方なかったです。

ちなみに父親もウイスキーは飲んでいたのですが残念ながらサントリーレッドでした・・・。



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バーボンとの出会い

早い段階からバーボンという存在を知ったものの中学生が飲める訳でもなく不良でもないので親の目を盗んで飲酒する勇気もそれを買うお金もありませんでした。

高校生になっても状況は同じで自分としては当時大学進学を控えいていたので受験に合格し花の東京でかっこよくバーボンを飲んでやると決意を固めました。

その決意は功を奏して無事に希望の東京の大学に進学したのですが、サークルとかコンパとかそういうものにも少しは参加したものの自分がそんなにお酒が強くないことに気づきました、よって飲むのはビールか当時はやっていた甘いチューハイぐらいであえてバーボンを探して飲む機会を作ろうとは思わなくなっていました。

大学2年になりそろそろバイトでもするかと思い友人から紹介された飲食店のバイトをすることに、飲食店というかバブル時代に流行したいわゆるカフェバーというやつです。

アパートの最寄でしたので給料は普通でしたが近いしカフェバーの響きもなんかかっこいいかなとの単純な理由でそこでのバイトを始めました。

するとカフェ兼バーなので当然お酒があります、そこになんと初めて見るバーボンが何種類かカウンターにあるではありませんか。

店長からお酒の説明をうけてバーボンの種類やロック・水割り・ストレート・ソーダ割りなどそれぞれの作り方などを教わり自分もいっぱしのバーテン気取りです。

帰り際に店長から酒が飲めるなら一杯飲んできなよとのお言葉をいただきこれはバーボンを飲むチャンスとばかりに、はい、少しなら飲めますのでいただきますと返事をしました。

深夜、お店が終わり飲ませてもらったバーボン、銘柄はバーボンデラックス。

あ、意外と甘めでいけるかも。

この夜がバーボンとの出会いの日となりました。



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アーリータイムス

お店でバーボンデラックスもよく出ましたがそれ以上に人気があったのがアーリータイムスでした。

今でもどこのお店でも見掛けることの出来るバーボンの代表的な銘柄です。

アーリータイムスもお店で何度か飲ませてもらいましたが、バーボンデラックスより上等なのか、さらに飲みやすいことにすぐ気づきます。

話しは吉田拓郎に戻りますが彼のイメージや曲でのバーボンの歌われかたなどからバーボンに対してワイルドで強い酒というイメージが先行していたように思います、アメリカのケンタッキー産とういうのも余計にそう思わせます。

でも実際にはとうもろこしが原料で少し甘さを感じる実は飲みやすいお酒なんですね。

最近知りましたがかの俳優、松田優作もアーリータイムアスが好きでボトルキープしていたらしいですね。

ワイルドターキー

ある日私はアパート近くのショッピングセンターでこのお酒と出会いました、そうワイルドターキー。

名前は聞いたことがありました、何でもバーボンの中でも上等でかなり人気の銘柄だと、残念ながらバイト先には扱いがなくタダで飲ませてもらう機会がなかったのですが(笑)
じゃあ自分で買って飲めばいいじゃん、としかし当時はワイルドターキーは一本一万円が定価だったように思います。

しかし自分が見つけたそのターキーはその半額ほど、どうやら当時よくあった並行輸入品のようです。

しかしそれでも学生からしたらとても贅沢な酒です。

でもこんな機会を逃したら当分ワイルドターキーなんて飲めそうにないと思い思い切ってそれを買ってみました。

早速、その夜にアパートでターキーを開けるとなんとも甘くて芳醇な香りが漂います、うまい!これを飲むとバーボンデラックスやアーリータイムスは霞んでしまう。

もったいないからすこしづつちびちびと毎晩の楽しみで飲みました、自分のお酒をボトルで買ったのもこれがおそらく初めてのことで、少し大人の階段を昇れた気がしました。

まとめ

大事に飲んでいたワイルドターキーですが数日後に酒飲みの友人が部屋に遊びに来た際にあえなく発見されなかば脅されながら飲ませてやることに・・・。

友人もワイルドターキーは初めて飲んだらしくこれはうまいなといいかなりの量を胃袋の中におさめていきます。

すべてを飲ませるわけにはいきませんのでなんとか途中で彼を押さえて翌日以降の自分の楽しみを残すことができ安堵しました。

大人となり最近ではバーボンを飲む機会はめっきり減りましたが自分の青春時代にはいつもバーボンがそばにありました。

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