焼酎を飲み過ぎることによって引き起こされる病気は?
お酒を飲むメリットもありますが、飲み過ぎると病気になることもあります。
そのため飲み過ぎには十分注意することが大切です。
お酒に含まれるアルコールは、様々な部位に悪影響を及ぼすことがあります。
特に焼酎はアルコール度数が高いので、病気に関する知識を知っておく必要性があります。
そこで焼酎を飲み過ぎることによって引き起こされる病気について説明します。
目次
焼酎の飲み過ぎは肝障害を引き起こすことがある
お酒を飲み過ぎると、肝臓に負担がかかります。
焼酎の飲み過ぎによる、肝臓の病気について説明します。
肝疾患の初期は無症状の場合がほとんど
お酒を飲み過ぎて、肝臓に負担がかかると、肝障害を引き起こすことがあります。
肝臓は沈黙の臓器というように、病気になっても初期は無症状の場合がほとんどです。
ある程度進行しないと症状は現れません。
健康診断や別の症状で病院にかかった時に検査をして、指摘される場合も多いです。
そのため普段からお酒を飲む人は、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。
肝疾患は早期治療が重要
お酒の中でも焼酎はアルコール度数が高い商品が多いです。
アルコール度数が高いお酒を飲み続けていると、肝臓に負担がかかっていきます。
肝機能検査で肝障害の疑いがあると言われたら、早めに病院に受診しましょう。
一時的な肝機能の上昇の場合もありますが、そうではない場合、病気を進行させる原因になります。
また肝疾患は早期治療が重要です。
早期に正しい治療をすれば、重大な病気の進行を抑えることができます。
アルコール性肝炎や肝硬変などを引き起こす
焼酎の飲み過ぎが続いていると「脂肪肝」を引き起こすことがあります。
また「アルコール性肝炎」になることもあります。
さらに症状が進むと「肝硬変」、「肝臓がん」を発症する場合もあります。
お酒を飲むと良い効果もありますが、飲み過ぎには注意が必要です。
飲み過ぎると循環器疾患を引き起こすことがある
お酒を飲み過ぎると、循環器疾患を引き起こすこともあります。
焼酎の場合も同様です。
焼酎の飲み過ぎによる、循環器疾患について説明します。
特に高血圧のリスクが高まる
お酒を飲み過ぎると肝臓を悪くする、という印象が強いですが、循環器系にも悪影響を及ぼす可能性もあります。
特に高血圧のリスクが高まるという研究報告があります。
高血圧になると、さらに血管や心臓に負担がかかります。
不整脈になったり、心筋梗塞などの重大な病気を引き起こすこともあります。
血圧が高い人は飲酒量のコントロールが必要
焼酎は善玉コレステロールを増加させたり、血栓を予防する働きがあります。
でもあくまでも適量の場合です。
飲み過ぎるとかえって病気を引き起こす恐れがあります。
焼酎は飲みやすい商品もあり、お酒が進みやすいので注意が必要です。
血圧が高いと言われた人は、飲酒量のコントロールも大切です。
医師と相談して、飲酒量を見直していきましょう。
飲み過ぎると脳疾患を引き起こす恐れがある
お酒を飲み過ぎると、脳疾患を引き起こす恐れがあります。
焼酎の飲み過ぎによる、脳疾患について説明します。
脳出血など脳血管障害を引き起こす恐れがある
前述したとおり、お酒を飲み過ぎると高血圧のリスクが高まります。
高血圧になると、脳にも悪影響を及ぼすことがあります。
脳出血や脳梗塞など、脳血管障害を引き起こすことがあるので、十分な注意が必要です。
適量を守らないと逆に病気になることもある
またお酒を飲み過ぎると、大脳や小脳などに障害を引き起こすことがあります。
焼酎は認知症の予防になる、という報告もあります。
でもこれも適量を守ることが大切で、飲み過ぎると逆に病気になることもあるので注意が必要です。
飲み過ぎると消化器疾患を引き起こすこともある
