リッチな大人の時間を満喫しよう!ブランデーのカクテル8つ
ブランデーにもさまざまなカクテルがありますが、ちょっと名前が思い浮かばないという方も多いのではないでしょうか?
バーでスマートに注文できたらかっこいいですし、自宅で簡単に作れるものもあるので、宅飲みがお好きなら試してみたいものです。
ここでは、ブランデーのおしゃれなカクテルを名前の由来などのエピソードを交えながら紹介していきます。
目次
こんなにある!ブランデーのおいしい飲み方
ストレートや水割り、ロック以外にもストレートのブランデーに水の入ったグラスを添えて飲むチェイサーや、炭酸割りなどブランデーの楽しみ方はさまざまです。
カクテルにもバリエーションがあり、アルコール度数が気になるけど楽しみたいという方にもおすすめです。
ブランデーのもともとの度数が40度程度に対し、カクテルなら20度ほどに下がります。
ただし、ベースはブランデーですから、飲みすぎは禁物です。
カフェ・ロワイヤル
カクテルというよりはブランデーを風味づけに使ったコーヒーの楽しみ方の1つで、ナポレオンも気に入っていたという逸話があります。
カップにコーヒーを入れ、ティースプーンにブランデーを染みこませてから火をつけるドラマチックな演出が魅力です。
青い炎とブランデーの香りを楽しんだら残った砂糖をコーヒーに混ぜていただきます。
カクテル作りに大活躍の材料、キュラソー
中性スピリッツやブランデーにオレンジの皮の香味成分と糖分を加えたもので、リキュールに分類されています。
無色透明のホワイト・キュラソー、オレンジ色のオレンジ・キュラソーのほか、カクテルの色を出すために着色料で色をつけたレッド、ブルー、グリーンもあります。
アルコール度数は24度程度で、ブランデーやラムといった別のお酒と混ぜることもあれば、ジュースや果汁を加えてさっぱりと仕上げることもあります。
特にホワイト・キュラソーは用途が広く、ジンベースのホワイト・レディやブランデーから作るサイドカーなど、たくさんのカクテルに使用される万能選手です。
飲みすぎ厳禁!度数を感じさせない柑橘系カクテル
サイドカー
ブランデーのカクテルといえばこれ!
というほど定番の1杯です。
ブランデー30mlにホワイト・キュラソー、レモンジュースをそれぞれ15mlミックスしたものをカクテルグラスに注いでいただきます。
スライスしたオレンジをグラスに沿えれば、より華やかでおしゃれな1品に。
ブランデーの種類や銘柄によって味の変化を楽しめるのも特徴です。
数あるカクテルの中でもサイドカーの歴史は長く、第一次大戦の時代に生まれたとされていますが、はっきりとした誕生の由来は分かっていません。
パリのバーのオーナーが考案したとか、サイドカーに乗ってきた客が作りだしたなど、いくつか説があります。
また、度数が高い割には飲みやすいため、ついついピッチが進んでしまうことから「女殺し」の異名がついています。
ビトウィーン・ザ・シーツ
「シーツの間=ベッドに入って」というセクシーな意味のカクテルで、ナイトキャップにぴったりです。
ナイトキャップとはいわゆる寝酒のようなもので、心地よく眠りに誘ってくれるようなお酒を指します。
レシピは、ブランデーにホワイト・ラム、ホワイト・キュラソーとレモンジュースを加えて氷とシェイクしてカクテルグラスに注げば完成です。
ブランデーの替わりにラムベースで作ることもあります。
上品な味わいで、サイドカーと同様お酒に弱い人でも飲みやすいので、ピッチが速くなりすぎないよう注意が必要です。
シカゴ
アメリカンの都市の名前がついたカクテルで、シャンパンの炭酸と砂糖の甘味でさっぱりといただける1杯です。
キュラソーにアンゴスチェラ・ビターズ、シャンパンがブランデーの味わいを引きたてます。
シャンパングラスかカクテルグラスのふちに砂糖をつけたスノースタイルもポイント。
レモンが香るさわやかなカクテル
ニコラシカ
カクテルに分類されてはいますが、ブランデーと別の飲みものを直接ミックスすることなく味わえる1品がニコラシカです。
ブランデーを注いだグラスにレモンの輪切りとお砂糖が載ったユニークな外見で、バーやイメージ写真などで見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
名前の由来はロシアの皇帝ニコライ2世にちなんだものとされていますが、ドイツでも生まれたともいわれており、正確なことは分かっていません。
ニコラシカの味わい方は、お砂糖をこぼさないようにしながらレモンを2つ折りにして口に運び、レモンの味わいが口いっぱいに広がるまで噛みしめたら、ブランデーを流し込むというもの。
レモンのみずみずしい酸味とブランデーの豊かな香りが一体となる、お口直しにおすすめのカクテルです。
ホーセズネック
「馬の首」の名を持つカクテルで、ブランデーにジンジャーエールをお好みで注いで作ります。
レモンのさわやかな風味とジンジャーエールの甘味がすっきりと飲みやすい1杯です。
らせん状に向いたレモンの皮をグラスにかけるのが特徴で、馬の首のように見えることから名前がついたといいます。
現在ではウイスキーベースで作られることも多いため、はっきり区別したい場合は「ブランデー・ホーセズネック」と呼びます。
アップル・ブランデーで作るカクテル2つ
アップルカー
アップル・ブランデーの1つで3大ブランデーにも数えられるカルヴァドスを使ったカクテル。
サイドカーのブランデーをカルヴァドスに換えたもので、ホワイト・キュラソーとレモンジュースを加えて作ります。
カルヴァドスの芳醇な風味が楽しめるおすすめの1杯です。
ジャック・ローズ
アップル・ブランデーにライムジュース、グレナディン・シロップ、シュガー・シロップを加えてシェイクしたもので、鮮やかな赤い見た目から女性にも人気があります。
アップル・ブランデーはカルヴァドスを使用してもおいしく仕上がります。
女性にも親しみやすいクリーム系
アレクサンダー
ブランデーと生クリーム、クレーム・ド・カカオを同比率でミックスしたデザートのようなカクテルです。
アルコール度数は22度ながら、チョコレートケーキを思わせるまろやかな味わいから甘党にも人気です。
レシピによってはナツメグを加えてクリームの風味を抑えることもあります。
もともとはジンベースのカクテルでしたが、日本ではブランデーベースで作るのが主流になりました。
欧米ではジンで作るのが一般的で、ブランデーベースのものはブランデー・アレクサンダーと呼んで区別しています。
ベルベット・ハンマー
コーヒーリキュールとブランデーの風味がマッチした、ベルベットのように濃厚なカクテルです。
ホワイト・キュラソーと生クリーム、ブランデーとカルーアコーヒーリキュールを混ぜ合わせたもので、1988年のアメリカ映画「カクテル」にも登場します。
アルコール度数は25度もありますが、甘口で飲みやすいのも特徴です。
ブランデーを使わないレシピもあり、コーヒーリキュールの種類によってもバリエーションがあります。
まとめ
ここでは、ブランデーベースの代表的なカクテルを紹介しました。
フルーティで口当たりのいいものや、チョコレートやクリームでデザートのようにいただるものも多いので、ストレートやロックが苦手な方でも親しみやすいのがポイントです。
ただし、いくらおいしくても次の日に後悔することがないよう、ほどほどにしておくのが無難でしょう。