禁酒法の時代にこっそりと作られたバーボン「ムーンシャイン」

バーボン

作る事も飲むことも法律で禁止されていた禁酒法の時代に、こっそりと作られていたウイスキー。

もちろんバーボンの原料などでも作られていましたが、じっくりと樽熟成させる時間はなかったため、無色透明なものが多かったとか。

これらは「ムーンシャイン」と名付けられ、友人知人間で楽しまれていたようです。

今回は、そんな密造酒をモチーフに作られたものをいくつか紹介したいと思います。



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透明のバーボン?ジェイコブス・ゴースト

ジムビーム ジェイコブスゴーストホワイトウイスキー 40% 750ml

ジムビームからも、クリアなホワイトウイスキーが発売されています。

ジムビームの創業者であるジェイコブ・ビーム氏の名前が付けられたもので、透き通った透明感が特徴ですね。

ジムビームと同じ原料を使い、ちゃんと内側を焼いたホワイト・オーク樽を使っているのですが、樽熟成は1年間だけされているそうです。

その後、原料の香りや味を残しつつ、ろ過を経てボトリングされるようで、香りや色、味などはうっすらと感じるような一本に仕上がっています。

1790年代の密造ウイスキーをモチーフに作られたようで、コンセプトやラベルにユーモアが感じられますね。

ホワイトウイスキーを飲んだ事がある方なら想像しやすいと思いますが、ちょっと雑な麦のお酒といった感想です。

バーボンと名乗れる条件を満たしていないので、カテゴリー外になるウイスキーですが、機会があれば試してみてはいかがでしょうか?
ジムビーム・ファンにおすすめの一本です。



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ムーンシャインの有名ボトル、ジョージアムーン コーンウイスキー

ジョージアムーン コーンウイスキー 40度 750ml [並行輸入品] ■TVレモンハートで紹介

熟成期間は30日以下という荒業で作られる事で有名な、ジョージアムーン。

アルコール度数40度で、なかなかの飲みやすさを持っています。

ただ、「今作ったばかり?」と聞きたくなる様な若くて荒い味です。

コーンウイスキーと名乗っているだけあり、香りは一応ありますね。

バーボンなどでも若い味が好きな方なら、なんとか楽しめるのではないでしょうか。

でもウイスキーを飲んでいるとは思えないかもしれず、どちらかというと焼酎の感じに似ています。

瓶やラベルは可愛いので、そのギャップを楽しむのも良いかも知れません。

これはシリーズ展開されていて、「ジョージア ムーン レモネード 」と「ジョージア ムーンピーチ」といった物も販売されています。

ウイスキー好きならぜひ一度飲んでみましょう!
カクテルベースにも良さそうです。

ムーンシャインにしては長期熟成オーレ スモーキー チャード ムーンシャイン

オーレ スモーキー チャード ムーンシャイン 52.5度 750ml [並行輸入品]

3~4ヶ月の熟成を経てボトリングされる、ムーンシャインもあります。

米テネシー州はガットリンバーグにある、オーレ・スモーキー・ディスティラリー作のムーンシャイン。

焦がしたバーボン樽を使っていて、ムーンシャインにしては長い樽熟成されているのがポイントでしょう。

そのため無色透明といった感じではなく、少し薄めですがちゃんとウイスキー色をしています。

原料にはコーンを80パーセント使っていて、残りの20パーセントは秘密だそうです。

このブランドはフレイバード・ウイスキーを得意としているのか、ラインナップも多いです。

ムーンシャインにおいても、色々なフレーバーの物が用意されており、楽しみ方も広がると思います。

ジョージアムーンと同じように、可愛いガラス瓶に入っています。

もし興味がありましたら、オフィシャルホームページを覗いてみてはいかがでしょうか。

きっと気に入ったものが見つかる事でしょう。

まとめ

今回紹介したムーンシャインのリメイク商品は、数年前に小さなウイスキー蒸溜所が期間限定で「ホワイトドッグ」という名前で売り出したのが始まりです。

それが「ホワイトウイスキー」や「ムーンシャイン」などの当時の呼び名で広まっていったようです。

当時の味までは再現されておらず、フレーバーを付けて飲みやすくしているものも多いので、十分楽しめると思います。

たまにはバーボンをお休みして、変わったウイスキーを飲んでみるのも面白いと思いますよ。

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