バレンタインデーにおすすめ!甘めのバーボンと甘いカクテルで楽しもう!
バレンタインデーは女性から男性にチョコレートを贈る日というのが日本での認識です。
バレンタインデーにチョコレートをあげるのは普通すぎると考えている人は、バーボンはいかがでしょうか。
バーボンはバニラ香も強く、まったりと濃厚な味わいが特徴で、男性へのプレゼントにピッタリ。
また、甘めのバーボンベースのカクテルも華やかでおすすめです。
バーボンとおすすめカクテルをご紹介します。
バーボンってこんなお酒
お酒にあまり興味のない人でも、「バーボン」という名前は聞いたことがあるでしょう。
バーボンとは、アメリカを代表するウイスキーです。
バーボンとウイスキーは別ものと考えている人がいますが、製法的にはウイスキーと同じです。
バーボンがアメリカンウイスキーと区別されているのは、バーボンがアメリカの法律によって保護されているウイスキーだからです。
バーボン製造に関してはアメリカ国内に厳しい規則があり、これをクリアしたものだけがバーボンと呼ばれます。
バーボンはアメリカでしか作られない
日本は近年ウイスキー産地として、世界から熱い注目を集めています。
その流れで、「日本産のバーボンは?」と聞く人がいますが、日本にはバーボンは存在しません。
というのも、「バーボン」が作られるのはアメリカ合衆国の中だけだからです。
どんなに原材料や製法にこだわっても、アメリカ国外で作られたものは「バーボン」ではありません。
もしも日本の業者が日本国内で作ったウイスキーに「バーボン」とラベリングして売り出せば、訴訟問題になるでしょう。
実際、オーストラリアの蒸留所がオーストラリア産のウイスキーに「バーボン」とラベリングして販売したため、訴えられています。
バーボン製造の規定とは
それでは、バーボンが「バーボン」たるためには、どのような規定をクリアする必要があるのでしょうか。
アメリカ国内の規定は以下のとおりです。
- 原材料にトウモロコシを51%以上使用していること
- 熟成には新品の内側を焼き焦がしたオーク樽を使うこと
- 蒸留はアルコール度数80%以下で行うこと
- 熟成前の原酒のアルコール度数は62.5%以下であること
- ボトリング前のバーボンのアルコール度数は40%以上であること
- 着色料を使用しないこと
これらの規定をクリアしたものが「バーボン」となります。
また、「バーボン」のくくりに入りつつも、さらに細かい規定を持つのがジャックダニエルを代表とする「テネシーウイスキー」です。
テネシーウイスキーは、蒸留後の原酒をサトウカエデの木で作った炭によって濾過する「チャコールメローイング製法」を実施していなければなりません。
テネシーウイスキーの製造者はバーボンとテネシーウイスキーを混同されるのを嫌いますが、どちらも「バーボン」とくくることができます。
バレンタインデーに贈りたいバーボンってどんなタイプがいい?
