バーボンとバーベキューは合う!
バーボンウイスキーと言えば、アメリカンウイスキーの代表です。
バーベキューと言えば、やはりアメリカ人を思い浮かべます。
よく、テレビやネット動画でアメリカ人がバーベキューをしながらバーボンの瓶を片手に笑っていたりします。
果たして、バーボンとバーベキューが合うのか考えてみたいと思います。
実際のところ、日本人はビール派が多数だと思います。
肉の脂に負けない!
やはり、アメリカ人と言ったら、バーベキューと巨大な肉を連想します。
そして、バーベキューで焼かれる肉は、脂が滴り落ちます。
バーベキューには、ビールだろうとお考えの方は非常に多いですが、バーボンだって合います。
むしろ、バーボンの方が牛肉にピッタリだと思います。
バーボン自体は、アルコール度数が高いため、脂を溶かす作用があります。
そのため、バーボンを飲みながらバーベキューをした方が断然、牛肉の味を長く楽しむことが出来ます。
しかし、アルコール度数が高いのであっという間に酔っぱらうという問題もあります。
アメリカ人がバーベキューでベロベロに酔っぱらうのも分かる気がします。
バーボンの瓶を1人で開けるのは尋常じゃないです。
これは、日本人には絶対におすすめしません。
泥酔または急性アルコール中毒になります。
どっちもスモーキー!
実は、バーボンがバーベキューに合うのは、どちらもスモーキー感があるということです。
バーボンは、アルコールの蒸溜方法は他のウイスキーと同じでありながら、熟成に焼き焦がしたオーク樽を使用します。
そのため、スモーキー感が残ります。
また、バーベキューは煙が立ちます。
バーベキュー後の臭いと言ったら、焦げ臭いといった感じしかありません。
しかし、どちらもスモーキーだからこそ味もマッチングし易いといったメリットに繋がります。
また、バーボン特有の甘みも肉の旨味を引き立てる効果があると考えます。
肉を焼く際のフランベに使用できる!
日本人には、バーベキューの際にビールをかける人がいますが、ビールのフランベは美味しくありませんし、風味も何もかも台無しです。
しかし、バーボンはどうかというと、元々風味が強く、アルコール度数も高いため、バーベキューで肉にかけてフランベしても、アルコールが直ぐに飛び、風味やバーボンに含まれるポリフェノールなのが残留します。
ビールの場合、炭酸が揮発するので全く無意味です。
バーベキューでバーボンを使用することにより、肉の甘味を引き出すことが出来ますし、アルコール度数の高いバーボンは肉の表面を素早く加熱して、内部はレアの状態に仕上げることも可能です。
まぁ、バーボンは飲むのも良し、バーベキューの調味料としても良し、といったことになります。
でも、日本人には合わないかも?
ズバリ、日本人が好むバーベキューとアメリカ人の好むバーベキューには大きな差があります。
それは、肉質です。
日本人は霜降りの牛肉を好み、アメリカ人は赤身の牛肉を好みます。
この時点で、日本で行われるバーベキューにはバーボンはあまりおすすめできないことになります。
霜降りの牛肉は、脂自体が元々甘いため、バーボンに非常にあいません。
一方、赤身の牛肉は甘味よりも肉汁が多く、バーボンを飲んでも違和感がありません。
好む肉により、お酒の飲み合わせが重要となります。
バーベキューをする上で、アメリカ人のような楽しみ方に憧れる場合は、肉にこだわった上、バーボンを飲むことをおすすめします。
まとめ
筆者自身、焼肉やバーベキューは好きです。
しかし、霜降りの牛肉はあまり好んで食べません。
カルビやロースなどは直ぐに飽きてしまいます。
それよりなら、ハラミなど脂の少ない肉を食べながら、バーボンやウイスキーを飲んでいます。
実際のところは、ビールの炭酸でお腹が膨れて肉を楽しめないのが一番嫌いなだけです。
バーボンは私にとって、焼肉の友と言える存在です。