おすすめスコッチウイスキー9選。本格派ウイスキーを心ゆくまで愉しもう
近年ジャパニーズウイスキーの価格高騰が止まりません。
原因は、需要と供給のバランスが崩れているからです。
では本場スコットランドのウイスキーはどうでしょうか。
スコットランドには、歴史と実績のある蒸留所が多数あり、原酒のストックも豊富です。
よって供給も十分で、価格も安定しています。
当然ですが品質も折り紙つきです。
今回は、本場スコットランドの本格派ウイスキーを厳選し、あなたに紹介したいと思います。
本格派ウイスキーと言っても、ネットで容易に入手できるものばかりです。
この記事を読んで、ぜひお気に入りの一品を見つけてください。
クラガンモア 12年
ハイランド地方のスペイサイドを代表するモルトウイスキーです。
創業は1869年です。
ジョン・スミスが、大麦やピートに恵まれたクラガンモアの丘のふもとで蒸留を開始しました。
スモーキーなピート香、バニラの香り、蜂蜜のような甘さを持ち合わせています。
後味として、マイルドな甘さが残るシングルモルトウイスキーです。
スペイサイドモルトを飲んでみたい人にはおすすめの銘柄です。
容量は、700ml、アルコール度数は40%となっています。
実売価格は3,700円前後です。
タリスカー 10年
スコットランドのスカイ島で、唯一の蒸留所であるタリスカーで作られたシングルモルトウイスキーです。
一般的にハイランドモルトとして分類されています。
ピート香と潮の香り、甘いアロマ香が特徴です。
魚介類や肉料理にもよく合います。
スモーキーさと磯の風味、芳醇な柑橘系の甘み、最後に残るペッパーのような後味がタリスカーの個性です。
よくアイラモルトと比較されますが、アイラ系とはまた一味違った風味を愉しめます。
容量は、700ml、アルコール度数は46%となっています。
実売価格は3,700円前後です。
ダルウィニー 15年
スコットランドハイランドのモルトです。
銘柄名の「ダルウィニー」とはスコットランドのゲール語で「集会所」を意味します。
ダルウィニー蒸留所は、ハイランド地方のインバネス高地にあります。
1893年の創業以来、ハイランド地方で最も標高の高い蒸留所で、ウイスキーをつくり続けています。
高地にあるため清純な水と花崗岩を主とする土壌から生み出されるモルトはフルーティな香りと甘い味が特徴です。
シングルモルトとしては、スモーキーさはかなり控えめです。
飲み口がマイルドなので、女性にもおすすめできる数少ないスコッチです。
それほど余韻が残らないので食前酒としても最適ですね。
容量は、700ml、アルコール度数は43%となっています。
実売価格は4,500円前後です。
カーデュ 12年
カーデュ 12年は、ハイランドモルトウイスキーです。
創業は1824年です。
蒸留所は、北海に注ぐスペイ川左岸にあります。
銘柄名は、「カーデュ」という農地に蒸留所が建設された事に由来します。
ちなみに「カーデュ」とはゲール語で「黒い岩」を意味します。
やや甘口でフルーティな香りが特徴のシングルモルトウイスキーです。
甘さと淡いピート香が、長く余韻として残ります。
ジョニーウォーカーの主力原酒の一つとして使用されている事でも有名なシングルモルトです。
容量は700ml、アルコール度数は40%となっています。
実売価格は4,200円前後です。
アンノック 12年
ノックデュー蒸留所は、スペイサイド北東部のノックに、1894年に建設されました。
創業以来、優雅で繊細な味わいのモルトウイスキーを造り続ける蒸留所として高い評価を受けています。
仕込み水には、良質な湧き水を使用しています。
軽い口あたりと華やかな果実香が特徴のウイスキーです。
アンノック12年は、ノックデューのシングルモルトを12年熟成させたウイスキーです。
銘柄名の「アンノック」とは、ゲール語で「丘」を意味します。
容量は700ml、アルコール度数は40%となっています。
