あなたは知ってる? 楽しみ方はそれぞれ、バーボンの美味しい飲み方
日本では20歳を超えると合法的に飲酒が可能となりますが、一重にお酒と言っても様々な種類があります。
ビールやチュウハイ、シードルやカクテル、それに日本ならではのものだと日本酒などもありますね。
しかしバーボンと聞いてピンと来る方は中々いないのではないでしょうか?
今回はそんな方がいざバーボンを目の前にしたときに戸惑わないよう、美味しい飲み方をご紹介したいと思います。
バーボンとは何か?
まずは耳馴染みのない方のために、バーボンとは何なのかについてご説明していきたいと思います。
バーボンとスコッチ、ウイスキーは混同しがちですが、実はこれらは明確な線引きをするとすれば微妙に違うもの。
簡単に言えば、そもそもバーボンとスコッチはウイスキーの一種です。
それぞれバーボン・ウイスキー、スコッチ・ウイスキーとも言います。
スコッチ・ウイスキーとはスコットランドで作られたウイスキーのこと、そしてバーボン・ウイスキーはアメリカで作られたウイスキーのことです。
もちろん日本で作られる日本酒も酒蔵ごとに製造方法が違うのと同じで厳密な違いは他にもありますが、初心者の方が知っておかなければならないのは、どちらもウイスキーの一種であり製造国が違うというところですね。
それでももう少し知りたいという方は、下記をご参照下さい。
バーボンとスコッチは名前が違うだけ?
上記で伝えた情報だけだと、どうしてもバーボンとスコッチは製造国がアメリカとイギリス(スコットランド)というだけなのかと思ってしまいがちですが、そうとも言えないのがお酒の奥深いところ。
特にバーテンダーを本職としているような方たちのこだわりは当然凄いもので、この2つは全くの別物と考える人も多くいます。
そもそもスコッチが原料を大麦麦芽などの穀物とするのに対し、バーボンはトウモロコシを51%以上含まなければならないと決まっているため、お酒を嗜む人であれば味覚の違いは明白です。
また、細かい部分を言うのであれば、寝かせておく期間や製造方法も異なるので、違いを知りたい方はぜひ一度、飲み比べをしてみるのをおすすめします。
バーボンの代表作
「バーボンといえば」と言える代表銘柄でもあるのが、「ワイルドターキー」。
バーボンファンの人たちにとっては常識ほどの有名な銘柄です。
こちらはさすがバーボンというべきか、度数も50度以上とアルコールも強め。
しっかりとした風味で大人の雰囲気を味わうことができます。
また、同様に「ブラントン」という銘柄も、2006年のモンドセレクション最高金賞を獲得したということで、非常に有名なプレミアムバーボンブランドとなっています。
ボトルの上に乗っている馬はとてもスタイリッシュで、飲んでしまった後も棚に飾ったりして楽しめそうですね。
そして最後に、恐らくバーボンに馴染みのない人でも聞き覚えがあるであろう有名ブランドが、なんと言っても「ジムビーム」。
これは普通の居酒屋などでも置いてあったりするものなので、若い世代や、大してお酒に興味のない人でも聞いたことくらいはあるかもしれません。
非常に飲みやすい味わいとなっていて、更には高級ブランドよりも安価に手に入るため、バーボン初心者の方にもおすすめできる銘柄です。
日本でのバーボンという存在
それでは、日本ではバーボンというのは一体どういった存在なのでしょうか?
日本ではバーボンやスコッチと分けずウイスキーのみで分類されがちですが、実は現在、日本でもバーボンは急激にその人気を高めつつあります。
特に最近では、上記でもご紹介したジムビームなどが居酒屋などでもハイボールやコーラ割りなどで販売されるようになったため、若い世代などにも身近な存在となったことがその理由の一端として挙げられます。
「バーボンは洗練されたバーでしっとり嗜むに限る!」といった方には少々物足りないかもしれませんが、その入り口としては充分ですよね。
バーボンの美味しい飲み方
さて、ここからが本題です。
バーボンだけならず、お酒には様々な楽しみ方というものがあります。
例えば女性でも飲みやすい梅酒などでも、ロックやソーダ割りなど、個人の好みに合わせた飲み方がありますよね。
そこでバーボンには一体どのような楽しみ方があるのでしょうか?
