ブランデーの炎を楽しむレシピを紹介します

ブランデー

カフェロワイヤル

芳醇なよい香りがするブランデーは、そのまま飲んでももちろんおいしいのですが、他の飲み物やお菓子に香りを移して楽しむこともできます。

その場合、ブランデーに火をつけてから香りづけすると、お酒に弱い方でも楽しめますし、見た目にも楽しい演出をすることができます。

消毒薬を見ればわかりやすいですが、アルコールは揮発するものなので、ブランデーのようにアルコール度数が高いお酒は比較的簡単に火をつけることが可能なのです。

パーティーのとき、ちょっと特別な気分ですごしたいときに楽しめるレシピを紹介します。



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1.カフェロワイヤル

フランス発祥のコーヒー。

ナポレオンが好んだというエピソードを持つ幻想的なコーヒーです。

コーヒーバリエーションとして飲まれることもありますが、コーヒーを使ったカクテルとして飲まれることもありますね。

作り方は、コーヒーカップに角砂糖をのせたスプーンを渡し、砂糖にブランデーを染み込ませて火をつけます。

マッチは焦げ臭くなることがあるので、ライターなどの方がいいでしょう。

カップのふちに引っ掛けやすいように先端に突起がついた、専用のロワイヤルスプーンを使うとやりやすいです。

火が消えたらそのまま角砂糖をコーヒーに溶かし、ブランデーの香りを移して飲みましょう。

火が消えるのを待たずに入れてもOKです。

アルコールが残っていると少し味わいが違いますから、ここは好みで選んでかまいません。

ブランデーが冷たいと火がつきづらいので、スプーンを直前に温めてアルコールが揮発しやすくすること、火が見えやすいように明かりを落とすのがポイントです。



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2.リューデスハイマーカフェ

ドイツにもカフェロワイヤルと似たレシピがあり、リューデスハイマーカフェ(Rüdesheimer Kaffee )と呼ばれます。

リューデスハイマーはドイツの地名のようですね。

発祥の地でしょうか?
熱湯で温めておいたコーヒーカップに角砂糖を3個入れてブランデーをたっぷり注ぎ、火をつけます。

カップを温めるのは、カフェロワイヤルでスプーンを温めるのと同じ理由です。

しばらく燃やしたらコーヒーを注ぎます。

正式にはその上にホイップクリームと削ったチョコレートをのせますが、省いてもよいと思います。

個人的には、コーヒーやブランデーの香りを消してしまうので、ない方がおいしい気がしますね。

見た目の演出性を重視したカフェロワイヤルに対して、こちらは作りやすさを重視したレシピという感じで、それぞれのお国柄がうかがえます。

カフェロワイヤルは作るのにちょっとコツがいるので、最初はこちらからトライしてもいいですね。

3.ベイクドアラスカ

こちらは飲み物ではなく、アイスクリームデザートです。

スポンジケーキの上にアイスクリームを乗せ全体を泡立てたメレンゲで覆います。

高温に熱したオーブンに短時間入れるか、またはバーナーで表面をあぶってメレンゲを焼き固めると、できあがりです。

メレンゲが天然の断熱材の役割をするので焼いても中のアイスクリームは溶けません。

ほかほかしたメレンゲの中から冷たいアイスクリームが登場するという、面白い味わいが楽しめます。

仕上げに熱せられたメレンゲにブランデーをかけ、すばやく火をつけると、デザート全体が炎に包まれます。

見た目のインパクトが大きいので、披露宴のデザートとして最近は人気のようです。

作り方はシンプルなので、自宅でのパーティーでもできますね。

その場合は、熱したスプーンにブランデーを入れて火をつけ、そのままメレンゲの上にかけると、失敗が少ないのでおすすめです。

まとめ

アルコール度数が40度以上ある蒸留酒は全部火がつきますから、上で紹介したレシピは、ブランデーだけでなく、ウイスキーやウォッカでも作ることができますよ。

お酒を変えると違った風味がつきますから、いろいろと試してみてはいかがでしょうか。

ひとつ注意してほしいのは、火をつけるお酒の量を多くしすぎないことです。

アルコールを燃やすわけですから、意外と大きな火になってしまうことも……。

そこにだけ注意して、炎の演出を楽しんでください。

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