「バーボン」を名のることのできないジャックダニエルの悲しさ(体験談)
カクテルバー、ワンショットバーなどに行くことがよくあります。
メニューにある「バーボン」の項目。
多くのお店でジャックダニエルがバーボンの中に表示されています。
これは、多くの方がジャックダニエルをバーボンだと思っているからでしょう。
でも、本当は、このお酒は「バーボン」では無くて「テネシーウイスキー」なんです。
ウイスキーが好き
お酒は、学生の頃から好きですね。
幸いにも、大病を患うこともなく、もうすぐ50歳を迎えますから、30年くらいの間に渡り、お酒をおいしく飲んでいます。
やはり乾杯はビールに始まります。
これは、不動の位置でしょう。
その後は、日本酒であったり焼酎であったりウイスキーであったり。
さらに細かく分けていくと、冷や酒もあれば熱燗もおいしい。
芋焼酎、そば焼酎と、いろいろです。
ただ、ウイスキーの場合には、スコッチでもバーボンでも、ロックで飲むことが多いです。
お酒の種類では、若いころからウイスキーが好きですね。
学生時代のお酒
学生の頃には、今ほどバーボンウイスキーは手ごろな値段では売られていませんでした。
「高級なお酒」でした。
酒屋さん(コンビニエンスストアは無かったころの話です)にも置いてあるかどうかという感じでした。
まあ、買っていたのはサントリーのホワイト、レッド、トリス、時々角瓶くらいで、オールドにはなかなか手が届かなかったですね。
友達数人で飲むときにも、ビール、日本酒、焼酎、ウイスキーの4種類だったなあ。
バーボンの個性が好き
バーボンを飲むようになったのは、社会人になってからですね。
「バーボン」という言葉の響きにアメリカの広々とした雰囲気を感じて、カクテルバーなどで注文していました。
その頃に、よく行くお店のマスターに「バーボンはロック。
お水はチェイサーで。」と言われていました。
それがあるからなのか、バーボンはロックですね。
口に含んだ時に、パアッと広がるトウモロコシの風味が好きです。
たびたび飲むようになっても、「バーボン」は「バーボン」であり、銘柄までは気にしていませんでした。
バーボンの銘柄
銘柄を選ぶようになったのは、ワンショットでなくて、ボトルキープして飲むような機会が増えてきてからだと思います。
アーリータイムス、ワイルドターキー、ジムビーム、IWハーパーなど。
それから「ジャックダニエル」。
バーボンとしては、大体のお店がそういった銘柄のお酒を置いていました。
ジャックダニエルは、その中でも値段は高い方でした。
ジャックダニエルはテネシーウイスキー
ジャックダニエルは、おいしいウイスキーですね。
それが「バーボン」でなく、実は「テネシーウイスキー」なのだと、お酒に詳しい友人から説明されました。
「どう違うわけ?」と言う感じでしたが、実際には、そういうことなのです。
同じくトウモロコシを主原料にしたウイスキーであっても、ケンタッキー州バーボン群の周辺のものが「バーボン」なのだそうです。
素敵な黒いラベルのジャックダニエルは、おとなりのテネシー州で造られているから「テネシーウイスキー」という説明。
おいしいからどっちでもいい
「おいしいからどっちでもいい」というのが私の考えなのですが、細かく言うとそうなるのだそうです。
お店の方でも「テネシーウイスキー」というよりも「バーボン」のほうが分かりやすいからそうしているのでしょうね。
私の「おすすめ」のジャックダニエルはバーボンでなくて「テネシーウイスキー」なのだそうです。
まとめ
ジャックダニエルは、自分たちのお酒に誇りを持っているから、「テネシーウイスキー」と呼んでいるそうです。
でも、ほとんどの人たちは、ジャックダニエルをバーボンだと思っていますよね。
実際に、「どっちでもいい」と言えば、そういうお話なのですが、酒の肴にはなりそうなお話です。
きっと、スコッチウイスキーにも、こだわると細かい区分などルールがあるのでしょうね。
研究するのも楽しいかもしれません。