ブランデーに合うおつまみにはどんなものがあるのか見てみよう
ブランデーと言うとまず高級酒と言うイメージがあり、ちょっと特別な時に飲むという方も多いでしょう。
普段は飾り棚に等おいておいて、特別のお客さんや特別なシチュエーションの場合に、嗜むと言った感じですね。
実際お値段的にも高価ですので、がぶ飲みをするお酒で無いことは確かです。
さてこのブランデー、楽しむ時にはどのようなおつまみと共に楽しむのがいいでしょうか。
ブランデーと言ったらやはり
ブランデーの場合製造法が他のお酒とは、一味違っているのも事実です。
ブドウ果汁を発酵させて作ったお酒ワインを、また蒸留させて作られたのがブランデーですから、手間も時間も大きくかかっているわけです。
その為にお値段の方もいささか高くなっているのは、まあ当然と言えば当然でしょう。
日本では昔と比べて、輸入物のブランデーは手に入れやすくなっています。
値段的にも、種類的にもです。
以前の固定相場制の時の輸入物のブランデーは、本当に一般庶民には手のでない値段でした。
筆者の父親が、仕事関連でもらったというブランデーを大事に飾り棚に仕舞っていたのを、今でも憶えています。
何かの、新年とかそういった特別な日に、少しだけなめるような感じに飲んでいたのも、記憶にあります。
まあこの飲み方自体、ブランデーの正しい飲み方でもあるので、その点は今となっては特にどうと言う事もありません。
ただ子供心には、あれは取っても高価なお酒なんだなあ、と心に刻まれたわけです。
ブランデーは高級酒と、インプリンティングされたわけですね。
勿論今ではもっと、手軽に飲めるお酒になりましたが、それでもやはりコンパなどでがぶ飲みするお酒ではないと言うイメージは、健在でしょう。
ブランデーの甘味と香り
ワインは軽くたしなめるお酒です。
特に食事中に、食事と一緒に飲むお酒として認知されています。
実際フランスなどだと、ミネラルウォーターの方が食事の時に頼むと値段が高い、等と言う事もあります。
ビールよりもお洒落で、ちょっと女性的でと言ったイメージですね。
アルコール度もそこそこなので、お酒に極端に弱い人でない限り食事の時だけでなくちょっとした集まりなどでの軽い飲み物として出されたりもします。
ブドウの自然な甘みも加わって、舌に優しいお酒とも言えるでしょう。
これを原材料として蒸留させて作られたのが、ブランデーです。
蒸留させることによって、甘みも香りも一層練れたものになっています。
特に香りは、ブランデーは香りを楽しむお酒とも言われるように、馥郁たる香りを提供してくれています。
また舌に残る上品な甘みも、その魅力の一つです。
単に飲むだけのお酒ではない、と言うのがブランデーなのですね。
ブランデーに合うおつまみとは
そんなブランデーに合うおつまみは、どんなものでしょう。
ゆったりと時間を楽しむようなお酒に合うおつまみは、一体どんなものがあるのでしょうか。
ブランデーにはチョコレートが合う、とはよく言われることですが他にどんなおつまみがおすすめなのか、ちょっと見てみたいと思います。
ちょっと面白いことに、甘みのあるお酒であるブランデーに合うおつまみが、チョコレートを始め甘いものが多いと言う事です。
勿論塩気のある物でおすすめもありますが、甘味に甘味と言う組み合わせも中々興味深いものですね。
甘いものでブランデーに合うおつまみ
代表的なものではチョコレートですが、他にも色々とあるので試してみてください。
ブランデーと言えばこれチョコレート
ブランデーをあまり飲まない人でも、ブランデーにはチョコレートと言うのは聞いたことがあると思います。
実際チョコレートを口に入れてブランデーを楽しむと、味がいっそうまろやかに感じられることも事実です。
このチョコレートを選ぶ基準として、カカオ濃度の高いものを選ぶのがおすすめです。
カカオはチョコレートの重要な原材料です。
これがチョコレート独自の味わいと、苦みを提供してくれているのです。
そしてこのカカオの苦みが、ブランデーの味をいっそうまろやかにしてくれるのです。