本来の味を楽しみたい方はストレートで
アルコールに弱い方、バーボンならではの濃い味わいが苦手な方、あっさりとした風味を楽しみたい方もまずは、何も入れずにストレートで楽しんでみてはいかがでしょうか?
当然ですが、その方がバーボン本来の味を楽しむことができます。
銘柄によって香りや風味、舌触りなどが全く違うので、飲み比べをしてみるととても面白いですよ!
ただ、チェイサーを用意するのは忘れないようにしましょうね。
チェイサーとは、バーでは“水”や“炭酸水”のことを言い、居酒屋やレストランなどで出される“お冷や”とは少々違います。
チェイサーは英語の“Chase(追い掛ける)”という単語から来ていますが、お酒の後を追い掛ける、つまり、バーボンを飲む一口一口の合間にチェイサーで休憩を入れることで、味覚が毎回新しいものとなり、その度にまた新しい味わいを楽しむことができるようになるわけです。
特に飲み比べをするのであれば、これは必至ですね。
すっきりとした風味を楽しみたい方はロックで
また別に、氷を入れてロックという方法もあります。
これは「味は変えたくないけれど、爽やかな香りを楽しみたい」という方におすすめの飲み方。
夏の仕事帰りなどにロックでいただくバーボンはまた格別ですよ!
ストレートのときはまろやかな風味が味わえますが、ロックだとすっきり爽やか!
また別の感覚で美味しくいただくことができます。
口当たりの良さを追い求める方は水割りで
上記2件は製造されたバーボンのままの味を楽しむという飲み方でしたが、こちらは水割り。
アルコール度数も下げることができるので、バーボンの風味は好きだけれどアルコールにはそこまで強くないといった方におすすめです。
ただ一つ難点を挙げるとすれば、この水割り、とても口当たりが良く飲みやすいのが特徴。
もちろんロックやストレートの方が本来の味をそのまま楽しめるため、そちらの方が好きな方もいるかもしれませんが、水割りを試したいという方は飲み過ぎに注意しましょう。
気が付いたら足腰が立たなくなっていた!
とならないようにして下さいね。
お酒は余裕があるうちが一番楽しいですよ。
手軽に飲みたい方はソーダ割りで
それでもやはり味が濃くてバーボンは苦手という方におすすめの飲み方は、ソーダ割りです。
ソーダを入れるだけで水割りよりも更に飲みやすくなりますよ。
まさにほぼジュース感覚です。
「そこまでしてバーボンを飲む必要はないのでは…?」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、バーボンは苦手でもソーダ割りは好きというような人もたくさんいるので、物は試し。
また、水割り同様、飲み過ぎには要注意。
苦味は残りますがあっさりとしていて女性でも飲みやすい舌触りと風味になりますから、油断しているとあっという間に飲み干してしまいますよ。
まとめ
最近では、随分身近な存在となったバーボン・ウイスキー。
スコッチ・ウイスキーと並び世界5大ウイスキーのひとつとして数えられるバーボンは、深く濃い味わいと、銘柄によって全く違う香りや風味がそれぞれ楽しめる、非常に奥の深いお酒です。
今後更にバーボンの人気は高まってくると予想されるので、今から美味しい飲み方を覚えておき、友達や恋人と飲みに行くときにさらりと注文できれば格好良いですよね。
ストレートからロック、水割りやソーダ割りまで、様々な飲み方があるバーボン。
他にも自分なりの飲み方を探してみるのも楽しいかもしれませんね。