実売価格は4,200円前後です。
アードモア トラディショナル・カスク
ハイランド系のシングルモルトです。
製造元の蒸留所であるアードモア蒸留所は、東ハイランドを流れるボギー川の渓谷にあります。
19世紀末の創業以来、蒸留には一貫して石炭を燃料として使用しています。
蜂蜜のような甘さとバランスのとれたピート香が特徴です。
バーボン樽で熟成した後、クォーターカスクに詰め替え2度目の熟成を行う、伝統的なダブルカスク方式を採用しています。
この熟成方式によって、まろやか風味のウイスキーに仕上がっています。
また、「ティーチャーズ」のキーモルトとしても広く知られています。
容量は1000ml、アルコール度数は46%となっています。
実売価格は4,400円前後です。
アベラワー10年
アベラワー蒸留所は、1826年ハイランド地方スペイ川流域に創設されました。
その後火災で焼失し、1879年に再度、建設されています。
本来、アベラワー蒸留所はチャールズタウン村にあったのですが、「アベラワー」という銘柄に敬意を表し、現在はアベラワー村と呼ばれています。
バーボン樽とシェリー樽の2種類の樽を使って熟成するダブルカスク方式を採用しています。
熟成にダブルカスク方式を採用することによって、バニラのような甘さとクリームのように濃厚な風味、さわやかなピート香が特徴のウイスキーに仕上がっています。
その飲みやすさがヨーロッパで受け入れられ、現在人気上昇中の銘柄です。
アベラワー10年の容量は700ml、アルコール度数は40%となっています。
実売価格は3,920円です。
ブレアアソール12年
ハイランドのシングルモルトウイスキーです。
ブレアアソール蒸留所は、ハイランド地方南部のテイ川沿いにあります。
蒸留所名は、アソル公爵に由来します。
ちなみに、ブレアアソールとはゲール語で「新しいアイルランド」という意味です。
ライトな香りとやや強めのピート香、マイルドな風味が特徴です。
後味がさっぱりしているので、食前酒としておすすめのシングルモルトウイスキーです。
ラベルに描かれている小動物はカワウソです。
蒸留所内を流れるきれいな小川に住んでいたといわれるカワウソを、モチーフとしています。
ブレアアソール12年の容量は700ml、アルコール度数は43%となっています。
実売価格は6,780円です。
リンクウッド 15年
リンクウッド蒸留所は、1824年スペイサイド北部のロッシー川沿いに創設されました。
リンクウッドは、香ばしい麦の風味と花のような甘い口当たりが特徴のシングルモルトです。
マイルドで飲みやすいウイスキーです。
ジョニーウォーカーやホワイトホースなどのキーモルトとしても知られています。
よってウイスキー通の中では、知る人ぞ知る蒸留所として有名です。
蒸留所の管理者を長年に渡って務めたロデリック・マッケンジーは、わずかな環境の変化がウイスキーに悪影響を与える、とのポリシーを持っていました。
よって蒸留所内でクモの巣を取り払ったり、備品を動かしたりすることさえ禁止したという逸話が残っています。
そんなこだわりが、現在にいたるまで品質の高さにつながっているのかもしれません。
リンクウッド15年の容量は700ml、アルコール度数は43%となっています。
実売価格は 12、000 円前後です。
まとめ
今回紹介したウイスキーを紹介しておきましょう。
- クラガンモア 12年
- タリスカー 10年
- ダルウィニー 15年
- カーデュ 12年
- アンノック 12年
- アードモア トラディショナル・カスク
- アベラワー10年
- ブレアアソール12年
- リンクウッド 15年
今回選んだ商品は、世界的な評価を得たものばかりです。
そんな銘柄が5、000円前後で購入できるのはうれしいことです。
ひとつの銘柄を心ゆくまで味わうのもよし、様々な銘柄を集めて棚にボトルキープするのもよし、あなたなりのこだわりで充実したお酒ライフを愉しんでください。