なので、ブランデーのおつまみとしてのチョコレートは、ミルクチョコなどでは無くカカオ濃度の高いチョコレートにすると、いっそうブランデーの味わいが増すことになります。
またカカオには、活性酸素を除去してくれる働きや血行を良くしてくれる働きもあります。
結果お肌の状態も良くなるわけで、女性には嬉しい成分ですね。
チョコレートをつまみつつブランデーを楽しんで、肌も綺麗になれるのは一鳥二石とも言えるでしょう。
ただし、高カカオのチョコレートは脂質量が普通のチョコレートよりかなり高いので、食べ過ぎには注意です。
ブランデーもチョコレートも、嗜むと言った楽しみ方で行きましょう。
ドライフルーツもブランデーのお供に
ドライフルーツの甘味も又、ブランデーの味わいと相乗効果があります。
元々がブドウと言うフルーツから出来ているお酒です。
フルーツ同士相性がいいとも言えるでしょう。
またドライフルーツは栄養も豊富で、古くは壊血病の予防に船の食料品として積まれていたとも言います。
そんな栄養のある食べ物の上、普通のフルーツを乾燥させたものですから、水分は激減されています。
フルーツの水分で身体を冷やすことも、回避できると言う事です。
ブランデーに合い、しかも栄養も豊富に気軽につまめるという点で、これもおすすめのおつまみになります。
選ぶ際の注意点としては、添加剤や砂糖の有無を調べてから購入しましょう。
フルーツの果糖はただでさえ吸収が良いのに、そこに砂糖まで加わると言うのは避けたいところですね。
塩気のあるものでブランデーに合うおつまみ
口の中が甘くなれば、塩気でちょっとそれを抑えたいという欲求は誰しもあるでしょう。
また昔よく言われていた、スイカには塩と同じことで、甘味を塩気で強めることも可能ですから、それを目的にも出来ます。
ナッツも意外とブランデーに合います
ビールのおつまみとしては定番のナッツですが、これもまたブランデーに合うおつまみの一つです。
ブランデーの甘味を引き出したい人の場合、少し塩味の強いナッツがおすすめです。
塩豆など、実際に塩を加えてあるナッツだと、その塩気がブランデーの甘味をより引き出してくれるでしょう。
舌に残るブランデーの甘味をちょっと抑えたい方は、塩を加えていないナッツ、アーモンドやピスタチオなどがいいかもしれません。
食物繊維や栄養素も豊富なナッツですので、栄養補給にも便秘の解消にも役立ってくれます。
とは言えカロリー量も高いのは事実ですので、こちらもまた食べ過ぎには注意ですね。
チーズもブランデーには中々
チーズと言うとこちらは、ウイスキーと言う答えが返ってくるかもしれませんが、これもブランデーによく合うおつまみです。
と言うのはその塩気の活躍は勿論ですが、考えてみればブランデーは食後酒としても飲まれているお酒だと言う事です。
欧米のフルコースのデザートの最初の物として、チーズが出てくるのは皆さんご存知の事と思います。
この時に食後酒としてブランデーを注文する人もいるでしょう。
つまりこの点でも、ブランデーとチーズの相性のいいことは明らかです。
チーズにも各種ありますので、塩気の強いもの弱いもの、香りの強いもの少ないもの、あれこれと試してみるのもいいでしょう。
意外とブランデーの香りとも、相性がいいのを発見できるかもしれません。
要はおつまみと言うものは
幾つかブランデーに合いそうなおつまみを上げてきましたが、結論としては一つです。
ご自分の舌を信じて、おつまみを選ぶことです。
一番ご自分の舌に合うブランデーと、その味を引き立ててくれると思えるおつまみを選ぶのが、ゆったりしたブランデータイムを楽しむための一助です。
とは言え、時間と香りと味わいを楽しむのが、ブランデーと言う飲み物です。
そのゆったりとした時間の演出に一味添えるおつまみであること、これだけはお心にとめておいていただきたいと思うのです。
まとめ
お酒と言うものは楽しく飲むのが一番です。
特に高級酒の場合、楽しめなくてはお酒に対しても失礼と言うものです。
高級酒の代表とも言えるブランデーを楽しもうと思った場合、主役のブランデーを支える脇役のおつまみにも、また心砕きたいものですね。
素敵な時間の演出の一つに、おつまみと言う脇役の活躍を期待して見てはいかがでしょうか。