初心者さんにおすすめ!人気のいも焼酎の銘柄と、その飲み方などをご紹介!
昨今の焼酎ブームの中でも、最も注目を浴び続けている『いも焼酎』。
「いも焼酎独特のニオイが苦手」「おじさんくさい」と敬遠されてしまうこともありますが、いも焼酎の銘柄はとても多く、その奥の深さは一言では語れません。
低カロリーで肥満対策にも推奨されているいも焼酎は、最近ではウイスキーのハイボールのようにソーダ割りでも飲まれています。
今回はいも焼酎の種類から特徴、定番の銘柄やプレミアのついた銘柄まで、たっぷりとご紹介しますので是非参考にしてみてください。
いも焼酎は乙類
『乙類』とは何かと言うと、まず、焼酎には『甲類』と『乙類』と呼ばれる種類があります。
銘柄で言うと、「JINRO」や「鏡月」などが『甲類』。
⇒ウーロンハイや各種チューハイのベースになる焼酎です。
「黒霧島」や「魔王」はどちらもいも焼酎ですが、これらの本格焼酎と言われているものが『乙類』となります。
⇒ロックや水割りで飲まれることが多いです。
いも焼酎のアルコール度数
一般的ないも焼酎のアルコール度数は、20度もしくは25度のどちらかということがほとんどです。
水割りにすると5~7度くらい(ビールと同じくらい)の度数になります。
いも焼酎のカロリー
いも焼酎のカロリーは100gあたり約150キロカロリーほど。
もちろんアルコールなのでカロリーはあるのですが、いも焼酎に限らず焼酎は糖質がゼロなので、「低カロリーで太りにくい」と言われています。
JINROなどの甲類焼酎も糖質はゼロですが、原料や製造方法の違いで100gあたり約200キロカロリーとなり、いも焼酎などの乙類焼酎に比べて少し高めになります。
さらに果物やジュースで割ると糖分が追加されるため、お酒だけでも高カロリーを摂取してしまうことになります。
いも焼酎の場合はロックや水割りで飲まれることが多いので、余分なカロリーを取らずに飲めるのが嬉しいですね。
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いも焼酎の一番の特徴は『香り』
いも焼酎の一番の特徴は、なんと言っても独特な『香り』です。
「カビっぽい」「ホコリっぽい」「お酒臭さがキツい」などと言われていたのは昔の話。
今、日本で売られているいも焼酎の中には、「華やか」で「フルーティー」な香りがする、まるでワインのようないも焼酎もあるのです。
もちろん昔ながらの「いも臭さ」があって、キリッとした辛口のいも焼酎も根強い人気があります。
また、しっかりとした『旨み』があるのも、いも焼酎の特徴と言えます。
いも焼酎のおすすめ銘柄
低価格/メジャーないも焼酎
・黒霧島・・・スーパーや飲み屋さんに必ず置いてある定番の銘柄。
黒麹を使用してつくられていて、甘みと香りのバランスが良く、キリッとした辛口。
・白霧島・・・『霧島』シリーズ。
「黒霧島」との大きな違いは麹。
こちらは白麹が使用されています。
クセがなく、スッキリとした味わい。
・赤霧島・・・『霧島』シリーズ。
「ムラサキマサリ」という希少な紫芋が原料。
香りがとても華やかで、マイルドな口当たりで飲みやすい。
・富乃宝山・・・柔らかな口当たりと優しい甘み。
とても飲みやすいのでいも焼酎の入門にもおすすめの一本。
・き六・・・ほど良いクセと、甘みと香りのバランスが良い。
好みは分かれるが、優等生とも言える銘柄。
・山ねこ・・・香りが良く、甘く柔らかな口当たり。
後味にはキリリとした爽やかさが追ってくる。
・三岳・・・屋久島の天然水でつくられた、まろやかで澄んだ飲み口の爽やかな一本。
クセがなく飲みやすいと人気。
華やか・フルーティーないも焼酎
・赤兎馬・・・「黄金千貫」と品種のさつまいもが原料。
上品な香りと柔らかな飲み口、優しく甘い余韻が残る、こだわりを感じられる人気の銘柄。
・紫の赤兎馬・・・『赤兎馬』シリーズで、こちらは紫芋が原料。
華やかでフルーティーで甘みもあり、いも焼酎の概念を覆す一本となっている。
・茜霧島・・・『霧島』シリーズ。
フルーティーでトロピカル、かつ軽い口当たりでほど良い甘さでスッキリと飲ませてくれる華やかな一本。
高級/プレミアのついたいも焼酎
・伊佐美・・・なめらかで素朴な味わい。
昔ながらの古き良きいも焼酎と言える。
・魔王・・・誘われるようなフルーティーな香り。
優しく、サラリとした飲み口で人気の高い銘柄。
・森伊蔵・・・甘い香りと柔らかな口当たり。
どこまでも広がるように澄んでいて、スイスイ飲めてしまう究極の一本。
・村尾・・・繊細な香りと甘みが複雑に絡み合い、美しさを感じさせる味わい。
いも焼酎の飲み方
・ストレート・・・上級者向けですが、いも焼酎本来の香りや旨みをそのまま味わえる飲み方。
アルコール度数に注意。
・ロック・・・割らずに氷だけの、人気の飲み方。
ストレートに続き、いも焼酎本来の美味しさを味わえますが、こちらもアルコール度数に注意。
・水割り・・・氷を入れて水で割った飲み方。
ややクセがある銘柄でもまろやかに飲めまるのでおすすめですが、あまり薄めると香りや甘みが感じられなくなるので合わない銘柄も出てきます。
・ソーダ割り・・・氷を入れてソーダ(炭酸)で割った飲み方。
キレがあって飲みやすいですが、あまり高価な銘柄をソーダ割りにしてしまうのは勿体無いかもしれません。
・お湯割り・・・お湯で割った飲み方。
冬の定番ですが、銘柄によってはツンとした香りが立つことがあるので、最初はあまりクセのない銘柄を選んだ方が無難です。
梅干を入れても良し。
まとめ
一言にいも焼酎と言っても、紹介し切れないほど多くの銘柄があり、原料のさつまいもや麹の種類も数え切れないほどです。
原産地、ネーミングや原料、熟成やブレンド方法など、知れば知るほど奥が深いのがいも焼酎。
酒造の職人達が研究に研究を重ね、丹精込めてつくり上げていることを知ると、またその銘柄の味わいがより深いものになっていきます。
「美味しい」と思えるいも焼酎がきっとあるはずなので、是非とも探していただき、お楽しみください。