バーボンってどんな飲み方が出来る?カクテルにするのも可能かな?

バーボン

succo / Pixabay

バーボンはスコッチと並んで最もポピュラーなウイスキーの種類です。

アメリカで生まれてアメリカで育った、特有の野性味と味わいを持つウイスキーなのです。

何と言ってもこれ、西部劇などで荒野のバーで、馬を駆けさせてきたカウボーイがカウンターでオーダー、一口飲んであたりを見回す、等と言ったシーンを思い浮かべることが多いのではないでしょうか。

男の酒ストレートで飲む、といったイメージのバーボンですが、でもこれを使ったカクテルも意外と多くあるのです。



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男の酒ウイスキーというイメージは揺るがない?

ウイスキーと呼ばれる酒の場合、それがスコッチでもバーボンでも男の飲む酒、といったイメージは中々揺らぎません。

どちらも薄暗いバーで一杯、といった感じですね。

スコッチなら、女性の入れないバーや邸宅の喫煙室などで、紳士たちが雑談しながら嗜むという雰囲気があります。

実際にイギリスでは、スコッチは紳士の飲み物、ビールは中産階級の飲み物と以前は言われたものです。

バーボンもまた、ちょっと荒っぽい連中の集まる酒場で、カウボーイたちが一杯やっているシーンを思い浮かべる人が多いはずです。

もしくは禁酒法時代に、ギャングたちがそのアジトで、密造したバーボンを飲みつつ次の仕事を相談という、そんなイメージもありますね。

アルコール度の高いウイスキーですから、どうしても男の酒というイメージが付きまとうのでしょう。

実際古くは女性の飲み物としては認知されていませんでした。

余談ながら当時の女性の場合、ワインかもしくは気付けにブランデーが一般的だったのです。



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今では勿論女性だって楽しめます

もちろん現在では、男性のみの特権ではなく女性も、このウイスキーたちを楽しめる時代になりました。

アルコールに強いのは、これまた男性の専売特許では無いと、認知もされました。

なのでバーでバーボンを注文する女性も、勿論いないとは言えません。

スコッチとは違った、野性味のあるバーボンの味わいを楽しめるのは、男女拘らずのいい時代になったわけです。

出来れば勿論このバーボン、しっかりとした味を生のままで楽しみたいところです。

とうもろこしから作られたバーボンは、歴史も手伝って男性的な味わいに見えます。

しかし実は、スコッチよりも甘みがある酒なのです。

そういった意味では、女性向けと言ってもいいお酒なのですね。

バーボンは出来ればそのままで味わって欲しい?

