自分に合った飲み方を見つけよう。 ウイスキーを美味しく飲む9つの飲み方
大人の飲み物のイメージからCM効果もあったりして一般的な飲み物として浸透しているウイスキー。
分類としては蒸留酒の一つになります。
大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、これを発酵させ蒸留したものをウイスキーと呼びます。
飲み方としてはハイボールやストレート、オンザロックスなど様々な嗜み方が存在します。
今回はそんなウイスキーの飲み方に焦点を当てて紹介していきます。
1.ハイボール
CMでもよく流れていたり、居酒屋でも大きく取り上げられていたりするので一番ポピュラーな飲み方ではないでしょうか。
キーンと冷やしたハイボールはウイスキーそのものの味わいやコクがとても際立ちます。
食事と合わせても、料理の味わいをしっかり引き立ててくれる飲み方でもあります。
- グラスに氷を一杯に入れて冷やします
- ウイスキーを適量注ぎます
- ウイスキーを混ぜます
- ウイスキー1:ソーダ3~4の割合でソーダを加えましょう
- マドラーなどでタテにサクッと1回混ぜたら完成です
すっきりとした爽快感を楽しむことのできるウイスキーの飲み方なので、ソーダの炭酸が逃げないように、激しくかき混ぜてはいけません。
優しくかき混ぜすぎないことがポイントです。
氷を入れないスタイルのハイボールもおすすめで、よりウイスキーの旨味や甘味を感じることが出来ます。
しかし、グラスとウイスキーとソーダはしっかり冷やして準備は怠ってはいけません。
レモンの香りをプラスすると、爽快感がより一層さっぱりしたものに引き立ちます。
ソーダ以外でもトニックウォーターやジンジャーエール、コーラなどで作ることができ、それぞれの特性が相まって、美味しく飲むことが出来ます。
2.ストレート
ウイスキー本来のそのままの味わいをじっくり嗜むことができます。
立ち上る芳醇な香りを楽しみながら飲み、心地よい余韻までひっくるめて楽しむのが断然おすすめです。
1.グラスに適量のウイスキーを注ぐだけで完成。
チェイサーはしっかりと用意しましょう。
ウイスキーだけを飲み続けるのではなく、チェイサーと交互に飲むことで口の中が循環し、リフレッシュされます。
そのおかげで一口ごとにしっかりとウイスキーの美味しさが薄れることなく味わえます。
チェイサーは必ずしも水に限りません。
ウイスキーの個性に合わせて選んでいきましょう。
3.トワイスアップ
ウイスキーの香りを一番堪能したい方におすすめする飲み方です。
作り方は非常に簡単ですが、グラスから香るウイスキーの香りは思った以上に素晴らしく、奥深く探求のし甲斐がある飲み方です。
- グラスにウイスキーを適量注ぎます
- ウイスキーと同じ量の常温の天然水を注いで完成です
ウイスキーと水を常温にしておくというのがミソで、ウイスキーの特性を目一杯引き出してくれます。
ワイングラスやテイスティンググラスなど脚が付いているグラスに注いで、優しく回すように揺すりながらその香りを嗜むのがオシャレで大人の雰囲気を醸し出してくれます。
4.オン・ザ・ロックス
用意するのはウイスキーと氷のみ。
好きな割合で氷の山へウイスキーを大胆に注いで作りましょう。
カランカランと氷がグラスに当たる音や、ウイスキーそのものの味わい、氷が溶けて変わっていく味わいも楽しめる飲み方です。
- グラスに好きな大きさの(大きめがおすすめ)氷を入れます
- ウイスキーを適量注ぎます
- マドラーなどで何周か軽く混ぜたら完成です
こちらもチェイサーを用意しましょう。
オン・ザ・ロックスという飲み方は冷たさが一番の肝になってきます。
最初にグラスが冷えていないのであれば、まずは水と氷をたっぷり注いでおいて、グラスを冷やしましょう。
冷えたら水と氷を一度グラスから捨てて、空にしてから、氷を入れてオン・ザ・ロックスにしましょう。
なるべく固くて溶けにくい氷を選んで使うことも美味しく飲む秘訣です。
少し大きめのしっかりした氷を用意するようにしましょう。
チェイサーには冷えたミネラルウオーターなどがおすすめです。
