まろやかな飲み心地は女性ファンもたくさん!おすすめのアイリッシュ・ウイスキー一覧
ピートを使わないことから、そのまろやかで舌触りの良い飲み心地が特徴のアイリッシュ・ウイスキー。
マイルドなお酒が好きな人には、たまらない味わいだと言えるでしょう。
今回は、日本国内にも数多くのファンを持つアイリッシュ・ウイスキーの中から、特に人気の銘柄をピックアップして、特徴やおすすめの飲み方と合わせて紹介していきます。
目次
グリーンスポット
アイリッシュ・ウイスキーファンの中では、定番とも言える人気の銘柄です。
有名な新ミルドン蒸留所が送り出しており、元々は一般流通していなかった隠れウイスキーでした。
そのため、現在でも入手は決して楽ではなく、一年間に大体6000本前後しか販売されないという、アイリッシュ・ウイスキーの中でもレア度が高めのものとなっています。
蜂蜜を感じるとろとろの味わいは、女性ファンも少なくありません。
姉妹銘柄として、レッドスポットやイエロースポットも存在しています。
パワーズ
アイルランド国内では、とにかく知名度の高い定番のウイスキーです。
現地の人が非常に好んでおり、とても広く流通しているので、アイルランド旅行時には、ウイスキーファンは必ずと言っていいほど、手にとる一品となっています。
7年熟成の銘柄ではあるものの、非常に骨太な味わいとなっており、きりっとした風味が実現しています。
力強い味わいであるため、どんな飲み方でも美味しく堪能できます。
アルコールにあまり強くない人は、ハイボールでもおすすめです。
ウェスト・コークシングルモルト10年
まだ歴史の浅い、フレッシュな蒸溜所が送り出すアイリッシュ・ウイスキーですが、実はその実態は、各方面でウイスキー作りにおける実績を積みかさねてきた精鋭たちです。
長年の経験を活かした、洗練された濾過テクニックにより、その他の銘柄にはないほど、スムーズなテクスチャーを実現しています。
柔らかく華やかな香りと、スパイシーな味わいのギャップも、ファンを増やしている理由のひとつ。
これからの活躍が更に楽しみな、アイリッシュ・ウイスキーの注目株です。
ミラーズ
ミラーズは、1960年に一度はなくなってしまったアイリッシュ・ウイスキーの銘柄です。
その後、老舗メーカーが粉骨砕身して、1994年に復活させ、以降アイルランドを中心に、世界的に愛されているウイスキーとなっています。
モルトならではのライトな舌触りが特徴で、さっぱりとした味わいが好きな人におすすめです。
ハイボールで爽やかに仕上げても美味しいですよ。
キルベガン
製造元は、ブルスナ蒸留所。
ウイスキーの伝統を誇るアイランド国内において、最も長く運営されている蒸留所で、その歴史は300年以上にも及びます。
さっぱりとした爽やかな飲み心地が特徴で、万人受けしやすいタイプのアイリッシュ・ウイスキーだと言えるでしょう。
癖が少ないため、ウイスキー初心者でも飲みやすく、ロックやストレートにもおすすめです。
ブラックブッシュ
アイリッシュ・ウイスキーに造詣が深くない人であっても、この銘柄であれば、一度は耳にしたことがあるという場合も多いでしょう。
バーボンとシェリーの樽で熟成させ、グレーン原酒とブレンドした、独特の製造方法が特徴です。
甘くフルーティな味わいが特徴で、舌触りもとても滑らかです。
ロックで楽しむと、魅力的な香りをふんだんに楽しみやすいでしょう。
初めてのアイリッシュ・ウイスキーとしてもうってつけです。
ティーリングシングルモルト
製造しているのは、チャレンジングな経営で何かと話題にのぼる、ジャック・ティーリング氏によるティーリングウイスキーという会社。
話題に事欠かない、独特のラインナップが特徴で、その製造方法にも、作り手ならではのセンスとこだわりが光ります。
