ウイスキーがお好きでしょ♪ハイボールだけじゃない、ウイスキーカクテルの楽しみ方

ウイスキー

「ウイスキーがお好きでしょ」のCMで一斉を風靡したハイボールは、記憶に新しいところです。

ただし、ウイスキーカクテルは、ハイボールだけではありません。

実は、家飲みでも工夫することによって、十分本格的なカクテルを愉しめるのです。

今回は、家でも簡単に作れ、かつオシャレ感も楽しめるカクテルを、あなたに紹介したいと思います。



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ウイスキーの歴史

ウイスキーといえば、スコットランドというイメージがありますよね。

しかし、最初にウイスキーがつくられたのは、アイルランドです。

アイルランドの修道士が、大麦を原料に蒸留酒をつくったのが、ウイスキーの起源です。

6世紀頃、アイルランド人の移動とともに、スコットランドに広まりました。

その後、新大陸の発見とともに、アメリカとカナダに伝わり今に到ります。

日本には、黒船到来とともに伝わり、昭和になって本格的な製造が開始されました。



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世界の五大ウイスキーとは?

現在、ウイスキーは様々な地域で生産されています。

その中でも、スコッチウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキー、アイルランドウイスキー、ジャパニーズウイスキーを五大ウイスキーと呼びます。

