チェイサーって何?ウイスキーに合うチェイサーについて

ウイスキー

ウイスキーは美味しく楽しく飲みたいものです。

そのために必要なものが「チェイサー」になります。

チェイサーと聞いても、お酒を飲まない人には何だか分からないと思います。

そこで今回は、ウイスキーを美味しく楽しく飲むのに必要なチェイサーについて解説していきます。

ウイスキーを十分に楽しみたいという方は、ぜひご覧ください。



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チェイサーって何?

バーなどの飲酒店では、「チェイサー」という言葉を聞くことがあります。

初めてバーに行った時にその言葉を知らなくて、戸惑ったことがあるという方はいることでしょう。

チェイサーを分かりやすく説明すると、「水」のことになります。

そのため、店員にチェイサーのことを聞かれたら、「お水は飲みますか?」と聞かれていると思ってください。

日本では、一般的にはチェイサーを頼むとお水か炭酸水が提供されます。

ですが、バーなどの飲酒店に慣れていない人がお水を頼む時に頑張って「チェイサーください」と言うことはありません。

単純に「お水をください」と言っても大丈夫です。

では、なぜウイスキーを飲むのにチェイサーが必要なのでしょうか?

次からはチェイサーの役割について解説していきます。



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チェイサーの役割とは?

チェイサーとは、英語の「chase」からきており、「追いかける」という意味があります。

つまりチェイサーとは、ウイスキーなどのお酒の後を追いかけるということになり、お酒と交互に飲むものになります。

そして、お酒の後をお水などで追いかけることには大切な意味があるのです。

それでは、チェイサーの役割について解説していきます。

味覚を普通に戻す役割

ウイスキーはアルコール度数の高いお酒です。

その一般的なアルコール度数は、40度~45度くらいになります。

もちろん、これよりもアルコール度数の高いウイスキーもあります。

このようにウイスキーはとても強いお酒です。

そのため、ウイスキーをストレートやロックで飲んでいると、舌が痺れて風味を感じることが難しくなります。

このような時に水などのチェイサーを飲むことによって、舌を元の状態に戻し、ウイスキーの風味を再び感じられるようになります。

これらのことから、ストレートでウイスキーの風味を楽しむ場合は、チェイサーを用意しておくことをおすすめします。

血中のアルコール濃度を下げる役割

ブランデーやウイスキーなどのアルコール度数が高いお酒を飲んでいると、血液の中のアルコール濃度は一気に上がりやすくなります。

そうすると当然酔いやすくなり、ヘタすると急性アルコール中毒になる可能性も出てきます。

急性アルコール中毒になると、頭痛や嘔吐・ろれつが回らなくなる・歩行困難・脱水症状・寒気などを引き起こしてしまいます。

そして、最悪死亡することもあるため、注意が必要になります。

その注意する方法の一つがチェイサーになります。

チェイサーをお酒と交互に飲むことによって、血中のアルコール濃度を下げ、悪酔いするのを防止したり、急性アルコール中毒になることも予防することが可能となります。

また、チェイサーにはアルコールによる内臓への負担を軽減する効果も期待できます。

このようにチェイサーはお酒を楽しく飲むのには欠かせないものになりますが、お酒を飲むペースが早いと急性アルコール中毒になる確率が高まるので注意しましょう。

脱水症状を予防する役割

アルコールを摂取すると、脱水症状を引き起こしやすくなります。

それは、アルコールには利尿作用があるためと、アルコールを分解するのに水が必要になるからです。

そのため、お酒を飲み続けていると体内の水分量のバランスが崩れて、喉が渇いてくることがあります。

脱水症状を予防するにはチェイサーが最適であり、お酒でグダグダにならないためにもウイスキーなどの強いお酒を飲む時はチェイサーを用意しましょう。

チェイサーは水じゃなくても大丈夫

チェイサーは、お水や炭酸水だけというわけではなく、ジュースをチェイサーにしても問題ありません。

しかし、ウイスキーやお酒の種類によって相性が異なるので、自分が合うと思う飲み物をチェイサーとして飲むと良いでしょう。

そして、一般的にはウイスキーやブランデーなどの強いお酒を飲むときにチェイサーを用意しますが、アルコール度数が低いお酒を飲む時にチェイサーを用意したり頼んだりしても変ではありません。

チェイサーは基本アルコールの入っていない飲み物になりますが、ビールをチェイサーとして飲む凄い人もいます。

アルコールを飲んでいるのにアルコールをチェイサーにするのは変だと思いますが、ビールはウイスキーよりもアルコール度数が低いのでチェイサー代わりになるようです。

このように、メインの強いお酒よりもアルコール度数が低いお酒はチェイサーになりますが、お酒が弱い方にはおすすめできません。

おすすめできないというよりは、やらないほうが良いでしょう。

バーなどの飲酒店では、チェイサーは冷たい水を出されますが、お酒に詳しいプロの人がお酒のテイスティングをする時は、常温の水を使用します。

それは、常温の方が味覚を感じやすいためです。

そのため、しゃれたバーで常温の水を頼むと、バーのマスターからは一目置かれるかも知れません。

ウイスキーに最適なチェイサーとは?

チェイサーはお水じゃなくても大丈夫という話をしましたが、では、ウイスキーに合うチェイサーとは何なのでしょうか。

次はそのことについて解説していきます。

基本はお水・炭酸水やジンジャーエールやビールも合う

チェイサーの基本はお水になりますが、ウイスキーと合うのもお水になります。

お水といっても冷たいものからぬるいものまで様々あります。

お水の温度によりウイスキーの味わいは変化するので、ウイスキーの種類によって冷えたお水や常温のお水、ぬるいお水を使い分けると良いでしょう。

そして、ウイスキーには炭酸水もよく合います。

ウイスキーを炭酸水で割った「ハイボール」というお酒があることから理解しやすいと思いますが、ウイスキーのチェイサーには炭酸水が最適になります。

また、そのようなことから、炭酸水にレモンを加えても良いでしょう。

そして、ジンジャーエールやビールもウイスキーのチェイサーとして最適な飲み物になります。

ジンジャーエールは辛めの方が口の中をサッパリとさせてくれるので、個性の強いバーボンとの相性は良いと言えます。

ビールはお酒ですが、爽やかな炭酸があるため、ウイスキーとの相性は良いです。

しかし、お酒が弱い方はビールをチェイサーにしない方が良いでしょう。

少し変わったチェイサー

先程話した以外にもウイスキーに合うチェイサーはいくつかあります。

それは、コーヒーや牛乳や紅茶になります。

これらの飲み物の名前を聞いて、「本当に合うの?」と思う方もいるかもしれませんが、それが意外と合うのです。

コーヒー特有の酸味は、口の中に溜まったウイスキーの風味をリセットしてくれます。

しかし、アルコールと一緒でコーヒーにも利尿作用があるので、他の飲み物で水分補給する必要があります。

そして、牛乳もウイスキーと相性が良く、ウイスキーの風味と喧嘩することはありません。

コールドでもホットでも合います。

それと、紅茶もウイスキーと相性が良く、サッパリとしているので味覚を正常に戻すには最適になります。

まとめ

以上のようなことから、ウイスキーのような強いお酒を楽しく美味しくのむために、チェイサーを用意することをおすすめします。

そして、「チェイサーはお水」という決まりはないので、ウイスキーが最も美味しく感じるチェイサーを見つけると良いでしょう。

それでは、飲み過ぎには十分注意してウイスキーを楽しんでください。

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