バーボンだけでなくどんなお酒でも、その機のままの味わいを大切に飲んで欲しいと思うのは、製造者共通の望みとも言えます。

ストレートやオンザロックで、微妙な味の差を舌に載せて味わい楽しむ、これがお酒自体の楽しみ方としてはシンプルだけど奥深い飲み方、と言って過言ではありません。

何でもそうですが、素材そのままの味を楽しむのが、本当の通だということですね。

だったらとうもろこしを食べていればいいのでは、というツッコミは置いておいていただけると嬉しいです。

このバーボンの、スコッチよりは短い熟成期間で出来上がった味は、洗練されていると言うよりも野性味のあると評したほうが正解ですね。

その独特の味に惹かれる人は、バーボンの虜になってしまうのです。

バーボンは楽しみたいけど実はお酒に強くない

バーボンにしろスコッチにしろ、またブランデーなどにしろ、アルコール度の高いお酒の場合、いわゆるお酒に弱い人にはちょっと飲みづらいという問題があります。

実際、お酒には強くないけれどでもお酒の味は好きだ、という人も少なくないのです。

そんな人の場合、逆にこういったお酒に関してはストレートやオンザロックで楽しむことをおすすめしたいです。

そんないくらなんでも強くて飲めない、と思うかもしれません。

しかしストレートなど舌に載せて、これはきついと思えば、少しずつ用心深く味わうことが出来ます。

オンザロックも同様で、味を楽しみつつでも一気には飲めないので、無茶な飲み方はしなくて済むのです。

味を楽しみたい、でもお酒に強くないという人の場合、こういった飲み方にあえて挑戦してみるのもおすすめですね。

オンザロックはそのうちに薄まってきますし、ストレートの場合はどうしてもきつくなったら、ソーダや水で割ってもらうことも出来ます。

非常にフレキシブルに飲める飲み方が、実はストレートやオンザロックなのです。

バーボンの香りや味わいそのままにちょっとおしゃれにも飲みたい

バーボンの味や香りなども好きだけど、やっぱりちょっとそのままで注文するのは大胆すぎるかな、と思った場合カクテルにしてもらうのも悪くありません。

オールド・ファッションド

無骨にも見えるオールドファッションドグラスに入れて供されます。

オンザロックに使われるあのグラスです。

角砂糖を入れたグラスにバーボンを入れて、軽くステアするだけのカクテルです。

オレンジが添えられますので、ちょっとオレンジの香りがおしゃれですね。

生のままのバーボンが使われていますので、香りなどもそのまま楽しめます。

ストレートのバーボンにちょっと手を加えた感じなので、強めのカクテルですがバーボン自体を味わいたい人にはおすすめです。

とは言え、バーボンをストレートでというより、オールド・ファッションドでとオーダーするほうが、ちょっとおしゃれに聞こえるのも事実です。

それほどお酒に強くない筆者ですが、これならのんびりしみじみ味わえるので、結構お気に入りのカクテルです。

マンハッタン

カクテル好きの人なら知らない人はまずいないでしょう、マンハッタンです。

カクテルの女王とも呼ばれています。

カクテルグラスで供されますので、おしゃれという点ではかなり上位に入ります。

とは言えこのマンハッタン、バーボンにスイートベルモット、アンゴスチュラ・ビターズという組み合わせですので、アルコール度は高めです。

きれいな夕日の色に惹かれて飲みすぎないように、注意が必要ですね。

何と言ってもこちら、冷たいうちに味わいたいカクテルなので、やはりお酒に強い人に向いたカクテルと言えます。

筆者にはちょっと、飲み終えられなくて悲しかったですね。

もっと飲みやすいバーボンカクテルは?

上記2つのカクテルは、いささか強めのカクテルですので、お酒自体を楽しむという感じです。

もうちょっと気軽に飲めるカクテルも、ご紹介しておきますね。

ケンタッキー

非常にシンプルで美味しいカクテルです。

バーボンにパイナップルジュースを加えただけのカクテルです。

強さも調整できますし、パイナップルのさわやかさで口当たりも良くなっています。

ただ口当たりがいいからと言って、ジュースを飲んでいる気分で飲んでしまうと、後悔することになるかもしれません。

筆者の知人がこれ、美味しいからと言って飲みすぎて、翌日二日酔いに悩まされました。

カクテルは混ぜものがあるので、人によっては翌日の二日酔いが来ることもあります。

そちらにも注意しつつ飲んでください。

カリフォルニアレモネード

マンハッタンのような、ちょっと赤い色合いの夕日を感じさせるカクテルです。

ただこちらはグレナデンシロップを使用しての赤ですので、アルコール度的にはかなり低くなっています。

バーボンにライムジュースとレモンジュース、それにシュガーシロップを加え最後にグレナデンシロップにソーダとスライスレモンを加えます。

大変に口当たりの良い、さっぱりしてしかも甘みもいい感じに加わったカクテルが出来上がります。

筆者の趣味から言うと、ちょっとあれこれ混ざっているので、バーボンの味が感じられないのが、いささか寂しいですね。

まとめ

バーボンを味わうのに、というよりお酒を味わうのに、特に決まりなどはありません。

自分の身体に合った飲み方で、楽しむのが最も正しいお酒の楽しみ方です。

しかしちょっとした工夫で一層お酒が美味しくなったり、苦手が克服されたりすることもあります。

何によらず、お酒は楽しく飲みたいものです。

少々癖のある味わいのバーボンですが、色々と工夫して飲み方を開発していってくださいね。

バーボン