日本のウイスキーが、五大ウイスキーの中に入っているのは、意外な感じがします。

しかし、ジャパニーズウイスキーは映画にも登場するほど、世界的な認知を得ています。

最近の映画で言えば、「ウルヴァリン: SAMURAI」ですね。

主人公のヒュー・ジャックマンが、日本に向かう飛行機の中で、ジャパニーズウイスキーを飲んでいます。

今度、映画を観る機会があれば、チェックしてみてください。

モルトウイスキーとブレンデッドウイスキーの違い

モルトウイスキーとは、大麦麦芽のみを原料に蒸留し、他の物とブレンドせず、樽で熟成させ、そのまま瓶詰したウイスキーです。

さらに単一の蒸留所で蒸留されたものを、シングルモルトウイスキーといいます。

モルトウイスキーの特徴は、個性的な味と香りが愉しめることです。

トウモロコシや小麦を原料に蒸留したウイスキーを、グレーンウイスキーといいます。

そのグレーンウイスキーを、モルトウイスキーにブレンドしたものを、ブレンデッドウイスキーといいます。

口当たりもまろやかで、香りもよく万人向けにつくられています。

意外と簡単、ウイスキーカクテルの楽しみ方

さて、早速ウイスキーカクテルの作り方について紹介していきましょう。

ウイスキー・マック

ウイスキー・マックとは、19世紀に活躍した英国の将軍、ヘクター・マクドナルドが、インド駐在中に考えだしたウイスキーカクテルです。

マクドナルドは、一般の兵卒から叩き上げで将軍まで出世した異例の軍人です。

「ファイテング・マック」として、味方からは尊敬され、敵からは恐れられたスコットランドを代表する英雄です。

最終的には、厳しい階級社会の英国で侍従武官にまで昇進しました。

しかし、この事が後の悲劇を生みます。

ウイスキー・マックは、ウイスキーとジンジャーワインを2:1で割る飲み方です。

ジンジャーワインとは、グリーンジンジャーの根を白ワインに浸してつくる、かなり甘口のワインです。

ジンジャーワインは、1500円程度で購入できます。

また、ウイスキー・マックをつくる場合は、ブレンデッドウイスキーよりもモルトウイスキーを使ったほうがいいでしょう。

材料と用量は、以下の通りです。

●スコッチウイスキー30ml
●ジンジャーワイン15ml
●氷適量

作り方ですが、ロックグラスに氷を入れます。

次に、ウイスキーを注ぎます。

その後、ジンジャーワインを注ぎ、軽くかき混ぜて出来上がりです。

甘い口当たりが特徴のカクテルです。

さて、侍従武官まで出世したヘクター・マクドナルド将軍ですが、周囲の嫉妬により、根も葉もないスキャンダルを新聞に掲載されます。

この事を苦にしたマクドナルド将軍は、拳銃自殺を遂げてしまいます。

しかし、実は拳銃自殺はみせかけで、その後ドイツに逃れ、アウグスト・フォン・マケンゼン将軍として活躍したのではないか、という説もあります。

ちなみに第一次世界大戦においてマケンゼン将軍は、一貫して東部戦線で戦い、英国とは敵対していません。

以上のような、ミステリアスな歴史に思いを馳せながら、ウイスキー・マックを愉しんでみてはいかがでしょうか。

ウイスキーミント・ジュレップ

ウイスキーミント・ジュレップは、アメリカ南部生まれのすっきりしたカクテルです。

ジュレップとは、苦い薬を飲んだ後口直しのために飲む、甘みのある飲料のことです。

生のミントの葉を使うのが、このカクテルのポイントです。

材料と用量は、以下の通りです。

●ウイスキー40ml
●シュガーシロップ10ml
●カットしたオレンジ 8分の1個
●氷適量
●ミントの若葉7枚程度

作り方ですが、まず氷を入れたタンブラーにウイスキーを注ぎます。

つぎに、ミントの若葉を7枚程度加え、スプーンでミントの若葉を潰します。

その後、シュガーシロップを加えます。

最後に、もう一度ミントの若葉を潰して出来上がりです。

ミントは家庭菜園でも、容易に栽培可能です。

氷もこだわるなら、クラッシュドアイス(細かく砕かれた氷)を使用するといいでしょう。

夏の定番と言っていい、清涼感あふれるウイスキーカクテルです。

ウイスキー・コーク

ご存じの通り、コーラとスピリッツ(蒸留酒)の相性は抜群です。

ウイスキー・コークは、ウイスキーと冷やしたコーラがあれば出来てしまう、お手軽なカクテルです。

非常に飲みやすいので、飲み過ぎには注意してください。

材料と用量は、以下の通りです。

●ウイスキー30ml
●冷やしたコカコーラ適量
●カットしたライム8分の1個

作り方ですが、まずタンブラーに氷を入れます。

次にウイスキーを注ぎます。

その後、コカコーラでグラスを満たします。

8分の1にカットしたライムをグラスの縁に飾りつけ、軽くステアして出来上がりです。

ウイスキー・コークは、バーベキューのような肉料理との相性も抜群です。

スーパーハイボール

ウイスキーといえばハイボールですが、今回はちょっとひねって、スーパーハイボールを紹介したいと思います。

ブレンデッドウイスキーでつくったハイボールの上に、さらにモルトウイスキーを注ぐという高級感あふれるカクテルです。

スーパーハイボールは、どのようなウイスキーをブレンドするかによって全く味が違ってきます。

自分にとってベストなブレンドを探すのも、このカクテルにおける愉しみの一つです。

材料と用量は、以下の通りです。

●モルトウイスキー30ml
●ブレンデッドウイスキー20ml
●冷やしたソーダ適量
●氷適量

作り方ですが、タンブラーに氷を入れます。

次にブレンデッドウイスキーを注ぎます。

ソーダをタンブラーの8割まで入れます。

マドラーで軽くステアします。

最後に、モルトウイスキーを注いで出来上がりです。

ホットウイスキー・トディ

凍てつくような寒い日におすすめなのが、ホットウイスキー・トディです。

トディとは、グラスにスピリッツと砂糖を入れ、お湯で割った飲み物のことを言います。

材料と用量は、以下の通りです。

●ウイスキー30ml
●はちみつ10ml
●レモンジュース10ml
●角砂糖1個
●スライスしたレモン1枚
●熱湯適量

作り方は、まずウイスキーをグラスに注ぎ、その後、はちみつを加えます。

レモンジュースを注ぎ、さらに角砂糖を加えます。

最後に熱湯を注いで出来上がりです。

レモンジュースがない場合は、ポッカレモンのような濃縮タイプを使ってもらってもかまいません。

また、はちみつとお酒は合います。

はちみつは、ビタミンとミネラルを豊富に含み、体に吸収されやすいという特徴を持っています。

体を温め栄養補給もしたい時に、うってつけのカクテルです。

ラスティネイル

ラスティネイルは、ウイスキーにドランブイを加えてつくる甘口のカクテルです。

ドランブイとは、ウイスキーを基本として、ハーブやはちみつを加えた甘口のリキュールのことです。

ドランブイは、2000円前後で販売されています。

材料と用量は、以下の通りです。

●ウイスキー30ml
●ドランブイ20ml
●氷適量

作り方ですが、まずロックグラスに氷を入れます。

次にウイスキーを注ぎます。

その後、ドランブイを加えます。

最後に、軽くかき混ぜて出来上がりです。

高級リキュールを使ったラスティネイルは、読書や思索にふけりたい時に飲んで欲しいカクテルです。

きっと充実した時間を過ごせるでしょう。

まとめ

ウイスキーカクテル特集いかがでしたでしょうか。

ウイスキーカクテルが、ハイボールだけではないということが、おわかりいただけたと思います。

また、意外に簡単に作れることも、ウイスキーカクテルの魅力ですね。

飾りつけのライムやレモン、オレンジにこだわる必要はありません。

あれば尚良いと言った程度のものです。

マドラーが無ければ、スプーンやフォークを使ってもかまいません。

この記事を参考にして、気軽にウイスキーカクテルを愉しんでもらえれば幸いです。

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