お酒を飲み過ぎると、消化器疾患を引き起こす恐れもあります。
焼酎による消化器疾患について説明します。
大量に飲むと嘔吐を引き起こす
お酒を飲み過ぎると、嘔吐をすることがあります。
お酒が強い人でも、大量に飲むと吐いてしまうというのはよくあることです。
もともと嘔吐は、身体に良くない物が入ってきた時に起こる反射です。
そのため大量に飲むと気分が悪くなり、吐きたくなるのです。
やはり嘔吐を引き起こすくらい大量に飲むのは良くありません。
また嘔吐をした後も、さらに飲もうとする人もいますが、これも身体に負担がかかるので控えるようにしましょう。
胃炎や下痢を引き起こす原因になる
アルコールは基本的に胃や小腸で吸収されます。
特に焼酎はアルコール度数が高いので、飲み過ぎると胃腸に負担がかかります。
胃が荒れて胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などを引き起こすこともあります。
お酒に含まれるアルコールは、もともと下痢を引き起こしやすいです。
また飲み過ぎると水分摂取量が多くなるので、さらに下痢になりやすくなります。
さらに胃がんや大腸がんのリスクも高まるので、飲み過ぎには注意しましょう。
食道がんのリスクも高まる
お酒の飲み過ぎは胃腸障害だけでなく、食道にも悪影響を与えます。
アルコールの過剰摂取によって、食道がんのリスクも高まります。
食道がんになると、お酒を飲んだり食事をすると、つっかえた感じがすることもあります。
でも初期は無症状の場合もあるので、注意が必要です。
過剰なアルコールの摂取は糖尿病のリスクを高める
普段からお酒を飲み過ぎると、糖尿病のリスクが高まります。
焼酎による糖尿病のリスクについて説明します。
糖尿病が進行すると合併症のリスクが高まる
過剰なアルコール摂取は、糖尿病のリスクを高めます。
糖尿病になると食事療法や運動療法、薬物療法が必要になることもあります。
糖尿病がさらに進行すると、「糖尿病性腎症」「糖尿病性網膜症」「糖尿病性神経障害」など、様々な合併症を引き起こします。
糖尿病はいろいろな原因で起こりますが、予防していくことが大切です。
ここまででやめておく、というお酒の飲み方は、糖尿病の発症が気になるような人におすすめします。
焼酎は蒸留水だが飲み過ぎは良くない
糖尿病は糖質が気になりますが、焼酎は蒸留水なので含まれていません。
そのため糖尿病にはなりにくいというイメージはありますが、飲み過ぎは良くありません。
やはりアルコールを摂りすぎると、糖尿病のリスクは高まるので、適量を心がけることが大切です。
また糖尿病と診断された人は、アルコールの量を医師と相談して、進行させないことが重要です。
アルコール依存症を引き起こすこともある
お酒の飲み過ぎは、アルコール依存症を引き起こすことがあります。
焼酎によるアルコール依存症について説明します。
お酒にかなり依存してしまう病気
アルコール依存症とは、お酒にかなり依存してしまう病気のことを言います。
全ての人が発症するわけではありません。
でも発症するといろいろな障害を引き起こすこともあるので、注意が必要です。
お酒の量をコントロールできなくなる
アルコール依存症になると、手の震えや頭痛、動機などを引き起こすことがあります。
またお酒の量をコントロールできなくなります。
焼酎も飲みやすく、量が進みやすい商品もあるので、飲み過ぎには注意しましょう。
まとめ
お酒を飲み過ぎると、肝疾患を引き起こす恐れがあります。
アルコール度数が高い焼酎は、特に注意が必要です。
「脂肪肝」の他に「アルコール性肝炎」、さらに進行すると「肝硬変」や「肝臓がん」になる可能性もあります。
また循環器疾患や消化器疾患などを引き起こすこともあります。
高血圧や糖尿病など、生活習慣病を発症することもあるので、飲み過ぎには注意しましょう。