アルコール度数の高いバーボン3選
数あるウイスキーの中でも、バーボンは一般的に「男性的であり野性的」というイメージを持たれていますね。
イメージだけが先行して、未だ手が出せていないという女性も居るかもしれません。
ワインなどにも言えることですが、「敷居が高い」「銘柄が多過ぎる」などと感じて敬遠する人もいるとか。
確かに、知ろうとすればするほど奥が深い物ですが、バーボンは肩に力を入れる事なく、気軽に飲むスタイルが一番です。
ベーシックな物からマニアックな物まで種類の豊富なバーボンですが、今回は一度は飲んで欲しいアルコール度数の高いバーボンを選んでみました。
読み終えてもらった時に、少しでも興味を持ってもらえたら嬉しく思います。
プレミアムバーボン「ブッカーズ」63度
スモール・バッチ製法で作られる、バーボンならではの力強く貫禄がある一本です。
この製造法を採用していても、製造年による度数の違い、香りや味が微妙に違ってくるところがウイスキー好きにはたまらないポイントでしょう。
たまにブッカーズをシングルバレル・バーボンとお間違えの方がいらっしゃいますが、スモール・バッチです。
グラスに注ぐと少し甘い香りが立ち、すぐに口を付けたくなることでしょう。
やはりストレートで味わってほしいところですが、度数が高いだけに、飲みなれていない方は鋭く刺すような感じを受けるかもしれません。
そういった場合は、常温の水を足すと飲みやすくなると思います。
1:1のトワイスアップです。
この飲み方でも、ブッカーズの香りや味は失われません。
度数の高さが気にならないほどの香りと味、その余韻が幸せな気持ちにしてくれます。
本格派バーボン「オールド グランダッド114」57度
このオールド・グランダッド114は、創立当時のままの製法を守り続けていると言われています。
安くて本格的な味が人気だったので、私も以前から飲み続けてるのですが、現行品は少し軽くなった印象があります。
「未開封の物でも経年劣化による味の変化は避けられない」などという意見があることは承知なのですが、今の物は少し軽い味になり甘い香りやコクが違ってきてるようにも感じます。
今でもネットオークションや古酒を扱うお店などで手に入る事もあるので、気になった方がいらっしゃいましたら試してみると面白いかもしれません。
そうとはいえ、現行品でも華やかな香りや深い甘味、力強さは有り余るほどあります。
度数のほうも以前の物と変わりのない57度です。
こちらもぜひストレートで味わってみてもらいたい一本です。
シングルバレル・バーボン「ブラントン・ストレート・フロム・ザ・バレル」 65~69度
樽のままボトリングされているため、樽ごとに微妙に味わいが異なりアルコール度数も違うシングルバレル・バーボンです。
マスターディスティラーが一樽ごとテイスティングし、風味に秀でた樽を厳選して瓶詰めするというプレミアムな一本。
さらには、シングルバレルで加水もアルコール調節もしていないため、樽由来の風味を強く感じられます。
長く熟成させたウイスキーは、度数が高くても飲み口はとてもまろやかな物が多いですよね。
このブラントンも力強い中にそういった華やかな香りや、まろやかで深い味わいを感じられます。
マスターディスティラーが他の原酒と混ぜることなく、その原酒の個性を残したままボトリングした特別なバーボン。
ボトル番号、蔵出し日、樽番号、アルコール度数などが手書きでラベルに書かれているところも大事なポイントですね。
ボトルも丸っこくて可愛いシルエットになっていて、キャップには馬が付いています。
ぜひ機会があれば味わってみてください。
まとめ
どんなお酒でも、胃の粘膜を保護するために、できるだけ何か食べてから飲むと良いと言われていますね。
こういった度数の高いお酒を飲む場合も、なるべく空腹時を避けるようにすると、酔いが回り方を調節できるようです。
アルコールは胃で2割程度、小腸の方で8割程度を吸収されます。
やはり、食事の後にゆったりと飲みたいものです。
すぐに酔ってしまうと、せっかくの美味しいお酒の味をしっかり味わえなくなってしまいますので、注意してくださいね。