なんと、ポート樽やカベルネソービリヨン樽など、5種類にも及ぶ樽で熟成させているのです。
フレッシュな香りと、独特の渋味が絶妙な舌触りを実現しており、病み付きになってしまう人も多いそうですよ。
バディ
なんとも親しみのあるカラフルなラベルでおなじみの、有名なアイリッシュ・ウイスキーです。
名前の由来は、セールスマンであるパディ・フラハティという人の名前。
この銘柄を普及させた第一人者で、その功績を認め、名付けたものです。
グレーン50パーセントのブレンテッド・ウイスキーで、まろやかな味わいが多いアイリッシュ・ウイスキーの中では、爽快感の強い仕上がりとなっています。
ライトな味わいが魅力なので、アイリッシュ・ウイスキーに慣れていない人でも、チャレンジしやすいでしょう。
グレンダロウ7年
アイルランドで不動の人気を誇る、クラフトウイスキーです。
原材料のオオムギは、すべて国産という徹底ぶりも魅力ですね。
アイルランドならではの伝統的な製造方法にこだわり、使っている水も、地元の清水というこだわりに溢れています。
アイリッシュ・シングルモルトを心ゆくばかりに堪能したい人は、まずチェックしておきたい銘柄のひとつだと言えるでしょう。
柔らかな味わいは、いくらでも飲めてしまうようなクオリティの高いものとなっています。
ティアコネル
古代アイルランドにあった、最強の王国が銘柄の由来です。
一度はなくなってしまった銘柄でしたが、1992年に復活して以来、アイルランド国内を中心に愛されているウイスキーです。
ラベルには、アイルランドらしい競走馬のイラストが描かれており、歴史情緒の溢れる仕上がりとなっています。
果実感漂う華やかな香りと、スタイリッシュでドライなキレの良さが特徴で、ロックはもちろん、ストレートがおすすめです。
タラモア・デュー
アイリッシュ・ウイスキーの中では、ナンバー2の売り上げを誇る定番の銘柄です。
入門ウイスキーとしてもぴったりです。
クリーミーな舌触りは、もったりとした味わいが好きな人には、たまらない仕上がりだと言えるでしょう。
ロックかハーフロックで楽しむと、香りと味わいをバランス良く堪能することができます。
洗練された、スタイリッシュなボトルとラベルのデザインも、タラモア・デューならではの魅力かもしれません。
カマネラシングルモルト
アイリッシュ・ウイスキーの中では、かなり珍しい二回蒸溜のシングルモルトです。
独特の香ばしさがあり、渋味のあるウイスキーが好きな人には、まさにたまらない逸品だと言えるでしょう。
ノンピートのアイリッシュ・ウイスキーに飽きてきたら、ちょっと刺激のあるこちらの商品を試してみるのがおすすめです。
舌に残るスパイシーな味わいが特徴なので、ハイボールで爽やかに飲むのが良いでしょう。
甘めでフルーティなアイリッシュ・ウイスキーとは、一味違ったスタイルを噛みしめることが出来るはずです。
ジェムソン・スタンダード
世界中に流通しているアイリッシュ・ウイスキーで、最も売れているのがこのジェムソン・スタンダードです。
バーや居酒屋でも、取り扱っているところが多いので、アイリッシュ・ウイスキーの登竜門として知られています。
ロックやストレートで、本来の舌触りを楽しむのも良いですし、ハイボールで気軽に風味を堪能するのも良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
ここで紹介したもの以外にも、アイリッシュ・ウイスキーは、まだまだ魅力的な銘柄がたくさんあります。
歴史ある伝統の名品から、これからどんどん人気を博していくであろうフレッシュな銘柄まで、一口にアイリッシュ・ウイスキーと言っても、味わいも香りも様々です。
蒸溜所ごとの特色も色々あるので、バックグラウンドを調べながら楽しむと、より深く堪能できるでしょう。