5.ハーフロック
オン・ザ・ロックスの分類のひとつであるハーフロック。
ウイスキーと水は1:1の割合にして作ります。
ウイスキーの香りと味を滑らかにし、ゆっくりとじっくりと引き出してくれる飲み方です。
- グラスに大きめの氷を入れます
- ウイスキーを適量注ぎます
- しっかりかき混ぜます
- ウイスキーと同じ量の天然水を注ぎます
- マドラーなどで軽く混ぜたら完成です
ウイスキーと天然水とをしっかりと混ぜ合わせることで、香りや味が馴染み、最大限にその風味が引き出されます。
6.水割り
ゆったりまったりと飲みたい時には水割りがおすすめです。
配分はそれぞれのペースで。
最初は味にバラつきが出るかもしれませんが、慣れてしまえば、自分が作りたい濃さをいつでもキープできるようになります。
- あらかじめグラスに氷を一杯に入れて冷やしておきます
- ウイスキーを適量注ぎます
- マドラーなどでしっかりとま混ぜ、注いだウイスキーを冷やします
- 混ぜることで減った氷をさらに足し、ウイスキー1:天然水2~2.5の割合で天然水を加えます
(しかし、ここはお好みで割合を変えてみましょう) - 最後にマドラーで軽く混ぜたら完成です
一般的な美味しい水割りの基本的な割り合いはウイスキー1に対してミネラルウオーター2~2.5と言われています。
水がウイスキーの個性を優しく温かく包み、馴染んでいくので、食事とともに嗜むことのできる飲み方としてもおすすめできます。
7.ウイスキーフロート
ウイスキーフロートは飲む度にその味わいを変化させていく特殊な飲み方です。
自分のペースでゆっくりとウイスキーの香りと味を楽しみたい人にはぴったりの飲み方になっています。
- グラスに氷を入れます
- 7分目を目安にして水を注ぎます
- マドラーに沿うように、優しくウイスキーを注いだら完成です
ウイスキーフロートは最後にマドラーで混ぜてはいけません。
ウイスキーと水が分離した状態を楽しむ飲み方なので、見た目としての美しさも楽しめる飲み方です。
勢いよくウイスキーを注ぐと水と混ざりすぎてしまうので、混ざりすぎないようにウイスキーをマドラーに沿うようにしてゆっくり注ぐのがポイントになります。
8.ミスト
グラスの外側にに白い霧のような水滴がつくのが特徴で、爽やかな見た目から涼しい気持ちにさせてくれます。
- グラスにクラッシュドアイスをたっぷり入れます
- ウイスキーを30~45ml注ぎます
- マドラーでしっかりと混ぜます
- レモンを搾ってかけて、グラスの中に落としたら完成です
ミストに使用するウイスキーは、シングルモルトやバーボンなどの個性的なものよりも、もう少し穏やかで優しいブレンデッド・ウイスキーがおすすめです。
9.ホットウイスキー
あたためたグラスから立ち上るウイスキーの柔らかで優しい香りが特徴のホットウイスキーです。
柑橘系のものを中心にトッピングが合うものも多く見られ、色んな楽しみ方のできる飲み方です。
- 耐熱グラスにお湯を入れ、あらかじめグラス自体を温めておきます
- ウイスキーをグラスの1/3から1/4程度、注ぎます
- ウイスキーの倍の量~3倍くらいのお湯を加えます
- マドラーなどで軽く混ぜたら完成です
お湯は80度くらいを目安にしましょう。
レモンなどのトッピングが非常に合う飲み方になっています。
お好みでシナモンスティックやクローブなどのスパイスを加えるのもよいですし、バジルなどのハーブ類、 ジャムやドライアップルなど甘さの際立つトッピングも合うのではないでしょうか。
自分流のトッピングを考えてみんなで飲ませ合いもできたり、楽しみ方の拡がる飲み方になっています。
まとめ
あなたに合いそうな飲み方はありましたか?
一工夫加えることで、ウイスキーの香りや味わいはその様相を様々に変えていきます。
色んなウイスキーの顔を知るのもいいですし、この飲み方しかしない!
というのもいいと思います。
あなたにしかできないオリジナルの飲み方を編み出すのもいいでしょう。
ウイスキーは食事にも合いますので、今夜は夕食と一緒に飲んでみてはいかがでしょうか。