製法や原材料に規定があるとはいっても、バーボンの味わいはさまざまです。
トウモロコシ以外の原材料や熟成樽によって甘みやうまみが異なるため、バリエーションが豊かになります。
バレンタインデーに贈りたいバーボンというと、やはり欲しいのは「甘さ」ではないでしょうか。
バーボンの中でも、ピリッとしたシャープな味わいのものがあります。
これは主に原材料に「ライ麦」を多めに配分しているものです。
ライ麦はスパイシーで、しびれるような風味をあたえ、切れの良いバーボンになります。
甘めでスムーズなバーボンといえば、「小麦」主体のバーボンです。
小麦を多く配合したバーボンは味わいがやさしくなり、どちらかというと飲みやすいと感じます。
また、甘さを求めるなら「トウモロコシ」の配合率が高いバーボンもおすすめです。
アメリカには「コーンウイスキー」というジャンルもありますが、バーボンとは製法や規定が全くことなります。
コーンを多く配合したバーボンは、コーン由来の優しい甘さがきわだっています。
しかし、コーンが多すぎると甘さが過剰になり、バーボンのうまみを殺すとも言われており、味わいの調整が難しくなります。
バレンタインデーにおすすめの甘いバーボン
バレンタインデーに、ぜひプレゼントしたいおすすめバーボンをご紹介します。
甘く優しい味わいのバーボンなので、一緒に楽しく飲んでみてはいかがでしょうか。
ハドソン・ベイビー バーボン・ウイスキー
こちらは原材料としてトウモロコシのみを使用したバーボンです。
蒸留所はニューヨーク州にある「Tuthilltown Spirits distillery」の人気バーボンです。
原材料のトウモロコシは、全てニューヨーク産。
バーボンといえばケンタッキーというのが定番ですが、ニューヨークのスタイリッシュなバーボンもおすすめです。
口に含むと優しい甘さがひろがり、バニラやキャラメルの滑らかさ、豊かな風味を楽しむことができます。
ボトルのラベリングもおしゃれなので、プレゼントにぴったりではないでしょうか。
バーボンウイスキー メーカーズマーク
こちらはケンタッキーの老舗蒸留所「メーカーズマーク」のおすすめバーボンです。
原材料には、よくあるライ麦ではなく「冬小麦」を使用しています。
そのため、口当たりはスムーズでやさしく、濃厚です。
また、バーボン製造もほとんどが手作業で行われるため、繊細で個性の強い味わいがたのしめます。
赤い封蝋もメーカーズマークの特徴。
ハンドメイドのクラフトバーボンはプレゼントにピッタリです。
ジャックダニエル テネシーハニー ジャックダニエル
こちらはテネシーウイスキーの「ジャックダニエル」にハチミツのフレーバーがプラスされたバーボンです。
ハチミツの風味をたしてあるため、厳密には「バーボン」ではなく「フレーバードウイスキー」になります。
ジャックダニエルはもともと原材料としてトウモロコシを80%と高配合しているウイスキーですが、そこに上品なハチミツがプラスされています。
トーストナッツの香ばしさもあり、甘く飲みやすい味わいです。
ソーダ割りも美味しく飲みやすいのでおすすめです。
バレンタインデーにちょっとおしゃれな飲み物が欲しくなったら、いかがでしょうか。
バレンタインデーにおすすめのカクテル
カクテルにはバーボンベースのものがたくさんあります。
バレンタインデーに味わいたい、甘くて華やかなおすすめカクテルをご紹介します。
カウボーイ
バーボンベースのカクテルとしてはクラシックなレシピですが、甘くて濃厚なので、バレンタインデーにおすすめです。
バーボンの味わいと生クリームのまろやかさがマッチしています。
おすすめ分量:
- バーボン:40ml
- 生クリーム:20ml(バーボンの半量)
二つをよく混ぜ合わせ、カクテルグラスに注ぐ。
ケンタッキーコーヒー
ホットコーヒーにバーボンをプラスするおすすめのホットカクテルです。
寒い季節も、バーボンのおかげで体がポカポカになります。
生クリームとコーヒー、バーボンの風味がベストマッチしたおすすめカクテルです。
おすすめ分量:
- バーボン:30ml
- クリームリキュール:30ml
- ナッツシロップ:少量
- コーヒー
- 飾り用ホイップクリーム
グラスにバーボンとクリームリキュールを注ぎ、さらにナッツシロップとホットコーヒーを注ぎます。
よくステアしたら、飾り用ホイップクリームをのせます。
まとめ
お酒好きの人には、バレンタインデーにはチョコレートではなくバーボンを贈ってみるのはいかがでしょうか。
バーボンはウイスキー類の中でもバニラ香やキャラメル香が強く、濃厚な味わいが特徴です。
甘めのバーボンを選べば、バレンタインデーにぴったりのプレゼントになります。
また、バーボンをベースとしたカクテルも、バーボンの濃厚な甘さが際立っておすすめです。
バーボンを贈って、ちょっと華やかなバレンタインデーにしてみてはいかがでしょうか。